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kendioftheworld
『ちむどんどん』第30回 家族のよいところとそうでないところ
1972年、沖縄復帰の年に上京した比嘉暢子。イタリア料理店に就職も決まり、横浜鶴見で下宿も見つけて、新生活が始まります。
ゴーヤチャンプルーがここででてきた
週タイトルのゴーヤチャンプルーを消化する金曜日。幼いころ、苦いから食べられなかったゴーヤを、暢子が克服した思い出が語られます。微笑ましい場面でかつ重要。
女は家を出るけど、幼い頃の思い出を持ち続けること。
ずっと家族だよ、一緒だよ。それって甘ったるくて素晴らしいようで、実はそうれだけでもないとわかる回。にーにーと再会した暢子はうれしそうだけど、金を持ち逃げして競馬で使うわけでして。思えばにーにーの借金のために、良子は縁談を決められそうになるわけでして。
家族って残酷でもありまして。
煮え切らない石川と、吹っ切る智
良子の縁談は、結局そうなるのかと。良子は生真面目だから、もう答えは出ていて。ただし、劇中は過渡期。家族ではなく自分の気持ちで結婚相手を選ぶ時代だという、そんな葛藤はあるわけで。
それこそロマンチックに石川が止める展開を期待したのだろうけど、そうはならない。前から煮え切らなかったもんね。駆け落ちをする自分たちの親世代のようなこともできないし、かといって責任も負いたくないし。
石川が結婚式に乱入! そんなネタつぶやきもみたけど、良子の性格からしてそういうこともないとは思いますが。
一方で、歌子も智が鶴見に行くことを決めてしまい、動揺しています。歌子の澄んだ歌声と愛くるしいたたずまいだけでも甘くなっちゃいますけど、実際、この人は善良です。
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