見出し画像

かぼちゃとゆず湯。

今日は12月22日。今年も残りわずかとなりましたね。
日めくりを毎朝めくっていると、もうこんなに少なくなってる…!と毎年ちょっとおどろきます。そのぶん、今年も頑張ってきたんだなあと少しいとおしくなったり…。

日めくりには、今日から「冬至(とうじ)」と書かれていました。
冬至は、二十四節気のひとつ。二十四節気のことはよく知らないよ〜という方でも、冬至という言葉は聞いたことがあるのではないでしょうか。

二十四節気は、1年を24等分した季節の名前です。毎年12月22日ごろから1月5日ごろが冬至になり、日が照っている時間が1年の中でもっとも短くなります。なんだかとても寒〜いイメージですね。

画像3

そんな冬至の日には、無病息災を願ってかぼちゃを食べ、ゆず湯につかり体をあたためる昔ながらのならわしがあります。かぼちゃの旬は本来夏ですが、保存がきき長持ちする野菜ということで、冬の栄養源として大切にされてきました。
かぼちゃにはβ-カロテンやビタミンCなどが豊富に含まれていて、風邪の予防や冷え性に効果抜群です。美味しいだけではなく、身体にもとても優しいんですね。

画像3

冬至のならわしの中でも、一般的なのがゆず湯ですね。冬至のゆず湯を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。
もちろん私もその1人で、いい香りのゆず湯にのんびりとつかるのを毎年楽しみにしています。

ゆずの成分には血行を促進し、体をあたためてくれる効果があります。なので、冬至の日にゆず湯に入ると、風邪を引かないといわれています。さらに、美肌効果も期待できます。ゆずに含まれているクエン酸、ビタミンCなどの成分が、乾燥して荒れがちなお肌をしっとりとさせてくれるのだとか。

画像3

日の照る時間がもっとも短くなる冬至は、「陰」の気が極まるとされています。でも、この日から少しずつ日が長くなり、「陽」の気が回復するスタート地点ともいえます。

冬至を境に昼が長くなり、新年が訪れ、春がめぐり来ることを「一陽来復(いちようらいふく)」といいますが、この言葉にはこれから運が上がり、物事がよい方向へ向かうという意味があります。この日を境に、気持ち新たにスタートする日としてもふさわしいですね。

いいこともそうでないことも、今年もきっといろんなことがあったと思います。今日は栄養たっぷりのかぼちゃを食べて、ゆず湯であたたまりのんびりと心身を休めてくださいね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?