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BANZY/53組

そのタイトルは「バンジー」

寺坂トモヒロ 作詞・作曲のオリジナル曲

16年前に生まれ、ライブ会場を沸かせた名曲がアコースティックに生まれ変わり満を持しての登場だ。

バンド形式のライブではトリに演奏されることも多く、サビの部分では会場全体がシャウトし
両掌を空に掲げて、大きく手拍子をした。

汗だくでギターを手放しステージから観客をあおりまくる、そんなロックなナンバーだった。

チバドン使用ギター:ファンダージャパン ストラトキャスター
テラキュウ使用ギター: ギブソンJ50

この曲の音源は公には残っておらず、当時ライブ会場にいたファンの記憶にしかもはや残ってはいない。

それでも僕の記憶に残るあの印象的だったサビの部分は、大きく改変されていた。
あおりの部分は横文字になり、居たものが消えていた。

まさに「新生・BANZY」といったところだ。

チバドンのギターはロック調で、当時の面影も残しつつ。
テラキュウのサビ部分のがなり声はブルース調にも聴こえる。

Aメロ・Bメロでは相変わらず不可解な日本語を丁寧に歌い
整えられたサビでは、ロックのシャウトとは異なる激しさもあった。

正直なところ、アコースティックギターを抱えて歌う「BANZY」は全く想像できなかったけれど。
ふたを開けてみれば、あの頃よりもずっと魅力的な。
新しい音楽になっていた。

想像の上をいく、53組の音楽はやっぱり面白い。

Free Talk」も、進化を続けている。
もはやツッコミさえ失われ、僕が知る日本語で表現するならば
不条理」(シュールともいうよね←だいぶ好き)

53組にぴったりの名言を最後においておく。

Don’t think, feel.(考えるな、感じろ)/ブルース・リー」

想像の斜め上をいくよね~(笑)

written by NORiX

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