待ちに待った(?)移籍期間間近!みんなでおさらいしてみよう!

みなさん待ちに待った(?)楽しみな(?)移籍ウィンドー解禁まであとわずか!
(すでに移籍発表がされているものもありますね!)
そんな中今回は、みんなで移籍についてのおさらいをしよう!
という内容です。
※専門家でもなんでもないぺーぺーが調べた結果をまとめただけなの、事実と異なる事などあれば教えてください!

さらに!

次回はヴェルディの移籍展望を個人的見解モリモリでお送りしようと思いますので、そちらもぜひ!

さて、今回の目次です。

1.そもそも移籍って?
2.今季の夏のウィンドーはいつから?
3.その他に知っておくと良いシリーズ
4.伝えたい事
5.後述

1.そもそも移籍って?

そもそも移籍ってなんだろうね。ということで、

引用 Wikipedia

こんなことはわかってる!という方がほとんどでしょう!

ただ、業界によってその形態は大きく異なります。
野球とサッカーの比較がよりわかりやすいです。

■プロ野球(NPB)

引用 http://football-for.com/about-jleague-03/

保留制度といって、【保有権】を球団が持ってる場合、移籍を目的とした交渉、練習参加など一切出来ない。
交渉、練習参加などの権利を得る為には、一定数出場選手登録される、フリーエージェント権(FA権)を得ることで、可能になる。
ということ。

■サッカー(Jリーグ)

引用 http://football-for.com/about-jleague-03/

対するサッカーは、契約満了であれば自由に移籍できる。
ということです。
ただし、チームとの契約期間中であれば、
・両チーム間で契約解除金(移籍金)について合意
・選手本人も合意
ということが条件です。

→このことからわかるように、契約解除金(移籍金)はチームに支払われます。

契約解除金は選手との労働契約とは別ですので、
それとは別に、選手にも年俸という形で報酬を支払うことになるわけです。

2.移籍の種類

キーワードは【保有権】
どのチームが保有しているか。どのチームの選手ですか?ということが重要です。
言わば保有権争いな訳ですね!

①完全移籍(契約残あり)
契約期間が残っている選手を完全に買い取る。という形の移籍です。

【保有権】を移籍金(契約解除金)を払って買い取る。
かつ、年俸や待遇面で選手が納得する。
という大きく2つのステップを踏まえて実現する移籍です。

①'完全移籍(契約残なし・フリー)
契約期間が満了し、所属先の無い選手を獲得する形の移籍です。

この場合は、【保有権】を持っているチームがないので、移籍金(契約解除金)は発生しません。
選手が、年俸や待遇面で納得出来れば実現します。

ここで言う(契約残なし)は、翌年の契約の事を指しますので、現状チームに属していても、翌年の契約を結んでいない選手はフリーとなり、チームを解さずに交渉可能になります。

例)
現所属チーム →   契約更新オファーor満了
他チーム   →   獲得オファー
1人の個人事業主として、チームを選ぶ権利が発生する訳です。

②レンタル(ローン)移籍
→大きく3種類に分かれますが、基本として
【保有権】の買取ではなく、レンタル料と移籍金(年俸÷残り契約月の金額)を支払って、選手を借りる形です。
その選手が、レンタル元チームの契約期間内で、借りることができます。
例)
契約期間 1年 
半年経過後にレンタル
→最大で半年間までレンタル契約可能 その後はフリー

・レンタル(ローン)移籍
→上記の通り

・買取オプション付レンタル(ローン)移籍
→上記のレンタル移籍に加え、レンタル期間経過後、買い取りオプション(移籍金)を支払う事で、【保有権】を獲得する形。
レンタル+完全の複合系

例)
残り契約期間 1年半の選手
レンタル期間 半年+買い取りオプション 1年

となると、レンタル期間の半年分の年俸を支払う+半年経過後に、両チーム間で合意した契約解除金(移籍金)を支払う事で、買い取る事が出来る。
(オプションは、レンタル契約時に決めるが、行使するのはレンタル終了後に判断可能。行使に猶予があるため、半年様子を見て判断出来る。)

よく、日本人選手が海外に初挑戦する場合に適用される事が多い。
判断する猶予があるのでメリットが多い。

・育成型レンタル(ローン)移籍
基本ルールは一緒だが、唯一違うことは
【保有権】を持つチームが、レンタル期間中であってもその選手を呼び戻す事が出来る。というものです。
23歳以下の選手にのみ適用可能。
ウィンドーと関係なく登録可能。

レンタルとして放出後に、レンタル先での活躍を見て、「やっぱり返して!」と言える契約
上記2つのレンタルは、同じことをしようとすると契約解除金の支払いが発生します。

・その他の金銭契約
【移籍金】【年俸】の他にも金銭契約を結ぶ場合があります。
【勝利給】【出場給】【得点給】【セーブ給】などの様に、プレーしたことやその内容に対してのボーナスを支払われる事があります。
移籍の駆け引きをする中で、この辺りのボーナスを使うことで残留につながったりします。

契約事なので、これ以外にも様々な形ありますが、基本的にはこんな感じでしょうか!

3.今季の夏のウィンドーはいつから?

https://www.jleague.jp/sp/news/article/21365/

上記の通り、7/15(金)〜8/12(金)までの約1ヶ月間です!
ちなみに移籍ウィンドーは、「選手登録期間」であって移籍とは切り離されたものです。
移籍交渉を完了したものを登録する期間。であり、移籍交渉は野球と違い、いつでもできるわけです。
移籍の話はいつ、何時進んでるかわからないのでもしかしたら既に決まってる移籍があるかも、、、?
(追記:既にされ始めてますね!ただ、育成型レンタル以外の移籍の選手が出場できるのはこのウィンドーの解禁後になります)

■その他覚えておいたら良いシリーズ
・連帯貢献金
Jリーグ以外のクラブへ移籍するたびに、その選手が12歳〜23歳までに所属していたすべてのクラブに移籍金の5%が分配されます。移籍金の発生しないフリー移籍は未該当。
中学生年代や高校時代の所属チームにも入るので、最高の恩返しですよね!

・ホームグロウン制度
以下の通りです。
簡単に言うと、自前で育てた選手を指定の人数以上持たないとダメだよーというルール
J2 J3にも今季から適用されました。
ということで、育成出身選手はその他の選手と比べ、【保有権】を手放されにくい。ということです。(ヴェルディみたいに育成出身ばかりだとそんなことないが、、、)

https://www.jleague.jp/sp/aboutj/homegrown.html

・二種登録/特別指定
二種登録は、主に下部組織の高校生(2種)を公式戦に出場させるために登録する事ができる。

特別指定は、主に大学生(1種)の選手で、来季の加入が内定した選手(学年は関係ない)を、来季を待たずして特別指定選手として今季公式戦に出場させる事ができる。
→学生選手が、もしかしたら最高の補強になるかも、、、!?
現浦和で当時横浜FCだった松尾選手なんかはその例でしたね!

・移籍は誰が決めるの?
基本的には、
チーム→強化部(強化部長・スカウト・GMなどチームや案件毎に様々)
選手→代理人(エージェント)
であるとされています。

監督・選手間で交渉がなされる訳ではない無い事がほとんどです。
またチームによってですが、基本的には監督に獲得の意思決定する権限がない場合が多いので、監督の理想の選手・チームが集まるとは限らない場合があるのもなんだか複雑ですね。
監督も、知らぬ間に選手が増えてる!とかなるとそれはそれで大変そう、、、
監督側からリクエストしたり、強化部側から相談があったりというのもありますが。

4.このnoteを通じて伝えたい事

私がこのnoteで伝えたい事は、情報に踊らされずに、一喜一憂しすぎずに、事実に基づいて考えるべきだと思う。ということです。
(もちろんこのnoteにも踊らされないでほしい)
冬のストーブリーグが特にそうですが、SNSなどでソースの無い移籍情報が流れ、それに一喜一憂したり、契約内容やその裏側は公開されていないのに、ああだこうだと言ってしまったり、必要以上に疲弊してしまうな。と考えます。

また完全移籍=「裏切り者」的な風潮があります。
本当にそうなのでしょうか。
日本では契約期間や内容についてオープンになる例が非常に少なく、閉鎖的です。
要するによくわからないわけです。
本当に裏切り者なの?
そんなこと言ってしまって大丈夫?
と思うわけです。

ここでは、主な完全移籍パターンを紹介し、踏まえて考えてみます。

【パターン①】
選手→契約最終年
現所属→更新オファー提示
他チーム→加入オファー提示

契約最終年になると、フリーになる選手に選択権があります。
(1年以上残っていれば選択権はチームに移る)
(厳密には違うけど許してください。うまく伝えられん)
その中で、年俸や待遇などを鑑みて他チームへの移籍を選んだとしましょう。

この場合は、裏切り者論は理解できなくもないですね。

【パターン②】
選手・現所属→契約残あり
他チーム→加入オファー提示

この場合、現所属チームがオファー相手と移籍金について交渉。
合意となればオファー相手と選手本人の交渉
選手が給与や待遇面などを鑑みて選手が判断します。

まぁこのパターンで移籍を選んだとしたら、裏切り者と言われてもしょうがないかもしれないですね。お金勝負。

【パターン③】
選手→契約最終年
現所属→満了提示
他チーム→加入オファー提示

この場合ももちろんフリーになる選手に選択権があります。
ただ、現所属チームからは満了提示(戦力外通告)をされているので、現チームに残る。という選択肢は無くなります。
チームに移籍金を残したくとも、契約を切れの為フリー移籍となる。

またこの場合にも
【完全移籍】と【契約満了】という2つの異なる形でリリースが出される場合があります。

③パターンの場合【完全移籍】とリリースされるでしょう。
ただ、他チームからのオファーも一定以上なかった場合は【契約満了】としてリリースされるでしょう。
この時点で、契約は切れたがチームが決まっていない状態のことであるだろう。

③の場合も①②と変わらず、完全移籍として発表される場合があるとすると、完全移籍=裏切り者とするのはどうなのか。
残りたかったけど残れず、移籍するしか無い状況。
絶対に裏切りではない、、、
その辺りが不明確な日本の移籍市場なので、やはりああだこうだと言うものではないと思います。

5.後述

証拠不十分なものを叩いてしまうことほど愚かなことはない。
日本の移籍市場は証拠不十分なものばかり。
不用意な発言は選手を深く傷つける場合があるこで、注意したい。
また、選手も個人事業主ですので、市場価値や年俸を高めたくて当然なはずです。
その理解をするだけでも見方は変わるかも、、、

みんなで正しく理解を持って臨むことで、より移籍というものを楽しめると思います!
あとはチームを信じましょう!

次回!ヴェルディの私的移籍展望!
お楽しみに!

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