富士経済、家庭用マスク、ハンドソープの2031年市場規模を予測

おはようございます。マスク、ハンドソープの市場予測となります。
 
富士経済は、「2022年版 家庭用国内衛生関連品市場調査」を発表しました。
家庭用マスクの国内市場は、2021年が2930億円(2020年比26.8%減)、2031年が660億円(2020年比83.5%減)を見込んでいるようです。
21年もコロナ禍は続いたが、一定の家庭内在庫を確保した上でのブランドスイッチを含めた追加・継続購入が多く、購入量・ペースが落ち着き、新たな使用シーンも期待しにくくなったことから市場は縮小となりました。
今後は、コロナ対策としてワクチンや治療薬の研究開発などが進むことで、習慣化された通年着用から徐々にマスクをしない生活への回帰が進み、需要はコロナ流行前の規模に向かうと予想されます。
需要の減少に伴い縮小推移をたどるが感染予防の継続や、個性を重視する消費者ニーズも顕在化しており、機能性やファッション性を備えた商品が投入され1枚当たりの単価がアップすることにより、31年見込みはコロナ流行前(2019年)の1.6倍となる660億円規模が予想されております。
家庭用ハンドソープの国内市場は、2021年が250億円(2020年比22.4%減)、2031年が240億円(2020年比25.5%減)を見込んでいます。
21年は衛生意識や手洗い習慣は高い水準を維持しているものの、家庭内に在庫があることや、コロナパニックに陥っていた前年に比べて使用頻度や購入量・ペースが落ち着き、市場は縮小しました。
上位トイレタリーメーカーが認知度の高いブランドで機能面のテコ入れを行っており、高機能・付加価値訴求商品の需要は堅調だが、感染症対策需要が減少することから市場縮小が予想されております。
感染症対策需要の減少は26年頃に下げ止まり、以降高機能・付加価値訴求商品がけん引し、市場は微増に転じると予想されております。
31年の市場は20年比25.5%減の240億円(コロナ流行前(2019年)の1.4倍)を予想しているようです。

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