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『フリーエージェント社会の到来』を読んで考えた教育のこと

こんばんは。
今日は遠出をしたら疲れてしまったので、短めの更新です。

こちらのVoicyで木下斉さんが紹介されていた『フリーエージェント社会の到来』を読みました。と言っても400ページを読む時間が持てず、途中からは章ごとのまとめを読んで、気になったところを読み返す形で(無理しないが一番)

私のアンテナに引っかかったのは、フリーエージェントとホームスクールの共通点でした。

レゴの積み木遊びに夢中になっている5歳の女の子がいるとする。毎日長時間、 農場や動物園、飛行場、宇宙船など、手の込んだ「建築物」を作って過ごしている。友達が遊びに来て一緒に「建物」を作る事もある。この子は誰かに指図されてレゴ遊びをするわけではない。(中略)在宅教育の子供たちはこういう風にして物事を学ぶのだ。
 しかし、ここでお節介な大人が首を突っ込んで、レゴ遊びのやり方を教えてやるとしたらどうなるのだろう? (中略)同い年の5歳の子供を集めて、同じことをやらせるかもしれない。全員一緒に、一斉に同じものを45分間作らせて、成績をつけて、1番点数のいい子供に賞品をあげるかもしれない。そうなればすぐに、5歳の女の子はレゴに対する情熱を失ってしまうに違いない。この後の作品は創造性がなくなり、学習効率が悪くなるだろう。これが従来の学校でやっていることなのだ。
 善意の大人たちは、遊び、学び、自分で何かを発見していくという自由を子供から奪ってきた。これでは主体的に学ぶことも楽しく学ぶこともできない。(中略)多くの研究者によれば、子供でも大人でも、学校や職場、家庭で自由が奪われ、処罰のシステムを押し付けられると、やる気を失い、学習や仕事に喜びを感じなくなるという。これは第5章で説明した自由と安定の関係似ている。自由は何かを学ぶための回り道ではなく、近道なのだ。

ダニエル・ピンク著『フリーエージェント社会の到来』より引用

「日本の義務教育は個性を潰し、黙って従うのを良しとし、苦手なことの底上げを強いられる。本来は得意なこと、好きなことを伸ばすことが必要」と言った意見をインターネット上で見かけます。
概ね私も賛同しますが、教育機関(学校)だけでなく、私自身も子供の自由を奪っている一員なのだなと痛感しました。

例えば大人の事情で行動に時間制限を設けたり、
学校の宿題をやらせたり(出される量が毎日多くて本当に困ります)

え?そりゃあ全部子供の好き放題に出来るわけないでしょっていうのも当然なんですが、何だろう…自分が子供の頃嫌だったことを再生産しているのではと思うときがあるんですよね。子供が年を重ねるごとにコントロールをしたくなってしまうんだと思います(小学校に入ってから一層)

自分もフリーエージェントに向けて行動していくのなら、子供に対しても思考を変えていく必要がありますね。

今日はこの辺で。最後までお読みいただきありがとうございました。


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