【創作文】アルはチューするためにいる
(352字)
ライライライライ
嘘を忘れるための虚構には休符が無くて
排水溝が溢れ出して
汚い床には踏み込めない
味のない舌を絡めて
白濁を布に垂らして
月まで飛ばした目線と
まるで複製されたような同じ声
それを指先でなぞってからまた飲んで
今日も変わらず飲まれ買わされ流されて
おい、いつからニコチンがチェイサー席に戻ったんだ
背丈も色もバラバラの花を飾って
それを見ながら遊んでいたら
自分じゃない誰かの髪が抜けるから
頭皮のことは考えたくない
そういう逃避
問う秘
糖の日 贅の二区
それがいつもの24時
***
いつも口から酒と、イヤフォンから音楽を同時に摂取しているときに創作するんですが最近はさらに量が増えました。それを中編作ってるせいにする。
え? 体についたのは贅肉じゃないよ、運だよ。カロリーは音楽で相殺されてゼロになるんだよ。
とても嬉しいです。ありがとうございます!!