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なりたかったもの

〈それ、SnowManにやらせてくださいSP〉を見た。
ニノの番宣満載だったけど、嵐好きだし、先輩と後輩が絡んでいるのを見るのが好きだから楽しく見た。
ゲームコーナーの後にあった居酒屋対談。
先週からの予告でそれなりに界隈がざわついたけど、それはまぁそれなりの
繊細な話が含まれているからであって、あの事務所の人を応援している人にとってはとても興味深い内容。
まぁテレビなんで多少の演出と本当にヤバめ部分はカットされているだろうけど。
ニノだから聞ける、言える、教えてもらえるっていうのはあったはずなのでこの対談は私としては面白かった。

昨年、事務所内のタレントがそれぞれがそれぞれに自分の位置の確認、
自分の気持ち、今までのやり方、これからやりたいこと、メンバーの意思
などなど身の振り方を考えたと思う。
そして、それぞれが決断した1年。
しかしながら、なにかしら今現在、事務所と関わりを持った人たち=
残った人たちは本当にSnowManのみんなが言う「事務所が好きだった」
なんだと思う。
私もあの事務所の縦と横関係、伝統が大好きだし、彼らが誰に左右される
ことなくそれぞれが自分のやりたいことやグループとして残る、
エージェントを今の事務所で!!と決めたことが私はとても嬉しい。

途中で予告でもあった界隈が少しざわつく話題が…
そう、タッキーこと滝沢くん。(注:以下タッキーって呼びます)
彼は◯ャニーさんの右腕と呼ばれていたし、実際そうであり、本人もそうだと思っていたはずだ。
芸能界を引退してまで◯ャニーさんに尽くしていたのに突然事務所を辞めたのは当時、誰もが「なんで?」と思い、呆気にとられたはず。
そして退社当時全否定していたのにもかかわらず、新しい芸能事務所を
設立し社長になった。
そこへ、IMPや三宅健くんや平野紫耀くん、神宮寺勇太くん、岸優太くん、
北山宏光くんと旧事務所から退所した人たちが続々とタッキーの元へ
集まった。

この間のFNS歌謡祭では平野くんたちのNumber_iとSnowManが横並びに
なったこと、歌い終わりの演出などへの旧事務所担たちの"同じ画角に収めるな"的なざわつきがまぁまぁなものだった。
これ、私もSNS見たら流れてきたけど、ざわついていた人たちのモヤる
気持ちはそれなりにわかる。
対してNumber_iのファンの「別にいいじゃない!!」という言い分も薄っすらだけど理解はできる。
まぁNumber_iの今のファンの多くは、基本的に【ichiban】【ツキヨミ】
あたり、退所前後からのファンが主だと私は思っているので、それまでの
キンプリとしての事務所的位置やプロセス、コンセプト、各メンバーを深く見てないだろうから余計に分かり合えないから拗れているのかも。

私が思うに…滝沢くんは本当に〈〇ャニーさんになりたかった〉んだと
思うのだ。
きっと〇ャニーさんのカリスマ性ややり方、統率力が自分にとってとても
影響力があって、尊敬もあって憧れで、究極彼になりたいと思ったのかも。
今の男性アイドル時代を開拓し、牽引し、先見の明があり、多くのスターを見極め、生んできたその凄さは誰だってわかっていたけど、近くにいた
彼こそがいちばん分かっていた。
でも、その憧れの人が旅立ってしまったあと、きっと相当な空虚感があっただろうし、社長や時代が変われば会社の中身ややり方も変わるのは当然。
今までの社長=自分のやり方、やりたいことは窮屈になってしまった結果、彼は退職を選び、自分のやりたいようにできる場所を作ったような気がする。
自分が〇ャ二―さんになっての前事務所(=自分が謳歌していた時代の頃)を復刻させたいのかもしれない。

そして私が思うに…平野くんは本当に〈〇ャ二―さんに会いたい〉んだと
思うのだ。
旧事務所時代から元々〇ャニーさんをとても大事に思っていたし、
また〇ャ二―さんもまたタッキー同様、とてもよく面倒を見た中の
ひとりだったんだと思う。
タッキー同様何をやってもやりたいようにさせてくれ、肯定してくれた。
(そのひとつが直談判によりデビューをしたことだなぁ)
デビューしてからも彼からたくさん〇ャ二―さんの話を話を聞いた。
〇ャ二―さんが旅立った時には大型歌番組で悲しい気持ちをわざわざ歌詞を変えて歌った。
だから彼もまた〇ャ二ーさんが旅立ったあと、相当な空虚感を味わった
ひとりだったのではないかと私は思う。
何をしてもやり方や反応を比べてしまったのかもなぁって。
いつも見守り、アドバイスをしてくれ、自分を全肯定してくれ、
絶賛してくれたり話を聞いてくれたり喜んだりしてくれる人はいないから
いつしかここにいるべきなのか?…って疑問がでてきたのかなぁって。
それだけタッキーにしても平野くんにとっても〇ャ二―さんは途轍もなく
大きな存在。
〇ャ二―さんの喜ぶ顔が見たくて、喜んでほしくてやっているのは多少なりともあって、〇ャ二―さんがいない事務所は自分のいるところではないと
判断したんだろうなぁ…
だからこそ、平野くんはタッキーの作ったTOBEに行ったのかもしれない、
彼にとって今、タッキー=〇ャ二―さんなのかもしれない。

結構、私、あの11.4からNumber_i結成時までモヤモヤしたけど、
自分なりに考えてみつけた答えがこれだった。
だから、それなりに今の状況は納得できた感じ。
今度、TOBEでスポーツイベント=運動会?的な企画を聞いた時も
まぁそりゃそうなるよなと納得。
昔は事務所の野球大会、スポーツイベントいっぱいあったもん。
今の事務所もすればいいのになぁ…キスマイあたりが音頭取ってくれると
嬉しいし、なんなら事務所対抗とか面白いと思うんだけどなぁ。

SnowManのみんなはタッキーは急に辞めたと聞いた、辞めてから連絡を
取っていないと言っていた。
互いにそれがであり、それでいいんだと私は思う。
自分がやりたいようにしたくて退所する人、今の位置で自分たちのやりたいことが出来る人。
どちらがすごいとか素晴らしいとか正解かは分からないし、それぞれの
選択を良いものとする、正解にするのは自分の気持ちと言動次第だ。

私個人的に【一瞬だろうが、その場だけだろうが、小さかろうが、仕事や
人とその繋がりは大切に、感謝すること、続けること】
が出来る人が
業界的に残っていくような気がする。
この業界は特に今、多様化が進んでいるけれど、いつの時代もこれが
結局いちばん大事な気がするな…。
なりたい自分になれる人=自分が理想像に近づいた時、そしてなった時、
自然と周りも幸せになっていくことが理想だ。

グループとしては0日婚やグループ増員等、それぞれの始め方があるけど
運命なのは変わりないし、一緒にいたことで幸せになった人たちが
大勢いるのが事実。
だからこそ、これからもその運命も大事にしてほしい。
人間、そんな運命めいたものに出会える確率って少ないんだから。

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