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はじけるホウセンカ

アナログ作家の創作・読書ノート       おおくぼ系

「エッセイをいきまーす! ヨロピク!!」


 
 風物詩というより、不思議な現象がいろいろとある。
 都市化が進み、最近は見かけなくなったが、その一つに夏の終わりに実を結ぶホウセンカがある。
 
 ご存じのようにホウセンカの実をつまむと、瞬時に種がはじけ飛ぶ、ものごとが、はじける時は突然にくる?
そのような変化が、5月の「ブックマルシェ」の小説をNOTEに掲出した直後からおこった。それまで記事は毎週、掲載していたが、月のアクセス数は、平均的に150件を前後していた。
その後、「アナログ作家の創作・読書ノート」のエッセイを書き綴り、さらに「ナッキーサロン」などを出すころになると、急激にアクセスが増えて、翌週には累計250件をこえるようになってきた。他人の記事へのアプローチを多くしたこともなく、その見返りとも思えずに、これはなんなんだと、怪訝に思えた。
当然ながらスキの数も比例して増えていった。気をよくして、毎週の執筆に力を入れていったところ、6月末には、月500件を超えた。これはアナログ作家にしては、上出来といわねばならない。
 
だが、ひとつの記事が特別にうけたということではなく、それぞれの記事へのアクセス数がまんべんなく増えていき、次の週には計700件をこえた。そして、800件に近付き、このままいくと、月1000件は行くと確信した。ところが、このあたりがピークで、今後は徐々にさがりはじめた。これも、何が何だかワケがわからない。
アカンじゃないかと思ったが、「アナログ作家の創作・読書ノート」を次々に発表していってもしだいに、また、急激にしぼんでいく。
 
「夏枯れかもしれない?」とマネージャーに言われたが、そんなもんかと、今までのヌカ喜びを恥じたのであった。彼女は、そんな些細なことを気にしないで、エッセイ小説『草創のまなびや』の推敲と今の応募作品に力を入れなさいよ、とぱっぱをかける。
まあ、そんなところかと、8月は推敲と執筆で過ごしてました(笑)。
 
で、時流に楽してのれるし、いろいろと面白いな、と重宝しているYouTuberの話(動画)になりますが、今、ハジケている二人をとりあげてみます……このとりあげは、流れからしてワンテンポ、ツウテンポもおそいアナログ作家の常であって、気づくのが遅いじゃないか!(笑)です。
一人は、岡田斗司夫氏。プロデューサー、評論家、文芸家、教育者でもある多面なフェイスを持ち、朝日新聞で人生相談も行っている。
現代を理解しているというか、勝手に解釈しているというか、経験からくる話はとにかく面白いのである。たとえば、現在の上場会社の就職試験において、成績の良い順で採用すると、ほとんどが女性になるそうで、かつ、そういう頭の良い女性は、上昇志向でなくて、結婚や家庭生活の充実が最重要事項であり、真の意味のスーパーウーマンであるという。
また、SNSの普及により、若者世代の最重要な価値観としては、多くの人から広範囲な支持を獲得すことにあるという。なるほど、である。そしてその上に彼ら彼女らの生活が形づくられていく。なるほど、なるほど……生活形態はその次となるのだ。
ひと昔前の家庭のように一家団らんは消えて、それぞれが同じ屋根の下にいながら、またテレビをみながらも、ネットを使いそれぞれのグループ(コミュニテイ)でつながっている。現代を言い得てしかりである。
そして、さらにすごいなと思うのは、このような岡田氏のパフォーマンスを無料で制限もなくみられるネットの存在である。スゴイ!
 
話は突然に変わって、もう一人のYouTuberは、わかつきひかる氏であり〈小説道場〉のシリーズをアップしている。
〈みなさん小説すきですか……自分でもかいてみたいとおもってはりますか〉という、京都弁のたおやかなフレーズで、つい動画に誘い込まれてしまう。けっこうな作家としてのキャリアに裏付けされたシャベリには、つい頷いてしまうが、実際どんな作品を? と、手に入れたのが、『ラブデス 恋する☆死神』で、これまた、なるほどでした。
ゴスロリの美少女死神と幼なじみの剣道美少女と主人公のボクとの三角関係の初体験物語。シーンの描写が、これまた詳細かつ綿密に描かれている。若い人達には格好のテキストとなりえるでしょう。いわゆるこういった、少女ポルノみたいなノベルと勝負できるとは、アナログ作家としては、絶対に思えない(笑)。
 
ここで閑話休題。9月からは、エッセイ小説『草創のまなびや』を何とか世に出したくて、精力を注いでおります。
〈なぜ、おおくぼ系は、小説を書くのか? その秘密の花園が、ここに開かれる‼〉
というフレーズのもとグアンバリたいと思います。
読書士のみなさん、なにとぞ〈推し〉をヨロピク! ヨロピク!



                  (これからも、適時、発表します。応援ヨロピク!)。


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