後悔
そのときはなんとも思ってなかったけど後々思い出して後悔することはよくある。大体は「まあいいか」で終わるものだが、今思い出しても「あれ、やっといたら良かったな、話のタネになったよな」てことが何個かある。
1.廃映画館での肝試し
幼少時、近所にあった廃映画館。兄が行ってみようというのを怖がって行かなかった。小学校に上がる頃には建物自体がなくなってたと思う。これはよく思い出す。
2.事故の野次馬
大学卒業後、1年間地元の徳島県でファミレスのバイトをしてたのだが、深夜バイトを終えて原付で帰る途中で遭遇。長距離トラック(10t級)と軽自動車が激突し、軽はグシャグシャにひしゃげてその車の近くで憔悴したトラックの運ちゃんが誰か(警察?)に電話してた。曰く「いやぁ…死んでると…思う」。軽はグシャグシャになりながらもカーステがまだ生きてて、小柳ゆきの曲が大音量でなり続けていたのが今でも思い出される。「♪こーわーれーそうーにー」てお前、めちゃめちゃ壊れとるやんけ。一旦原付のスピードは落としたものの、なんとなく怖くなって通りすぎてしまった。警察だの救急車だのが来るまでずっと見といたら良かったな。たまーに思い出す。
3.「たっこんねんく」で買い物
徳島市応神町というところの出身なのだが、自分が住んでいたのはその中の吉成地方で、すぐとなりの地方に「たっこんねんく」と呼ばれる…なんだったんやろあれ、駄菓子屋?プラモデルとかちょっとしたおもちゃも売ってる感じの、が、確かにあった。その地方に仲の良い友達が居なかったこともあり、自分は行ったことがない。先述した兄はそこでジープのプラモデルを買ってた。自分が小学生の時はミニ四駆の第1次ブームだったが(小三の時にコロコロでダッシュ四駆郞が始まった)、そこでミニ四駆を買ったという話は聞いたことがないので、そこまで本格的なおもちゃは売ってなかったのだろう。
大体そこで駄菓子を買ってからみんなで集まって遊ぶ、みたいな流れが放課後の過ごし方だったのだが、小学生の時は各地方にホームみたいな「駄菓子を買う店」があったので自分は自分のホームである「天羽食料品店」で買ってた。ちなみに他の地方のホームには大体行ったことがある。吉成には天羽と「小倉」、東貞方の「うえざき」、西貞方の「おおた」、中原の「こどもの店」(ゲームの筐体置いてて一時期中原民はそこでスト2と餓狼伝説やってたようだ)、古川の…古川のはなんて店やったか、今切川沿いにあったやつ。あとたまに吉成と中原の境くらいにあった「応神スーパー」通称「応スー」にも行ってたな。でもそれらの店はおもちゃは置いてなかった。
でも件の「たっこんねんく」には行ったことがない。なんでそれを後悔してるかというと、店の呼称が異様だということが大きい。当時は皆当たり前のように「たっこんねんくで買うた」言うてたから、そんなこと聞いたら無知をさらすようで気が引けたのだが、今考えるとそれが店の正式名称なのか愛称のようなものだったのかめちゃくちゃ気になる。その地方にすんでた同級生と今では連絡もとらないしSNSでも繋がってない。
あれは一体、どんな店だったんだろうなぁ、ということを昨日バイト中に思い出した。
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