大丈夫ってなんだろう

こんにちは。久々の投稿です。
2024年、新年早々から大変なことが立て続けに起こっていますね。特に能登半島沖の地震は未だ信じられないほどの大きな衝撃でした。
そんな中、興味深いニュースを見つけ思ったことがあります。

それは朝日新聞のデジタルの記事で見かけたものですが、石川の被災地の子どもたちについてです。彼らは辛い体験をしてきたのにも関わらず、「大丈夫」と言っていると。

とても心が痛くなりました。子どもが大丈夫と言う、というか言わざるを得ない状況であるから。

私も環境は違うけれど、小さい頃から大丈夫が口癖になっていたところがあります。
子どもの言う大丈夫って本当に大丈夫なのでしょうか。大人が思っているよりも子どもは大人を見ているし、空気を読むんですよね。
大人も今日を生きるのに必死ならなおさら。
そういう状況って子どもにとってはすごく辛いと思うのです。自分には何か状況を劇的に変えることはできないし、経済的にも大人に頼らないと生きていけない。でも大人たちも必死である。

そんな時子どもは空気になるんです。

空気になれば大人に迷惑をかけなくていいから。空気になる手段の1つに子どもは「大丈夫」と言うのです。

でも、子どもだから。どれならわがままにならないかわからない。だから全部自分の中に留めてしまう。しかし、必要なわがままってあるんですよ。

どんな状況であっても子どもが子どもらしくあれる場所は絶対に必要だと思います。たとえそれが親でないとしても。
政府はスクールカウンセラーを被災地に派遣するみたいですが、私はそれが被災地の子どもたちが大丈夫と言わなくてもいい場所になることを願っています。

最後に、子どもに限らず大丈夫が口癖になってしまっている方へ。
あなたはとても優しくて、他人のことを1番に考えることができる人なんだと思います。でも、大丈夫という言葉で自分に思い込ませていませんか?あなたの大丈夫はほんとに大丈夫なのですか?
大丈夫じゃないときに無理に大丈夫にしなくていいんです。だれかに頼っていいんです。この世界捨てたもんじゃないですよ。

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