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夏は股間が痒くなる〜アラサー女のデリケートゾーン痒み克服記録〜



「なっつーはこーかんーがかーゆくーなるー♪」
というCMソングを聞いた事はあるだろうか。

↑2024バージョン

男性達が楽しそうに歌いながら踊ってるCM。

「夏の汗、ムレ、股間のかゆみに!」
とサイトに書かれているように、痒みの治療薬CMである。
私はいつからかこのCMを見て、「分かる!」と思うようになった。恐らく大学に入学した頃からだろうか。

とにかく痒かった。


どれくらいかというと、末期の夏は人が目線を逸らした隙にかいたり、かなり強めの力で叩いて誤魔化したり、痒さで寝る時耐えられないほど。当たり前だけれど夏以外も生理時期とか汗をかいたときには年中痒かった。今思うと結構重症。
でも、皮膚科(もしくは産婦人科)で患部を見せるのは、当時18才の乙女にはかなり恥ずかしい。まぁその後なんの恥もなくなるんだけどね。

そして股間は勿論のこと、尻も痒かった。
尻はかかずにいられない、というよりはでかめの出来物ができて椅子に座る時に激痛が走るという実害があった。あと鏡を使って自分の尻を見た時、できもの&できものの跡による肌の汚さにかなりショックを受けた。その頃「尻が汚い」というネタでテレビに出てたグラドルレベルの尻だった。

さすがにこのままではいけないと思い(というか日常生活に関わってくるので)、なんとか色々対処して現在かなりマシになったまでの経緯を紹介しようと思う。念のため言うとなんのPRにも持ち込まないし途中から課金制にもしないので少しでも参考にしてもらえたり笑ってもらえたら嬉しい。

そもそもなぜ痒くなったのか?

恐らく

•体温が元々高い(基本36.8くらい)
•おりものがやたら多い
•汗をかきやすい
•肌がそこまで強くない(別にアトピーや敏感肌ではないのだけれど)

というところに、

•大学生から私服になった
•長年のナプキンの使用によるかぶれの悪化
•年々夏が暑くなった
•緊張等のストレス

が加わり悪化したと思われる。
※誰も心配してないと思うけど性病の可能性は今までも現在もないです。
大学生前までは夏の生理中は痒かったけど、耐えられないとかかかずにいられないという事はなかった。

で、例えば分かりやすいニキビとかなら友人などに話せるのだけれど、
股間が痒いんだけどどうしたらいい?
とは流石に当時は他人に言えなかった。というか、ムレやかゆみは生理があるから(ナプキン使うから)当たり前だよねとおもってしまったのもある。

あとそもそも若いので(当時18才)、同年代も口にしない&そもそも痒みで悩んでる人がどれくらいいるかも分からない状態だった。だってこういう話情報共有できねぇんだもん。

当時はまだフェムテックという言葉やそもそも生理への特集とか外他諸々口にしない世界だったので、(やっとスマホが広まってきた頃)、雑誌やSNS等から情報も集めにくかったのもある。いい時代になりましたね。もっと早くこいよ。

※以下、私の試していった対処法を順にあげていきます。

①オロナイン等の市販軟膏

とりあえずかゆみが耐えられなかった初期に試したのは、家にあるオロナインさんである。ちなみに股間にオロナインを使っていいのかは知らない。ダメかもしれない。でもこれしか無かったので試してみた。ぜんっぜん効かなかった。

そしてオロナインって刺激が一切ないので、「本当に塗った?足りてんの?」ってくらいに実感がなかった。
そして痒くてたまらない私は次にメンタムに手を出した。勿論股間に刺激が強すぎるので使わないほうがいいと思う。
塗ると当然スースーするので、かくよりはマシかなという感じだった。ただでも誤魔化しであり、改善には至らなかった。
そのため次のステップへ。

②フェミニーナ軟膏

「お前女なんだからデリケアエムズじゃなくてフェミニーナじゃねぇの?」
とお思いの方もいたかと思いますが(知らんけど)
勿論試しました。

なんですぐ試さなかったか?というと普通に高いから。
だって「えっこの小ささで(当時)1500円?舐めてんの?!」
という価格だったもので。絶対効くならいいけど、効かなかったらゆるさないぞと思いつつ購入。当時130円だったはなまるうどんのかけ小を昼ごはんにしていた私には高級品だった。でも痒みがなくなるならまぁ仕方ないよね。


そして、全く効かなかった。
用法守って最後まで使い切ったのにダメだった。辛い。


③綿素材の下着に変える

フェミニーナでだめならもうダメじゃない?と思いつつ、かゆみに耐えながら日々を過ごしていたところ、叶姉妹がブログで「デリケートゾーンの痒みをどうしたらいいか?」という読者の質問に回答されていたのを発見。
今でこそSpotifyで答えてくださる叶姉妹で有名だけれど、それ以前も答えて下さっていたのだ。

回答としては「シルクや綿100%素材の下着を身につける」というものだった。私はその時服の素材について初めて気がついた。

いや、さすがにシルクが高いことは知ってるけれど、大体は綿なんじゃないの?と思って手持ちの下着を確認すると、綿100%なんて一つもなかった。私の下着はほぼポリエステル系のつるつる素材である事や、そうでないものでも綿の割合がかなり少ないorほぼ無いことを知る。遅い。

服の素材に詳しい(分かっている)方ならご存知だが、綿100%の服とそうでない服では通気性や肌触りがかなり違う(エアリズムとかは除く)。そして綿100%の下着というのは基本的に可愛くない&まぁまぁ高い(もちろん店による。でも綿100%でデザインも良い下着はすげぇ高い事は間違いない)。だから当時女子大生の私はデザインと価格重視なので持っていなかったのだと思う。

そこで私は叶姉妹の言う通り綿100%の下着(パンツ)を探しに行き、生まれて初めて服の表示を確認しながら買い物をした。そこで意外と綿100%素材の下着は少ない事を知る。(最近の方が良い素材や綿100%売りが増えてきた気がする。私が気にするようになったのもあるけど)。

その結果、かなり快適になった。
生理中はナプキンとサニタリーショーツ(下着の中にツルツルした汚れ防止の素材がついてるやつ)をつけるので痒くなるが、それ以外の他人に下着は見せない日は綿100%にすることでかなり改善された。また下着以外にもパンツ(ズボンね)とかスカート、ワンピースの素材も夏は特に気にするようになった結果快適になった。素材ってすごい&叶姉妹ってすごい。あと私が無知すぎる。

④ナプキンの種類を変える

とはいえ生理中は痒かった私は(もしかしてナプキンってメーカー変えると関係あるのか?)と気がつく。
それまで我が家はドラッグストアで1番安い青いパケのナプキンがあり、それを何の迷いもなく使っていた。
で、他のナプキンとかって「通気性」とか「敏感肌に優しい」とかCMで言ってるじゃないかと。素材は舐めちゃいけないと思った私は試しに通気性の良さげなナプキンを購入した。
男性はあんまりピンと来ないかもしれないが(そまそも男性でここまで読んで下さってたら有難い)、ナプキンって意外と値段がピンキリなのだ。

2024/06/20調べた例を下に載せると、↓

私が蒸れたやつはこれ。母は問題なかったし1番安い。
先程の半分くらいの個数に対して価格は上
多い日とか羽付きとかだとさらに値上がる(肌思いとしあわせ素肌は大体価格が近め)
素材にこだわると最初の26✖️2パックと同価格に対してこの価格になる

という感じである。
家のやつならタダなのにとか私の昼代より高いじゃんと思いつつ、私ははだおもいとしあわせ素肌を買ってみた。(なんでこんなにひらがな推しなんだろう2つとも)

結果、めっちゃ変わる!という程ではないけどなかなか快適になる。

それ以来私はこの2つを愛用している。
もしかしたらオーガニック系のやつにしたらもっと快適かも知らないけれど、そんなにお金がないので…。

あと試しに他のナプキンとかも試してみたのだが、かゆみが出やすかったりしたので、私にはこの2種類が合っていたらしい。

⑤ナプキンの種類を使い分ける

で、ついでにクソめんどくさいけど出血量に合わせて使い分けをしてみた。

生理が始まってから
多い日→普通→軽い日→おりものシート
の流れで変えていく。種類のストックを色々持たなくてはいけないというめんどくささはあるけれど、これも結構良かった。

「大は小をかねる」理論でやってしまうと、汗とかを余計に吸い込むし、分厚い分通気性が悪いので(そりゃそうだ)、可能であれば使い分けは良いなと思った。私はなんだかんだ節約になるので(スペースはとるけど)この方法をしています。

⑥VIOを剃る

いかにバレずに股間をかくかと悩んでいた私は、⑤まででかなり改善し、無事日常生活に支障なく数年が経った。尻のできものもほぼなくなった。

とはいえ夏は股間が痒くなるので、もう一押しほしいなとは思っていた。
で、この頃婦人科で検診を受ける年頃になっていたのだが(異常はなかった)、検診ついでに「股間にかゆみがある」と見てもらったのだが「赤みや腫れなどはみられませんね」と問題無し判定されてしまった。じゃあなんで痒いんだよ。

そんな時、主婦雑誌の対談コーナーで(私は主婦じゃないけど主婦雑誌が好き)デリケートゾーンの悩みについて話している記事があった。
よくある「洗いすぎない」「擦りすぎない」みたいな当然すぎる対処法が出る中、「脱毛したら快適になった」という意見があった。

脱毛前は脇毛がTシャツを突き破る事でお馴染みの剛毛な私だが、VIOは何故か薄い(温泉の他の客やAV女優と比較して)。あまり効果無いのでは?と思いつつも(でもおりものとか経血がついてしまうのを防げるから衛生的に良いか)と思い、まずは試しに剃ってみた。所謂パイパンですね。

これがとても良かった。毛なんて要らなかったのかもしれないと思うほど。
とにかく通気性が違うし、おりものや経血も全て下着やナプキンにつくため処理がしやすく衛生的。
あと毛がない方が洗いやすい(石鹸等をそこまでは使わなくても良い)し、毛がなくなったことで今まで股間に垢などの汚れが溜まっていたことに気がついた。どちらかといえば潔癖に近いほど洗っていた私としては衝撃的だった。

ただデメリットがある。とても剃りにくい&生えたてがめちゃくちゃ痛いという事である。
私のそこまで濃くないはずの毛ですら、生えてきたては針なのかな?というほど股間を刺してきてめちゃくちゃ痛い。ふざけんなよ剃ったの誰だよと後悔するほど痛い。かといって毎日剃るのは手間暇&姿勢が結構キツイ(鏡をおきながらそるとやりやすい)のでやってられない。うーん。
※⑧の最後の方でその後出会ったVIOシェーバーのおすすめを載せてます。剃る派ならそれがおすすめです。貝印さん神。

じゃあよくある「毛量をととのえるVIO専用梳きハサミ」を買えばいいのか!
とやってみたところ、針なのかな?というほど(略)。
なにがVIO専用だよ!とブチギレたくなるほど使えない(今はもしかしたら改良されてるかもしれないけど)。普通のカミソリと違ってガードがあるから安心だとかピンクでハートマークついてるからデリケートゾーン向けっぽいだろとでもいいたいのか。
めっちゃ毛が長い人が少し短くするくらいなら使えるかもしれないけれど、そんなために使う人はいないと思う。そして「カット後毛がチクチクしないよ♡」と書いてあったけれどそんなわけないし、これでチクチクしない人はそもそも毛量に苦労してないだろうと思った。

なので、結果

⑦VIO脱毛


をした。 
快適。とても快適。

私は今まで6回医療脱毛レーザーをVIO(主にIライン)に当てているのだが(定期的に通うやつじゃなくてその都度払うタイプのとこに通ってる)、
4-5回目からはかなり量が減った。現在だとハイレグが履けるかなくらいの量加減になった。履かないけど。

脱毛の場合、新しく生えてきても痛くない(剃ったところはレーザー当ててぽろっと毛がおちるので生えるのは新しい周期のところになる)ので痛みもない。そしてお金はかかるけども(私が通うところだとVIO全てで一回あたり9千円)、毛根が死んで生えなくなると思うと今後楽でいいと思う。最近では老後下の世話をしてもらう時のための配慮として脱毛を済ませておく人もいるのだとテレビでやっていた。

VIOが全くないなんて!はしたない!
といううちの母みたいな人の場合は、IラインとOラインだけ脱毛するだけでもかなり変わる。またVはある程度レーザーを当てて量を減らすまでにとどめておく、という手もある。結構やり方は色々あるので便利。

デメリットとしては
レーザーが痛い
②レーザーを当ててもらう前に事前に自宅で毛を剃っておかなくてはならない
③当然だが股間を施術時に開いて見せることになる

の3点かと思われる。
①は出力のレベルを弱めてもらうくらいの対処になるが、毛が薄くなっていけば痛みも減るのでなんとか…。
とかいう私はすごく痛かった。一番濃い脇と同じくらい痛かった。でも耐えられはするので歯を食いしばって頑張ろう(あまりにも痛い時にはちゃんと施術師さんに伝えて下さい)。脱毛の痛みは傷とかと違って後を引かないので、その瞬間だけ!と思って耐えてます。

②は結構剃りにくい箇所になるのでなかなか難しい。時間をかければそれるんだけど、そもそも何で剃るんだ?という問題もある。ちなみに脱毛は除毛クリームや毛抜きを使ってはレーザーを当てられないので(レーザーで当てる毛根が除毛クリームや毛抜きだとなくなってしまうので)、剃ることが大前提。

私はいつもこれを使ってたのだが

↑剛毛の私でも眉毛までキレイにそれるのでマジでお勧め。
これのカミソリ部分を眉毛用に変更して使っていたのだが、いかんせんVIOには剃りにくいので(シェーバー部分が少し長いので)、何回か傷ができてしまった。
それでもかなり優秀だったのだが、他のVIO系のシェーバー出してるメーカーだとイマイチなんだよなぁと思ってたところ


貝印さん…!!

私の声を聞いていたかのように(世間の声だと思う)、そり心地はそのまま、VIOが剃りやすいシェーバーが販売された。
これはかなりおすすめで親友のダムスにも勧めたり、ぶっちゃけこれでこまめにそれば済む人なら脱毛しなくてもいいんだけど、VIOの処理にとてもお勧めです。是非。
ただ長い毛のままだと剃りにくいので、一度小さいハサミかなんかで毛を短くしたあとこれで剃ればOKです。

で、人生愛した男は父1人のピュアな母が1番びっくりしてた(でも興味深そうだった)のが
③の股間を施術時に見せるということである。
当たり前だけど、仰向けそのままの状態ではレーザーが当てられない(Vならいける、Oもうつ伏せでいけるけど)ので、Iゾーンをやってもらうにあたり、平泳ぎの時みたいというか、片足を曲げて立てて、もう片足は曲げて横に倒すという、カエルが泳いでる時の足みたいな姿勢になる。
でも脱毛の時は目隠しされた後メガネかけられてるから何も見えないし、施術してくれる人は女性だし私は何も気にしてなかったのだが、第三者がその脱毛光景みたらちょっと面白いかもしれない。
まぁでも最初は恥ずかしいより痛いが勝つので大丈夫です(?)。

⑧吸水サニタリーショーツ

これは最近始めた、というか今月使ってみたばかり。
某アウトレットで吸水サニタリーショーツを千円以内で見つけてみたので試してみた。大体2-3千円するじゃないですかこういうの。

さすがに量の多い日は漏れが心配なので、軽い日にためしてみました。感想としてはすげぇ快適だった。

•通気性が段違い
•いちいちナプキン取り替えなくて良いから楽

の2つにつきます。デメリットとしては、

•外出時には不安(慣れもあるかも)
•洗わないといけない(ぬるま湯に2-30分つけて汚れを出した後、洗濯ネットに入れて洗濯が必要)
•においが気になる(取り替えないのでにおいが溜まっていく感じ。気になる気にならないは人によるかもしれないが私は気になった)

という感じでしょうか。
私は洗う事は苦ではなかったので、家で使う分にはアリだなと思った。まだ販売していたので追加で買おうかしら。

まとめ

そういや最近暑いのに股間が痒くないぞと思ったのが書こうと思ったきっかけです。
そりゃ生理の時には蒸れるなとかあるんですが、色々対処法を見つけた結果大分過ごしやすくなりました。
色々書いてみましたが、誰かしらの参考になったら嬉しいです。同性でも異性でも。
股間がかゆいよなって軽く言えるような世の中になったら楽だなと思ったけれど、それはそれで品がないような気もする…友人同士で言えるくらいの世の中になるといいですかね。おわり。

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