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悩まない技術

明けましておめでとうございます。
2019年、新たな一年がスタートしましたね。さて、今年一年を実り多く、有意義なものにするためにも、ストレスマネジメントについてお話しさせていただきます。

皆さんも何かと仕事とプライベートで、色々なことがあるとは思いますが、悩みが多い生活と悩みが少ない生活、どちらの生活のほうが良いと思いますか?
たぶん、ほとんどの方は後者の「悩みの少ない生活」が良いと答えると思います。そこで、悩み多き一年にしないためのヒントを紹介しますね。

▪︎悩むと考えるは違う

考えているようでいて実は悩んでいるってことありませんか?そもそも悩むということと考えることは似て非なるものです。ここを意識しないと気がつけば、悩んでいるなんてこともあります。
考えるとは、「結論を出す・決定する」ということで生産的な行動です。一方で悩むとは「結論を出せない、どうしたらいいのかが分からない」というような状態であり、精神的な苦痛を感じる非生産的な行動なのです。
時に人は、そもそも結論がでないことを何時間も唸りながら考えてたりすることがあります。
そもそも、考えるとは次のアクションをどうするか決める為のものです。そのアクションを決めることができなければその考えている時間は全く意味のなさない無駄な時間だということです。

30分で結論を出す。結論が出ないときはいったん考えるのを止めて、後日に持ち越す。

それなので、上記のような習慣を身につけると楽になりますし、浪費する時間は少なく済みます。
ポイントは、とりあえず何かしら決めることが大事ということです。
「これで上手くいくかどうかが分からない。はたしてこれでいいのだろうか?」なんて言って何も決めることが出来ない人がいますが、こうなると最悪ですよね。実際に上手くいくかどうかはやってみなければ分からないのに、いつまでも悩んで行動に移すことが出来ないので、状況が悪化するなんてことありませんか?こういうリーダーさんに当たるとチームメンバーは大変ですよね。
こういう場合は、以下のようにPDCAサイクルを意識すると生産的なアプローチが出来ます。

①何をどうするのかアクションを決める(P)
②実行する(D)
③行動結果の有効性を確認・検証する(C)
④有効性が確認できれば継続。確認できなければ再検討して別のアプローチを試す(A)

こういうプロセス思考で物事を進めることが出来れば、悩むことは減っていきます。案ずるより産むが易しということもありますので、実行に重きを置きましょう。

▪︎取捨選択(課題の分離)

次に、取捨選択することを覚えましょう。取捨選択とは、課題の分離です。嫌われる勇気で有名になったアドラー心理学でいうとこの課題の分離とはちょっと違うと思いますが、その物事が自身によるコントロールが可能なものかどうか見極める、それが自分が行わないといけないものがどうか見極めることです。

課題には2種類あります。それはコントロール可能なことと、コントロール不可能なことです。自分の課題は自身のコントロール可能ですが、他者の課題はアドバイスは出来てもこちらでのコントロールは原則不可能です。
この他者の課題にクビを突っ込んでも何もいいことはありませんので、それは自分の課題ではないと、取捨選択しましょう。これが出来ると不要なことで悩まずに済むようになります。

▪︎シンガポール・プリンシパル(シンガポールの原則)

世の中どうにもこうにもならないようなことってありますよね、そしてそういうことに思い悩まされる人ってけっこう多くいると思います。

例えば、
人手不足なのに人が集まらない。新しい上司が何も決められない人でまったく頼りにならない。

こういうどうにもならない事に対し、あれこれ考えすぎるのもNGです。そういう時に参考になるのが、シンガポール・プリンシパル(シンガポールの原則)になります。

それは何か嫌なことがあった時には、出て行く・ルールを変える・我慢する(受け入れる)の3つしか選択肢がない・・・ということです。
シンガポールは道端でツバを吐いただけで、厳しい罰則を受ける国です。シンガポールの人達にとっては当たり前でも、その他の人達とっては「えッ?」ってなりますよね。しかし、これはルールなので、シンガポールに行ったら従うしかありません。これが嫌なら、シンガポールから出て行くか、ルール(法律)を変えるか、我慢するか、の3つしか選択肢はありません。それがシンガポール・プリンシパルです。
これが実践できるようになると、これまただいぶ気持ちが楽になります。
例えば、いくら注意をしても反省もしなければ行動も変えない人に対し、何度も注意をするってすごいストレスですよね。どうしたら相手を変えることができるかなんて考えても、自分でコントロール不可能なことですからまず無理です。それであれば、シンガポール・プリンシパルを参考に、その人と距離を置くか全く関わらないようにする(逃げ出す)、もしくは気にしない・相手にしない(我慢する)のどちらか選択すると、これまた思い悩まされて苦痛を感じることはぐっと減ります。

さて、悩まないための技術・思考法をいくつか紹介しましたがどうでしたでしょうか?中には実行できていることはありましたか?
要点はシンプルで、コントロール可能なことに集中しましょうということです。これが出来るようになると、悩みやストレスから解放されてくると思います。2019年、出来る限り悩みやストレスと無縁でいたいものですね。

それでは、今年一年良い年なることを願い、頑張っていきましょう。

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