コミュ障の何が悪い

先日、部下から相談を受けている時のことです。

自分、コミュ障気味なんでうまく伝えることができないんですよ・・・

なんて一言がありました。
どうやら彼は、自分がコミュ障の気があるので周囲とコミュニケーションを上手くとることができないと言いたいようです。

それなので、

コミュ障?だから何?
コミュ障が有ろうが無かろうがコミュニケーションをとるって難しいことだよ。
コミュニケーションで大事なことは、苦手だろうが何だろうが相手としっかりとコミュニケーションをとろうとする意思と、それを実行に移すことだよ。

と、返事をしました。

そもそも、コミュ障だという人で本当の意味での障害を持っている人は非常に少ないかと思います。たいていのコミュ障の方々は、コミュニケーションが苦手・苦痛に感じるというだけの人達です。

私は仕事上ではコミュニケーション上手と周囲から言われる部類に入ります。しかし、私自身コミュニケーションが得意と思ったことはありません。むしろ、苦手意識があります。流石に自分のことをコミュ障とまでは思いませんが、いつももっと上手くできれば・・・なんて考えているほどです。

実際、若い頃はコミュニケーションを上手くとることができず、散々苦労しました。上司や先輩達からは「お前の話しはよくわからん。何が言いたいの?」と言われたことは数えきれないほどあります。
未だに、自分の話しは的を得ずに冗長になるな・・・これでは上手く相手に伝わってないな。なんて思うことはしょっちゅうです。

そもそもの前提として、コミュニケーションを上手くとれることは当たり前じゃないから。むしろ、コミュニケーションを上手くとることは中々できない。
だから、コミュニケーションを上手くとることに意識を向けるのでなく、とにかく自分からコミュニケーションを怠らないようにすることに意識すること。
そうして、ひたすら経験を積んでいけば少しずつコミュニケーションが上達するから。コミュニケーションもスキルだよ。それと中には上手くコミュニケーションとれない人たちもいるけど、それは意識しないことだよ。

と、私の思ったことを伝えました。

まずもって、大抵の人がコミュニケーションでの失敗経験を持っていますよね? それが何度も起きるとコミュニケーションに対して苦痛や苦手意識を感じるのだと思います。
でも、苦手意識を持っているからといってコミュニケーションを放棄していいわけではないんですよね。人は会社や家庭など様々なコミュニティに属して生きています。コミュニティの中で生きる上で他人とのコミュニケーションは絶対に必要になるものです。

なので自身の経験上から、コミュニケーションなんて苦手なりにどう向き合うか、どうやっていくのか考えればいいだけのことだと思います。

だから、コミュ障の何が悪い?になるわけです。

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