見出し画像

2021年からの躁鬱の話。

皆さん、双極性障害はご存知ですか?

簡単に言うと、躁(めちゃくちゃ元気)と鬱(めちゃくちゃ萎え)を繰り返してしまう精神疾患です。めちゃくちゃ元気で躁なら良くない?と思うかもしれないですが、元気の桁が有り得ないほどに違います。

普段は8時間寝て仕事してご飯食べて寝る、みたいな生活をしている人が居たとします。この人が躁状態になると睡眠時間は普段の半分以下、下手したら寝ずに仕事へ行くかもしれません。仕事もバリバリこなし、定時で帰りその足でハプニングバーへ行き、普段は飲まないお酒を飲み、そこで出会った女性と一夜を過ごしたりとハチャメチャな生活を毎日のように繰り返してしまう、これが躁状態です。

これは例ですが、わたしの場合は自傷行為への渇望感と悲しくなる気持ちと怒りの沸点がかなり下がります。

今回は自傷行為についての話になるので、苦手な方はここでやめて起きましょう。

その晩は、深夜に意味もなく悲しくなってしまい交際相手に助けを求めました。ですが、深夜ですしサラリーマンなので起きて慰めたり等はありませんでした。当たり前です。

そこからが地獄の始まりです。

まずは手当り次第に人に電話をかけ、ストロングゼロを片手に抗うつ薬や抗不安薬、睡眠薬を飲みます。普段、お酒も飲まないし、薬も当時の交際相手に管理してもらっていた為、そういった薬の過剰服用は出来ません。ですが、たまたま金庫を空けてしまい、飲むことができてしまい、結果100錠以上アルコールと共に服薬していました。

その後は金庫に入っていたカミソリで手首を数年ぶりに切り、疲れたのか薬のせいかトイレでそのまま寝てしまいました。

朝、記憶は朧気ですが母や職場、救急相談センターに電話して救急車を呼んだようです。ほとんど記憶にありません。

その後は救急車で救急救命センターに搬送、検査され、胃洗浄となりました。

胃洗浄は思っていたよりも苦しくなくて冷静でいられました。胃の中に食べ物なくて良かった、サイレースって本当に青いんですね、等話したのを覚えています。かなりハイでドクターの方もビックリしたでしょうね。

その後、活性炭と下剤を胃に注入し薬が出るのを待ちます。それが辛くて辛くて仕方ありませんでした。意識もあるし、大人なのに強烈な下剤のせいだ排泄のコントロールができず、悲しくなりました。
処置の間、当時の交際相手と母はわざわざ仕事を休んで待合室でどうなるかを待つだけでとても苦痛だったと思います。本当にごめんなさい。
処置を終え、帰宅する際気まずかった記憶があります。
ODなんてやめよう、と、その時は思いました。
お世話になった医療従事者の方、救急隊員の方には感謝です。
救急隊員の方はわざわざ飲んだ薬の数を数えていてわざわざ返却して頂きました。


約100錠の薬の残骸


数日後、ODやリスカは良くない!と思ったわたしはバカほどストロングゼロを飲み、髪の毛を切ってしまうという愚業をやらかしました。
その後はなんとか落ち着きを取り戻しましたが、その翌年また私はやらかします。

閉鎖病棟入院編へ続く。

サポートしてくれたら跳ねて喜びます。