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昭和のウクレレ

昭和41年生まれの私の最初のウクレレの記憶は、加山雄三さんの「お嫁においで」だった。
私の世代ではリアルタイムで聞いたのではなくて、よく「おじさんがウクレレを弾きながら歌う歌」というイメージだ。
だが、実際にテレビの懐メロ番組などで当時の映像を見るとやはり加山さんはギターを弾いてもウクレレを抱えてもきりりとした眉毛が男前だ。

クレイジーキャッツの「クレージー黄金作戦」で、主人公の植木等たちがアメリカにいく道中でハワイで若大将と遭遇する場面があるのだが、やはりすげーかっこよかった。

小学生の私は「君といつまでも」を目の前で歌われると照れるが「お嫁においで」だったらかわいくて軽快でいいかも、と思ったものだった。と思いながらぼやぼやしていて現在に至る。いいかもとかそういう問題じゃないぞ自分。

他によく見ていたのは牧伸二さんの「ウクレレ漫談」の「やんなちゃった節」で、ニコニコしながら歌う牧さんを見ると学校で嫌なことがあっても、なんだかすーっと忘れてしまった。

今もウクレレを弾くと、なんだかへとへとに疲れていても少し心が軽快になり、ホッとする。

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