2021/1/11(月)「秘密の暗号:QBハウス」

「なんぞある?」の配信を観ました。

「なんぞある?」というのは、金属バットとランジャタイの2組による、祇園花月でのネタ&トークライブ。そもそもタイトルになってるけど、「なんぞある?」なんて関西弁、私の周りで使ってる人いないぞ。

金属バットとランジャタイという2組にはまあまあ思い入れがある。早い話が、ここ数年応援している、ということ。

金属バットに関しては、「プリクラ」のネタに衝撃を受けた私は、ラジオバンダリーを日常的に聞いていた。オープニングのフィリピン国歌の節は耳にこびりついている。君が代と、どっちの方を多く聞いたかわからない。
そのラジオバンダリーのとある回で、小林さんがランジャタイを友保さんに勧めていた。あの時の小林さんの「とんでもないものを見つけてしまった」という必死な感じが忘れられない。
まるでトトロに遭遇したメイちゃんのようだった。

私自信は、初めてランジャタイを拝見した時はそこまで好きにならなかったので、小林さんがなぜそんなに推すのか理解できなかった。しかし、小林さんの必死さに自分ももう一度見てみると、段々おかしくなっていったのだった。
理解できないから面白くない、のではなく、理解できないから面白いのだと。向き合い方がわかると、そこからは早かった。
段々愛着が湧く、という意味ではこれもまた、トトロに遭遇したメイちゃんのようだった。

さて、私は2組とも応援はしていたが、どちらも立ち位置でいうとキワモノである。「売れてほしい」「有名になってほしい」というのはファンとしても当然の夢だが、同時に「まあ無理だろう」とずっと街の隅っこから隙間の空を見上げるような思いでいた。
実際、2組ともにとってその時間は短くなかったろう。

ところが、金属バットは、M-1グランプリ2018の敗者復活戦でその名を地上波にまで轟かすと、一気にワーキャーをも超える人気を誇るカリスマになってしまった。
ランジャタイも、M-1グランプリ2020の敗者復活戦で「国民最低」がトレンド入りするなど話題となり、露出が増え始めている。

そんな大好きな2組のネタ&トークライブ。前回の祇園一会も拝見したが、どちらも優にチケット代以上の価値があるライブだった。
ともに唯一無二のクセになるネタ。仲の良さが伝わってくる数々のエピソードとトーク。そして何より、応援してきた2組が、ずっと日の目を見ないかもしれないとも思っていた2組が、どんどん売れていく。
なんとも感慨深いライブだった。

いやー。
夢だけど夢じゃなかったんだなあって。

何はともあれ、楽しい配信でした。2組ともしばらくはお元気で。

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