姉妹になれる場所
春休みが始まり、そして終わった
世間一般の親御さんが少しの嬉しさと疎ましさを声にするが、我が家にとっては長期休暇はとても大切な時間だ
保育所にも幼稚園にも通園が叶わぬ我が家にとって、春休みは関係のないことだと思っていたけれど、ほんの少しの良い変化があ
娘が通っている療育は、午後からは放課後デイサービスで少し大きな子たちを受け入れている
娘が今通っている児童発達支援から進級のような形の子も多い
その中に、娘の大好きな「お姉ちゃん」がいる
あの子がいるときは、登園しぶりなど起こるわけもなく、お姉ちゃんに良いところを見せたくて摂食リハビリにも力が入る
長女であり一人っ子が確定している娘にとって、少し年上のお姉ちゃんは憧れの存在だ
まして、同じ病気で同じ医療的ケアという共通点もある
更に、お姉ちゃんの方も娘のことをよく可愛がってくれている
どうして慕わずにいられようか
娘が今日の出来事を報告してくれる中でも「お姉ちゃんがね」と何度名前が出て来ただろう
そして春休みの終わりと共に「お姉ちゃん今日来なかった‥」としょんぼりする姿は、次は夏休みに会えるよと励ますしかない
4月の後半になれば、就学のために卒園した年上のお友達の代わりに、新しい小さなお友達がやってくる
娘もまた、誰かの「お姉ちゃん」になるかもしれない
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