気持ちだけ思春期。
世の中にはキラキラしたおばさんと、キラキラしていないおばさんと、キラキラって人様のお仕事でしょ?っていうおばさんがいる。
私は完全にキラキラは他人事っていうタイプのおばさんである。
世の中映え散らかしているけれど、映える家に住んでいない。映える街に住んでいない。映える職場にいない。そもそも自分自身に映える余地がミリで見つからない。
そんな私は映えたライフスタイルが一般化した世の中でこれからどう生きていけばいいのか。
いままでおざなりにしてきた事が50歳を目の前に一挙に去来。
老眼鏡どうする。白髪どうする。更年期って本当にあるんだ。今更ながら洋服どうする。ジェンダーって何よ。若い同僚とのコミュニケーションの取り方は。健康は。お金は。親が歳をとっただと?そもそも私仕事っていつまで続けられるの?
80%のことは重要ではない。
だけれど平均的49歳の毎日ってやつは重要じゃないことの積み重ね。
しわとしわをあわせてしわしわ。心配事としわだけが増えていくわけ。
現実逃避の非常扉をぎっぎと閉じても現実が力づくでこじ開けてくる。
それが初老。
毎日、毎時、毎秒これでもかと現実がぶち当てってくる。
よけることはできない。
老いが稟議書をもってならんでいる状態である。
だからといってこのまま40代最後の歳を放棄したままにしておけば、あっという間に荒廃農地の50代。焼け野原と化した老後に手をつき額をうずめることが目に見えている。
せめて荒廃した40代を何とか緑地レベルに仕上げて50代をスタートさせようと、ここに冒険の書をつづることにした次第。
50歳まで待ったなしボスキャラしか出て来やしない冒険である。
武器は何一つない。
口先だけのやる気。枯渇している根気。気持ちだけ思春期。
わかっていることはとにかく白髪をなんとかしなければいけないということだ。
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