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おもちのコロナウイルス入院記③(入院11〜17日)

前回は入院初日〜10日目までを書きました。こちらでは入院11〜17日目(血球貪食症候群の治療開始)までの経過を綴ります。

2023年2月7日 入院11日目(陽性21日目)

ステロイドパルス療法2日目。しんどそうでほぼ寝ているものの、熱は高くて37.7℃と下がってきました。
この日、私は他の病院からコロナ病棟で付添していることを理由に断られたため、おもちが入院している病院で診察をすることになりました。念のために行ったPCR検査でまさかの陽性。発熱も自覚症状もないのですが、陽性になったため、私もおもちと一緒に入院患者となりました。
入院になったので食事が出てシャワーが使えるようになったのですが、部屋からは一歩も出ることができず、2人の隔離生活が始まります。

2023年2月8日 入院12日目(陽性22日目)

ステロイドパルス療法3日目。便の形状が普通の形状に近づいてきました。
ステロイド治療が効いているのか、心なしか顔がスッキリしてきたように感じています。相変わらず主食はよく食べます。アンパンマンふりかけがお気に入り。

2023年2月9日 入院13日目(陽性23日目)

ステロイドパルス療法を評価するために血液検査を実施。結果は横ばい。白血球数が減ってきたため、感染予防で抗菌薬の投与を再開することになりました。
免疫グロブリンも減ってきたので、投与します。
この日は何度か痛みを我慢するような表情をしていました。

2023年2月10日 入院14日目(陽性24日目)

今後の治療を早めに判断するために、週明け行う予定だった骨髄検査を前倒して実施することになりました。
検査の結果、血球貪食症候群であることが確定。元々高サイトカイン血症に由来する発熱や血球減少などの症状があったためステロイドパルス療法を行っていましたが、基本的な治療法である大量ガンマグロブリン療法を追加で行うことになりました。
ただ、骨髄の中には正常な細胞もあったそうです。

2023年2月11日 入院15日目(陽性25日目)

夜中に39.4℃の発熱。
一日しんどそうに寝ていました。

2023年2月12日 入院16日目(陽性26日目)

就寝中、血中酸素濃度が低くなる傾向があるため、酸素3リットルいれるも、本人が泣いて拒否。看護師さんが即席でアンパンマンや食パンマンを描いてくれて、ようやく付けてくれるようになりました。

2023年2月13日 入院17日目(陽性27日目)

血液検査の結果、ステロイドパルス療法や大量ガンマグロブリン療法の効果が出ていないことが分かりました。熱も続いていて本人もしんどそうなので、強い治療に踏み切った方が良いだろうと判断。
まだコロナウイルスが陽性なので小児病棟には移せないものの、きちんとした管理下に置いて治療する必要性があるため、ICUに入ることになりました。ICUなのでしばらく会えないけど、きっと良くなると信じて待ってます。

入院(1/28)〜ICU移動(2/13)までの血液検査結果。肝臓の数値が悪く、フェリチンがかなり高いことが伺えます。

コロナウイルス入院記④は最長8週間行うであろう治療について記します。

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