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蘇った9期からの刺客『シンクロダーク』について

初めまして、TORAと申します。

今回は自分が今年の5月から考えていたシンクロダークについて紹介したいと思います。

このような記事を執筆するのは初めてですがどうか最後まで読んで頂ければ幸いです。

1.前置き

シンクロダークといえば時代によっていくつか構築を思い浮かべる方がいると思います。

今回は9期後半で「PSYフレームロード・Ω」や「レベル・スティーラー」等を展開の要に据え、先攻でのハンデスを主目的とした構築にしようと思い作成を始めました。

地元の大会や県外のCSなどにも持ち込み、中規模以上のものでベスト4と優勝を1回、マッチ勝率も6割以上を維持できていたのでそれなりの構築にすることは出来たのかなと思います。

しかし、構築・展開の自由度の高さや環境への適応等、一人で考えることの限界を感じたので今回デッキ紹介という形を取りつつ、出来るだけ多くの人の意見を聞けたらいいなと思い筆を取った次第です。

2.現在の構築

前置きが長くなりましたが現在の構築について紹介したいと思います。

下記が直近の大会で使用した構築で、ツイートに添付された構築を基に今回は採用理由等について書いていきたいと思います。

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3.採用カードについて

珍しいカードだけ解説しようと思いましたが何を思ったかメインとエクストラ全てのカードについて書いてしまったのでクソ長いですが心して読んでください。深夜のテンションや隔日で書いているものもあるので文体が統一できていないのは目を瞑っていただけると助かります。

次があったら絶対全部書くのはやめます…。

<終末の騎士>

言わずと知れた汎用性の高い制限カード。基本的にデストルドー>ゾンビキャリア>ディアボリックガイの順に足りないものを落としますが、他にチューナーに触る手段が存在し、手札にブラックガーデンや死者蘇生がある場合に限りドッペルウォリアーを落とすこともあります。

<ダーク・グレファー>

使い方は基本的に終末の騎士と同じですが、こちらは手札の上級闇属性モンスターを墓地に送ることで手札から特殊召喚できるため、飛び道具的な使い方や1度に複数枚の墓地リソースを生み出すことができるため当然3枚採用。よく闇の誘惑で除外されるのもこのカード。

<亡龍の戦慄ーデストルドー>

言わずと知れた(以下略)。場にモンスターがいるだけで出せるチューナーであり上述の終末の騎士やダーク・グレファーで墓地に送る第一候補。緩い条件である程度自在にレベルを変動させながら場にチューナーを供給できるだけでなく、闇の誘惑やダーク・グレファーのコストにも使用できるためこれも余裕の3枚採用。

<ゾンビ・キャリア>

元制限カードで枚数が安定しないカードの1枚。ターン1がないため、ほとんどの場合展開で複数回効果を使用するためあらゆる手段でこいつにアクセスしましょう。引きたくなかったカードをデッキに戻せるのも強く、ロンギヌスを撃たれた場合は手札が続く限りレベル2のチューナーを供給できるようになるのがGood。現在は1枚のみの採用。

<D・HERO ディアボリックガイ>

準制限カード。シンプルな効果のため特に深く解説することもないと思います。強いて言うなら「何故か」ゾンビ・キャリアでデッキに戻した回数堂々のナンバーワン。欲を言えば3枚使わせて欲しい。

<ドッペル・ウォリアー>

シンクロデッキの星。こいつを早い段階で引けるかどうかで展開もだいぶ変わってくる程の影響力を持つ1枚。初手にあればニビル以外の誘発はある程度貫通を保証してくれる良いやつ。ただし展開に必須ではないのと初手に被りで引きたくないため2枚のみの採用。最悪いつかは引けるし…。

<キャシー・イヴL2>

ルイ・キューピットの効果でサーチするカード。効果は手札で発動する実質レベル・スティーラー。ターン1がついてる事が悔やまれるものの器用に展開を補助でき使い勝手も良かったです。地味にブラック・ガーデンの蘇生に対応してるのも好評価。テキストを確認される率、他をぶっち切って堂々の1位。

<ジェット・シンクロン>

ハリファイバーから出す機会が最も多い一枚。自己蘇生の際に手札を捨てることができるのも強いが被りで引きたくないためピンでの採用。

<スターダスト・シンクロン> 

最近追加されたスターダストとシンクロンのカテゴリに属するチューナー。以前は他の新規スターダストのカードと4枠を取っての採用でしたが、調整を重ねるごとに他のカードがノイズだと感じ最終的に1枚のみの採用になりました。先に蘇生効果を使用するとリンク召喚ができなくなる点には注意。アクセル・シンクロンで墓地に送る候補第1位。

<混沌の創世神>

このデッキの先行展開を成立させる中核を担う存在。こいつでPSYフレームロード・Ωやディアボリックガイ、ゾンビ・キャリアを使い回しながら複数回のハンデスを実現します。光属性の供給にさえ目を瞑れば後攻でも強いパワーカードの1枚。

<幻獣機オライオン>

水晶機巧ハリファイバーや幻獣機アウローラドンで場に出すためのカード。素引きしても前述の2枚で出したオライオンの墓地効果で手札から追加で召喚できるため2枚の採用にしています。チューナーでありながら非チューナーに触れることもできる良いやつ。

<妖精伝記ーシラユキ>

墓地で発動する相手ターンでの妨害効果を持つ1枚。書いてある以上の使い方は無いですがシューティング・ライザー・ドラゴンの効果以外で墓地に落とした場合はフル活用して展開に使うこともあります。

<輝白竜ワイバースター&暗黒竜コラプサーペント>

2枚で1セットの特殊召喚モンスター。混沌領域でサーチしながら展開に使用することが多いです。素引きも強いですが特殊召喚は1ターンに1度しか行えないためそれぞれ1枚ずつの採用。

<Dr.フランゲ>

主に緊急テレポートから場に出すことになる1枚。初動で使用し展開札や墓穴の使命者・灰流うらら等を持って来れたら御の字。闇属性の為スモール・ワールドの玉にもなれるのがとても優秀。

<リ・バイブル>

緊急テレポートから場に出すカードその2。条件こそ少し厳しいものの展開さえできていればほぼ確定で自己蘇生できる実質グローアップ・バルブな1枚。このデッキのレベル1チューナーは重宝する為今後も続投するであろうカード。

<タツノオトシオヤ>

後手を意識して採用したカードの1枚。稀に先攻展開でも使用することがあるので常にデッキに眠っておいて欲しいカード。ゾンビ・キャリアで戻した回数堂々の2位。

<灰流うらら>

説明不要…と言いたいですがこれも枚数が不定のカード。先攻展開で使うことはほぼない上に増殖するGは相手のデッキを枯らす動きもできる為採用を悩んでいたカード。結局今回は原子生命体ニビルの存在を重く見た結果の3枚採用。一応スモール・ワールドの玉にもなれる。採用するなら0、2、3枚のどれかだと思っています。

<混沌領域>

このデッキの先攻展開で中核を担うカードその2。①のサーチ効果が強いのは当然として注目したいのは②の効果。これで1度除外したPSYフレームロード・Ωをエクストラデッキに戻し再度場に出すことで複数回のハンデスを実現します。被りは弱い為1枚のみの採用ですが引けないと感じる場合は2枚までなら採用圏内。

<手札抹殺>

増殖するGを撃たれた際に相手のデッキアウトを簡単に狙うことができる一枚。小技としてPSYフレームロード・Ωの墓地効果でデッキに戻すことで複数回の発動を狙うこともできます。筆者が1ターンで撃った最高記録は3回。

<死者蘇生・増援・おろかな埋葬>

説明不要。制限カードは強い。

<D・D・R>

手札を1枚捨てることで除外されているモンスターを場に戻せるカード。ここまで読んで頂いた方はもうお分かりでしょう。

それは紛れもなくヤツさ

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他にもチューナーの数合わせや闇の誘惑等で除外した終末の騎士を使い回すこともできるので思いの外使い勝手の良いカード。増やすことも検討しましたが現状は1枚のみの採用。

<墓穴の指名者>

説明不要、使わなければ1妨害

季語なし字余りですね。俳句としては評価G-と言ったところでしょうか。GはゴミのG。

次行きます。

<緊急テレポート>

割と最近になって上述のサイキック族モンスター2枚と共に採用された枠。想定よりもかなり使い勝手が良かったので今後も続投予定。

<闇の誘惑>

個人的な評価としては強欲で貪欲な壺のように中毒性があるタイプのドローソース。これがあるのとないのとではデッキをどこまで掘れるかでかなり差が出た為3枚採用。

<スモール・ワールド>

メインデッキが闇属性主体かつサーチしたいカードも闇属性が多い為、別の種族かつ闇属性で繋がりを作りサーチを行えるカード。大体混沌の創世神をサーチします。Dr.フランゲがデッキに残っている場合のみ灰流うららをコストにすることもあります。

<三戦の才>

相手依存ではあるが、手札誘発を貰った場合の追加でのハンデスや、後手の捲りでも強い1枚。複数引いても使えない為1枚のみの採用。

<ブラック・ガーデン>

展開の途中にガーデン・ローズ・メイデンでサーチします。基本的に800の倍数の攻撃力を持つモンスターを蘇生することになるのでドッペルウォリアーを過労死させます。TGハイパー・ライブラリアンにエフェクト・ヴェーラーや無限泡影を貰った場合は1度シンクロなどの素材した上で蘇生してまたドローを始めることもできます。

<水晶機巧ーハリファイバー>

場にチューナーを供給しつつアウローラドンになることで非チューナーにアクセスすることができる1枚。これ1枚で割となんでもできる便利屋。

<幻獣機アウローラドン>

水晶機巧ーハリファイバーと同じくチューナーと非チューナーどちらにも触れるカード。効果を使用したターンはリンク召喚ができなくなると言うデメリットがありますが基本このデッキには関係ないです。

<フォーミュラ・シンクロン>

書いてあることがシンプルに強い制限カード。特定の手札の時に幻獣機アウローラドンへのPSYフレームギア・γや無限泡影をケアする際に後述の武力の軍奏と共に使用することが多いです。展開にドッペルウォリアーが絡まないと出てきませんが大体引けるので問題ないかと。

<武力の軍奏>

エクストラデッキの中でも割と最近採用が決まった1枚。役割としては展開途中でのチューナー不足の解決や、幻獣機アウローラドンへの誘発をケアする展開で使いました。

<ルイ・キューピット>

直近のレギュラーパックで追加されたレベル4シンクロチューナー。場に出た時の強制効果で自身のレベルを素材にしたチューナーのレベル分上下させることが出来ます。こいつがかなり曲者でTG ハイパー・ライブラリアンのドローを見た上でレベル変動を起こせるので以前採用していた水晶機巧クォンダムの5億倍強かったです。シンクロ素材になると守備力600のモンスターをサーチできるので構築によってはクリエイト・リゾネーターやデフラ・ドラグーンを採用しても良いかもしれません。

<アクセル・シンクロン>

墓地にチューナーを供給しつつ自身のレベルを変動させることができるシンクロチューナー。墓地に送るのはコストなのと名称ターン1が付いていないため武力の軍奏等で蘇生すると複数回蘇生持ちのチューナーを墓地に送ることが出来るので覚えておくといいです。

<ガーデン・ローズ・メイデン>

1枚で2度美味しい蘇生関わるモンスター。ブラック・ガーデンと自身の墓地効果でチューナーと非チューナーどちらにも触れることができるカード。ブラック・ガーデンを素引きする前にできるだけ早めに出しておきたいカード。

<TG ハイパー・ライブラリアン>

みんな大好きシンクロデッキのメインエンジン。エフェクト・ヴェーラーや無限泡影を貰った時はシンクロ素材にした上でブラック・ガーデンで蘇生したりしめす。本来なら複数枚積みたいところですが制限カードの為1枚のみ採用。

<瑚之龍> 

湖之龍ではなく瑚之龍なシンクロチューナー。先攻展開ではドロー加速を行い後手でも除去効果を持っている為、伏せを割りながら展開することができます。ガーデン・ローズ・メイデンの効果で蘇生することもでき、除去効果には名称ターン1が付いていないため積極的に使っていきましょう。

<邪竜星ガイザー>

出すやすい上に、除去を行いつつ展開の補助も行えるパワーカード。デッキに1枚ゴミが入る対価としては申し分のない効果を持ったカード。ニビルを撃たれた後に出せればそのまま貫通できるので手札が強い時は意識しておくといいと思います。

<シューティング・ライザー・ドラゴン>

シラユキぽいぽいマシーン。自身のレベルを変動させながら簡単に妨害を生み出せるカード。シンクロ召喚に成功したときの効果は他のカードと違いタイミングを逃さないためチェーン2以降の水晶機巧ハリファイバーの効果で出す頻度はそれなりに高いです。相手ターン中にフルール・ド・バロネスや氷結界の龍トリシューラに繋げたりします。

<混沌魔龍カオス・ルーラー>

書いてあることが全て強い3000打点。多少の運は絡むものの墓地リソースを稼ぎながら有効なカードを引き込みつつ、自身は高打点を持っているため先攻展開では言わずもがな後手での使用頻度もかなり高いです。

<PSYフレームロード・Ω>

デッキコンセプトであり今回の主役。こいつを複数回使い倒す事で先攻で4〜5ハンデスを目指すことが目標です。書いてあることが全部強い…。

<氷結界の龍トリシューラ>

多少出すのは面倒なものの、その分リターンが大きい制限カード。先攻のハンデスはもちろん後手でも凶悪な除去を持っているため積極的に狙っていきたいカード。

<フルール・ド・バロネス>

今まで盤面に残りがちだった混沌魔龍カオスルーラーなどを墓地に送りながら出すことができる除去と妨害を併せ持ったモンスター。除去は自分のカードにも撃てるため盤面の調整にも役立ちます。このデッキが抱えていた問題を一瞬で解決したハイパーパワーカード。稀に水晶機巧ハリファイバーで展開する前に出して誘発をケアしながら展開できます。

4.採用候補に上がったカードについて

この項目では採用間近まで行ったカードや、採用していたが抜けていったカードを紹介したいと思います。正直忘れているカードとかもあると思うので気が向いたら随時更新するかもしれません。

<シノビネクロ>

未開域のマジック・テンペスターでの先攻ワンキルを見たことある人は知っているかもしれません。効果や効果なコストで除外された場合に自身を特殊召喚できるアンデッド族のチューナー。闇の誘惑との相性が良いことやブラック・ガーデンで蘇生できる打点は良いと思いました。

しかし、ワイバースターを出すために除外しても自身の効果は使えないため混沌のヴァルキリアを不採用するにあたって共に抜けていきました。

<混沌のヴァルキリア>

ワイバースターやコラプサーペントを採用する前に入っていたカード。1枠で済むのと除外された際の効果で次のターンのリソースを生み出せるので相手ターンのシラユキ効果のコストに混ぜたりしていました。落としたカードの効果がそのターンに使えないのと純粋に上述の2枚の方がパワーが高かったため不採用。

<スターダスト・トレイル&イルミネイト>

スターダスト・シンクロンの2枚目とと同時に採用していたカード。スターダスト・トレイルの効果自体は強いものの使用頻度があまりにも低かったことや事故の要因になっていることが多いと感じたため不採用としました。

<ドット・スケーパー>

非チューナーのレベル1モンスター。墓地に行ったり除外されると場に出てくるため連続でシンクロ召喚を狙う時は強かったです。手札コストなどにしても強いため使い勝手は良かったのですがワン・フォー・ワンを抜くと決めた時に一緒に不採用にしました。

<こけコッコ>

初期に採用していたチェーンに乗らずに特殊召喚できるチューナー。後引きが弱いカードは極力減らしたいので不採用。闇属性だったら3枚採用していたかもしれません。ゴウフウを返せ。やっぱり返すな。

<ワン・フォー・ワン>

チューナーにも非チューナーにも触れる飛び道具。緊急テレポートの方が使い勝手が良いと感じデッキ枚数を減らすにあたって不採用としました。

<貪欲な壺>

手札補充とリソース回復を兼ねたカード。戻すカードが難しすぎるのとなくても困らなかったため不採用。

<月華竜ブラック・ローズ>

邪竜星ガイザーと入れ替わりに抜けていったカード。ライザーシラユキなどの動きで使うことが多かったですが使用頻度や想定していた場面でガイザーの方が欲しいと感じたため不採用。

<ブラック・ローズ・ドラゴン>

通れば雑に盤面を滅ぼせるがライバルのガイザーが先攻の展開でも使えるため不採用。

<リンクリボー><転生炎獣アルミラージ>

ジェット・シンクロンやゾンビ・キャリア1枚からでも展開をスタートできるようにするカード。エクストラの枠があれば採用していたかも知れないですが、ゾンビ・キャリアはともかくジェット・シンクロンをここで使用してしまうと必然的に後の展開が渋くなるため不採用。1枚でも多くシンクロモンスターに枠を割きたかったのもある。

5.展開について

このデッキの展開についてどこまで書くかは悩んだのですが、ライブラリアンのドローによってかなり変わることや「○○と××が揃っている時は□□する」みたいなパターンが多すぎてまとめるのを断念しました。申し訳ない…。

その代わり【2.現在の構築】で紹介した埋め込みツイートの大会で撮影された決勝戦の動画があるのでそちらを見ていただければある程度参考になると思います。リンクを貼っておきますのでこちらも是非見て頂ければ幸いです。

6.終わりに

記事を書くと宣言してから気づけば2ヶ月経っていました。あまり時間がとれず突貫工事感は否めませんが各カードを採用するにあたって思っていたことはある程度書くことが出来たと思います。

シンクロ召喚をメインにした展開デッキを大会で使おうと思ったのはサモン・ソーサレスがまだ生きていた頃のジャンド以来でしたが、毎日少しずつ構築を変えながら程々に勝てるところまで持って行けたことが何より嬉しかったです。

願わくば、この記事を読んでシンクロダークというデッキに興味を持ってくれた方と意見交換をしたり、より良い構築を作り上げて多くの大会で結果を残せるようなデッキになると良いなと思いました。

長くなりましたが今回はこれぐらいで締めようと思います。

質問や本記事についての指摘等あればTwitterの方に連絡をいただけると嬉しいです。

Twitter ID → @5050TORA










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