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虎に翼 2024年7月19日 「持ちつ持たれつ」の正体

寅「ああいう人達に借りなんて作って欲しくないから
あなたを確実に傷つけて、心に出来たかさぶたを
ことある事に悪気無く剥がしていくような人達。
彼等にずっとヘイコラして欲しくない。
自分の意志で物事を受け流す事と
受け流さざるを得ないのとは違うから。
私が居なくなった後もこの件にあなたが縛られないように。したいように 出来るように 怒る時に怒る事が出来るように そう思って…処分しました」
※今日のドラマの台詞の書き起こしです

   「虎に翼」今週は
新潟地家裁三条支部に寅が赴任された。  
支部長として有名人寅を皆は大歓迎した。
特に杉田太郎(高橋克実)

この土地で人脈が広く、地域の人達が言う事を聞くらしい。杉田太郎の便宜で佐田家に、色々な店から物が届いた。これからも届けるらしい。
「持ちつ持たれつですから。あなただって色々大変でしょう」
と、何でも手の届く範囲便宜を図る気らしい。
満面の笑顔を崩さない杉田太郎。
しかし寅の表情は嬉しさというより困った表情の方が強かった気がした。

普通だったら、新転地でこういう人間にまず
気に入られるかどうかにかかっている。
気に入られなければハブられ、居られなくなる事態にもなりかねない。


高瀬雄三郎(望月歩)


地裁の書記官らしいが、とても大人しくひとりで本を読むのが好き。
しかし寅はそんな高瀬を弟に重ねて何かと声をかけたくなる。
しかし
「僕にかかわらなくても良いです」
と突っぱねた高瀬だった。
実は高瀬の兄はお国のために戦地でタヒんで、弟の雄三郎は戦地に行かずに大学に行ったが
その事でチクチクと田舎で嫌味を言われて
職場でも何となく孤立していたらしかった。
なので自分に優しくしても良い事は無いよ?と寅に思って欲しかったらしい…

だがある日、またもや高瀬は村の人間に兄と比べられて、散々侮辱を受けとうとう激昂してしまった。
そこに寅も入り寅も被害を受ける。
その後に周りはいきなりなぁなぁにして
《何も無かった事》にしようとしたが
敢えて寅は高瀬の事を本庁に報せた(書類送検?)
その時の言葉が冒頭の文です。
脚本家吉田里香さんのこの言葉はとても良いと思った。これこそ、高瀬に対して愛がある。
こういう事をして、高瀬よりも
佐田が居づらくなるかもしれない。
だけど本音を語った。
奴ら(職場や地域)に怒りをぶちまけていたのだ。
書類送検をされても罪としては殆どたいした事はないだろう、が寅の言った言葉は



「お前らは高瀬という傷ついたひとりの人間の心を毎日悪気無く踏みにじって平気で笑ってなぁなぁでやってるんだよ。そして今度は高瀬に借りを作って更に高瀬が何も言えない状況にしようとしているんだよ!」


と直訳すれば分かるか。
高瀬は思っていた通りの言葉を貰って寅に感謝をした。


杉田太郎のよく言う「持ちつ持たれつ」彼の言うそれは助け合い以上の意味があった。


寅は生活の面で杉田太郎のどこから出ているのか分からない賄賂を毎日受け取って居るような状態だった。
星航一(岡田将生)は時々東京から訪れる人間だ。
たっかーい弁当を自分に差し出す地裁の杉田次郎を見て察知したのだろう
「心配なので来ています」
と言っていた。勿論その弁当に決して箸をつけなかった。
※視聴者はこの台詞に対して恋心?と捉えたようですが違いますよ。
あと星航一は寅が言う前に、高瀬に対してみんなが心無い事をしているのも察知していた。

 様々な場所でそのような「持ちつ持たれつ」はあるだろう。だがそれをやる人間の本意が
「単なる好意」
「親切なのか?」
「自分に逆らえなくさせるためなのか?」
これを見定めなければならない。

親切心には意外な罠がある事がある。

最後に寅が杉田太郎の便宜を全て拒否したのを知って
初めて杉田太郎の表情がこわばった。
杉田の弟次郎は普通に握手をしたので、次郎は案外
土地の風習というか親切心だったのだろうが
杉田太郎は違っていたという事だ。
後々懐柔させた寅を思う通りにするためにやっていた杉田太郎弁護士。

一見穏やかだが計算高いゆえに人脈も多いらしいので、今後どうなるか気になる所です。


参考


※ところで前回に書いたnoteで
トランプがリバタリアン党に
一席を設けてやろうと集会で約束をしたが、リバタリアン党も馬鹿では無いのでそれを断った。
これも違法の未遂に終わったのか…
急に思い出しました。
バイデンのコ口ナ陽性も周辺の人々の健康にどう影響するのか少し気になる。
そして、コ口ナでフラフラな人を老いぼれだの何だの言っていたのか…日本のマスメディアも。
話題がズレました…

※加筆修正致しました












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