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【#親子】家族にとって大事なこと

 「家族にとって大事なこと」について最初にパッと思い浮かぶことは何ですか?

 ボクはね、「抱きしめられることで感じるぬくもり」。

 例えばさ、自分が悲しい時、苦しい時、兄弟が悲しい時、苦しい時、そういう時に、親が「大丈夫だよ」って抱きしめてくれるとさ、きっとそれだけで安心するんだろうよ。

 言っちゃ悪いけど、ボクはそんな経験は一度もない。父親は常に、口先だけで論理を語るだけ。サンタさんも仮面ライダーみたいなスーパーヒーローもいない、なんでかっていうとこうでこうでこうだから、みたいに。

 小さい子供だからって話しても理解できないでしょって決め付けて、こっちの話を聞くではなく、ただ饒舌に語って終了。それを毎度聞かされるだけ。

 親ってこういうものなのかなってずっと疑問だった。でも、大人になってからわかったんだよね。世間とか他の家族とかを切り離して「うちはうち」って口々に言う割に、どこか常に感じていた違和感は間違っていなかったってこと。

 つまらない家庭で育ったんだなって。未来に希望を持たせるでもなく、「お前らが社会に出る頃は大変な社会になってるぞ」に関連する話をするはするんだけど、どうやって生き抜いていくべきかを具体的に語ろうとはしなかった。

 ハグの重要性なんかおそらく一度も考えたこともなかったんだろうね。で、ある時からこう思うようになった。「本当に自分の親なんだろうか、養子か何かではないのか」って。

 いや、普通がどうかは知らないけども、愛する我が子なら抱きしめるくらいはするんじゃないの?って。かと思えば、ちょっとしたことで殴る蹴る・・・。

 紫陽花事件は忘れもしない。同じ敷地内に住んでいた親族のおばさんが、ある日、庭にある紫陽花の枯れ葉を数十枚切り落として手入れしたんだけど、地面に散らばっていた枯れ葉を見て、家にいた姉兄とボクを含めた三人とも呼び出されて、「誰がやったんだ!正直に言わないと三人ともぶん殴るぞ!」と。

 何のことで発狂してるのかおそらく三人とも理解できていないまま叱られてるんだよね、紫陽花の葉っぱが散らばっているところで。で、誰も何も言わないじゃんね。当たり前だよね、誰もやってないんだから。

 で、そもそもこれはそんなに怒鳴りつけるほど悪いことなの?って思いながらすぐに察したよね、自分はもちろん、姉も兄もやってないってわかった。

 でも、誰かがやったと決め付けて発狂している父親を前に、これは早いとこ済ませたほうがいいと、末っ子のボクが動いたわけよ。「ボクがやりました」って。そしたらその瞬間バシィー!!ってビンタされて、とりあえずその場は終了したわけよ。

 でもさ、後になって真相がバレてしまって、親戚のおばさんが手入れしたことが親に伝わったことで、「なんで嘘吐いたんだ!」ってまた怒られてビンタされたんだよね。

 もうわけがわからない。だって不本意に三人とも殴られるのは避けなきゃならないでしょ。だったらこの程度のことくらい自分がウソでも言って殴られてやるよってことで自分が殴られたわけ。

 おそらく、父親は躾に対する固定概念が歪んでたんだろう。おかしい状況であることは姉も兄も気付いていたはず。だってやってないんだから。それに状況からしてこんなこと誰がやるんだ?ってすぐにわかる。

 空手に心酔していたくせに、殴られる側の気持ち、弱い者の気持ちがわからない父親だったとわかったんだよね。無駄に、気持ち悪いキレ方してた。歯を噛みしめて、顎の関節をグリグリさせながら表情歪めて殴ったり蹴ったりしてた。

 笑っちゃうよね。それでいて「オレは空手のおかげでどうのこうの!!」って饒舌に語ってるんだもんさ。そのおかげで母親も手を出すようになった。

 高卒以来、ボクは一度も実家に帰った事が無いんだけど、高卒=解放だったんだよね。それと、帰省するとさ、顔を合わせるわけじゃん。そんな気持ち悪い過去が今もベッタリ記憶に残っている状態で顔合わせたらさ、何するかわかったもんじゃないっていう懸念があるから帰らない。

 衝動を抑えられなくて親を殺傷してしまう人たちいるじゃん。わからなくはないもんね。親から受けた痛みに対する憎しみとか恨みとかってさ、そうそう簡単に忘れられるものではないでしょ。

 姉とか兄もさ、両親の口ぶりをマネして「親の気持ちを何だと思ってんだ!!」みたいなこと言ってたけど、お前らもお前らだろwwwって。ろくでもねー問題しか起こしてねーじゃんって言いたくなる(笑)

 ハッキリ言って親の気持ちなんかわかりたくないね。子供の気持ちが理解できない親の気持ちを理解しろだなんてどの口が言うんだよって話。

 もう昔のことはスッカリ忘れて、今は畑を耕して野菜作って夫婦仲良く暮らしているみたいな話をしてたけど、随分と都合の良い脳ミソしてんなぁーって思ったら、老化と共に記憶の改ざんが進行してただけだった。

 是非、子供に与えた苦しみ以上に苦しんであの世に行ってほしいね。自由とか権利を意気揚々と語る前に謝罪しやがれ馬鹿者。

 とかいう小説が書けそうだ(・∀・)気持ち悪い記憶だけはしっかり残るってことを知れ。身〇晒〇ぞ。

※いやー怖い怖いwww怖いよぉぉぉぉぉぉぉ!!映画「きみはいい子」はオススメの映画です。毒親の子は毒親になるのか否か。子に優しくすれば他人に優しくする社会が作られていく。

 人から優しくされることに違和感を感じるのは、たぶん優しくされた記憶がないからっていうよりは、ハグされた記憶がないからなんだよね。今思えば、居候してるようなものだったな。

 天体望遠鏡が欲しいなんて言った覚えないのに、買ってやった的な空気になったこともあったな。かろうじて土星が見えた。そのあとは分解してガラクタになった。で、野球がやりたいって言ったらダメって言われたんだけど、おじいちゃんからグローブ買ってもらったからやりたいって思うようになったのに、父親はダメだと言う。

 お前ら親子か?って思ったよね、正直。だったらおじいちゃんがせっかく買ってくれたグローブも何の意味もなかったな。っていうところから察するに、父親はおじいちゃんに対して「余計なことをするな」とでも思ったんだろう。

 兄とのキャッチボールは楽しかったけどね。漫画みたいに窓ガラスも割ったし。

 普通の家庭で全然良かったはずなのに、いつ思い返しても「異常」だった。なんで今になって暴露しまくっているのかというと、親もまあまあの年齢だから、死ぬ前に気付かせてやらないといけないと思って。

 ボケーっとして過ごしているフリをして、ずっと気持ち悪い家族を観察してた。こんな親にだけはなるものかって思いながらね。何回も言うけど、本当に気持ち悪かったんだよ。

 田舎に移り住んでおきながら、自分の子供に対して「お前は世間知らずだ」って言う父親がどこにいる?じゃあ都会に居れば良かったじゃん。胸糞悪いわー。マジでー。

 小学生でも電車使って学校に通うような生活であれば、黙っていたって世間に関心は向いたでしょ。それをさせなかったのはお前だろって言いたい(笑)

 同じ母校に通わせたかったみたいなのは嘘だって気付いてたけどね。高校も。誰が言いなりになるかって思ってたよ。ただ、素行の悪い輩とは関わりたくなかったから進学校に入っただけ。

 実は、ボクは昔からよく考える人間だった。よく観察する人間だった。その割に、自分から心を開いて話そうとはしなかった。そりゃー親も「お前が何を考えているかわからない」って言い出すわな。お前のせいだけどねって内心思ってた。

 結構ネタになるね、気持ち悪い過去って(笑)

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