ユタ化

大学時代に、ちょっと変わった性格の同級生が居て 学科内では多分もっとも仲のいいうちの一人だったと思う 卒業式の日に彼の家に泊まって(俺は2回ダブって彼は院卒の年だった)、二人して鳥刺しを食べて、二人して一週間カンピロバクターに罹ったりした この家に移ってからそいつが遊びに来て、そん時の振る舞いが、何となく嫌になっちゃって、別に喧嘩したとか全然ないんだけど、それからちょっと疎遠になった 後でそいつ由来の人間関係のトラブルに巻き込まれたりもして、もっと疎遠になった 一回ぐらい何かで一緒にメシ行ったけど、それだけ 全然会わないうちに東北の実家へ帰っちゃった 今度ドイツへ行っちゃうらしい

で、最近、そいつがしていた変だなと思う振る舞いや何か嫌になっちゃう振る舞いを、俺がしているような気がする 働きアリの法則? 前にも書いたように、反省はできて、しかし依然変ではある、俺は、改善ができない 彼も多分そうだったと思う 俺が変なので、あなた方にとって、何となく、理由なく、わかんないんだけど疎ましいということがあると思うが これってでもしょうがないんだよな、俺がどのように反省をしても解消しようがなく不可逆 明白な原因がないのでそういった齟齬は修復不可能であることを経験で知っている そいつとはもうそれまで それまでじゃない そのうちメシでも行きましょう(定型)

他人のふるまいの良くない部分を指摘したりってとても労力のかかることで 通常、疎ましい部分のある奴とは当たり障りのないコミュニケーションを取りながら離れていくと思います これ全部が俺の話なんですけど、俺とかそういう疎ましい部分のある奴って、急に攻撃性を発露するんじゃないかという危うさを感じさせるような情緒の烈しさを持ち合わせていがちなので、野生の熊と目を合わせながら後ずさるかのような仕草で離れていくのが良さそうです 熊に遭ったようにその場で死にはしないけど、後々になって死ぬほどめんどいと思う 俺とかそういう奴って、自分の情緒にだけ敏感で「機微」とかを持ち合わせていないので、言ってもらわないとわからなくて、でも熊に何かを指摘するような蛮勇(まことに蛮勇)を持ち合わせている他人はこの世にほとんどいない だから俺とかそういう奴って(デッカチャン「僕みたいに太ってる人は〜」)、誰にも何にも言われないで、誰にも何にも言われないのを不思議がりながら 勝手に一人になってゆきます あの、ほら、腫れ物扱いって言うでしょう、俺がその腫れ物 熊で腫れ物 腫れ物の熊を見るのは初めてか?

違っている時に、いいえ、それは違います、って言ってくれて良い別に 言って欲しい、その分の労力をかけてほしい、そう思わないならそう思わないって言え、当たり障りなさでバリア張んな、こっち入ってきて話しろまず いいえ こっち入ってこなくていいやっぱ、俺がその距離感の機微を理解できない限り意味がない、俺が距離感の機微を理解できないことを理解しろっていう暴力的な押し付けがしたい訳ではない ごめん 

全部を素直に受け入れられるかと言われると、正直わかんない 正直わかんないんだなこれが、性格終わってる 例えば、人が喋ってる時に漢字の読み方とか内容とか間違ってても指摘しない、何ならそちらに合わせて一緒に間違うし こちらもなんか突っ込まれると思って喋ってなくて、音が出てればいいと思っている節があるから、適当に言ってることについて急に深く突っ込んで聞かれたりすると、ああもう終わりです、めんど、黙ってていいですか、になることが多い これが人間性についての話だった場合に、同じことが容易く起きうるとも思う

「すみません」と「ごめんなさい」が口癖になっちゃってて、これがお酒を飲むと本当にヤバくて、もし「謝り上戸」っていう分類があるとすればそれだと思うんだけど 他人に謝り連射をされた場合にちょっと会話にならなくて大変だな、ってのも 別の事案で、最近わかった ごめんなさいはいい 話をしよう 態度で示していこう 気持ちいい人間になろう

いや、だからさ、ここまで千何文字とか書いて、最後まで自分本位の話しかしてないんだよ そういうとこなんだよ多分 最初に向いてる方角が違ってんだ 芯が腐ってんだ 寺に入って修行しよう 人間観を固え棒で鍛き直してもらいましょう

昼は麻婆豆腐と水餃子 麻婆豆腐ばっか食ってんな、ハマってるのと好人家の調料が余ってる 夜はやまや行ったらサッポロの色んな発泡酒が売ってたからお好み焼きをアテに飲み比べ 全部おいしくてあんま違いとかわかんないけど

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