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フリーランスのチームは仕事の流通構造を変えるか?#研究報告書

◆実験の目的と背景

下請けの、下請け、になりがちなフリーランスもチームを組むことで、大きな仕事をエンドクライアントから直接取れないものか?
取れると、仕事内容、報酬、色々と良いことがあるのでは?
というのが、今回の仮説でした。

よくある仕事の流通構造(筆者作)

◆検証したいと思っていたこと

下記の2つですが、結果としてこの研究の中で検証することはできませんでした・・(すみません)。理由は、自分の仕事量が多くなってしまい、研究に多くの時間を取れなくなったためです。

  1. フリーランスチームを編成することで、今まで知識やスキル不足が要因で獲得できていなかったような案件を獲得できたか?

  2. フリーランスチームで仕事を獲得した場合、エンドクライアントから仕事を獲得できているか?

しかし、この研究以外では、他のフリーランスや企業の方とチームを組んで仕事を進める機会があったので、そこでの気付きを述べてみたいと思います。

◆結論と根拠・気づき

結論

下請けの下請け、問題の解決方法は必ずしも、フリーランス同士のチームだけでなはい。しかし、フリーランスチームが1つの理想形であることは確か。

根拠・気付き


研究期間中、3つの構造で、仕事を請け負いました。

1つ目は下記の仕事の受け方(1)です。
エンドクライアントに対面するのは、代理店(つまり、自分にとってのクライアント)であり、自分は直接エンドクライアントとやりとりができません。
これだと、エンドクライアントのニーズもわかりにくく、報酬も抑えられがちです。つまり、あまり望ましくないパターンと言えそうです。

仕事の受け方(1)

2つ目は下記の仕事の受け方(2)です。
フリーランス同士のチームで、理想的な形と言えます。
(1)で問題だった、エンドクライアントとのやりとりや、報酬の不透明性も解決されます。
このパターンを増やしていければ良いのですが、やはり大企業へのコネや営業力等々は、企業にはかなわないところがあります。

仕事の受け方(2)

最後、3つ目は下記の仕事の受け方(3)です。
これは、フリーランスである自分もエンドクライアントと対面するパターンです。個人的にはフリーランスチームより大きな仕事を取りやすいと感じています。
(1)で問題だった、エンドクライアントとのやりとりは解決され、対面しているからこそどのくらいの金額で請け負っているかも容易に想像でき、場合によってはクライアント(代理店)が教えてくれることもあります。

仕事の受け方(3)

◆研究に関する考察・これから

フリーランスチームは大きな可能性を秘めていると思います。
一方で、フリーランスとクライアント(ここでは代理店)が協業することも、大きな可能性を秘めていると思います。仕事の受け方(3)は、INTLOOPのビジネスモデルと近いのかもしれません。

◆全体振り返り

今回は残念ながら、コミュニティ内で研究を行うことはできなかったのですが、このテーマにはライフワークとして望んでいきたいと思います。

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