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子供のVlogを始めてみた。

自分の会社で新しくベビー向けの動画サービスを始めようとしていて、
その一環で色々なコンテンツを試している最中でもあり、
前々から興味があったVlogを始めて作ってみました。

Vlogや過剰演出型動画については以前の記事でき書きましたが、
実際自分が好きなタイプの、じっくり日常を見せるタイプの動画を
制作したことはなかったこともあり今回息子の日常という形で撮影しました。

代官山散歩というタイトルですが、
休みの時によく行くコースをなぞってカメラを回してみました。
機材的には
・本体はsony α7Ⅲ
・レンズはSONY レンズ FE 24-70F2.8 GMの1本のみ
マイクはカメラの内蔵だったのでちょいちょい風切り音が気になります。
けど、充分聞き取れる内容でした。
最近の内蔵マイクもかなり進化していると思いました。

セッティングについては
基本24P のHULLHD。
色の設定はPP10であとからRAT(ラット)を入れて
簡単なカラコレはしています。
編集ソフトはプレミアのみ。音源はフリー。

今回撮影してみて思ったのは
スローなしの子供の撮影はめっちゃ大変
ということでした
いつも制作している動画は過剰演出型でも、いかにそれっぽく誤魔化すかという
技法をふんだんに使うので、というか主に120Pのスローで使う前提なので、
子供の予測不可能な動きをある程度カバーできたのですが、
日常を切り取るタイプのVlogですと、
基本スローではなく映画のような24Pでそのまま使用するので、
かなりしっかりと撮影しないと使える素材にならないということでした。

三脚も持って行ったのですが、あまりに予測不可能な動きをするので
途中から手持ちに切り替えました。
手ブレがひどい時は編集でスタビライザーをかけています。
けど、意外とそんなに見れないほどではないなという印象です。

さらに課題となったことは一つのカットの秒数をあまり稼げないということでした。
しっかりワンカットワンカットを見せていくた撮影だったのですが、
子供の予測不可能な動きと、
普段色々なカットを素早く撮影するという習慣づけのせいで、
素材の使える尺が結構短くて、編集に苦労しました。

編集で思ったことは
テロップ補正がないとマジでただのダラダラした映像だなと感じました。
自分の息子ですらテロップや情報性がないと、
ただのホームビデオになってしまい、つまらないと感じました。

今回思ったVlogの作り方での復習は

・あまり三脚撮影などにこだわらず、カメラワークはフレキシブルに対応した方が子供撮影の場合は良い。ワープスタビライザーが優秀なので、ある程度そこを踏まえて手持ちで撮影するのもあり。

・自分が思ったほどワンカットが長く取れていないので、いつもより多めにワンカットの素材を長くした方が良い。
テロップ等をしっかり読ませて、綺麗な映像を楽しむことが、このタイプの動画の良さなので、一つ一つのカットを誤魔化さず眺めで収録する

・テロップの文言がかなり重要。キャラ設定の大切さ、ワードセンス、構成力。
ただ綺麗な動画ではなく、日常の面白さ、どこかクスッとなるような語彙力が必要なんだと痛感しました。(自分はまだまだ足りないので学習あるのみです)
今回も初めの企画では、「子供の日常を映し出すけど、テロップはシュールなギャグを言ったりする」みたいな笑い要素を入れようとしたけれど、
実際動画に埋め込んで見ると自分のギャグセンスのなさに恥ずかしくなるどころか、軽く絶望するレベルでした。
構成作家さんなど、それで飯を食べている人たちは、やっぱりプロフェッショナルなんだと思いました。
ギャグ路線はくそださかったので、普通に子供が喋ってる感じに落ち着きました。
フォントもそのニュアンスに合わせて筑紫をチョイス。
子供の成長記録という側面も醸し出したかったので、
白い枠を全体に入れて、写真っぽさを出したりしました。

近々第二弾を撮影予定です。
やはり撮影は何より身軽が一番です。
カメラやレンズに関しては特に問題なく、質感も気に入っています。
できればローニンやマビックミニなども登場させたいところですが、
一旦は現状のセットでしっかり撮影できるレベルを高めていこうと思っています。



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