魅羅苦縷・シックボーイ

気分絶好調で目覚めて精神科へ薬を貰いに行き、保険のあれやこれで病院で揉めた。説明が難しいので省くが、説明不足＆私の無知のダブルパンチで私の払う医療費が2000〜3000円からn万円に跳ね上がったといった内容である。

落ち着いてどう対処すれば良かったかを分析！そして次回へ生かす学習！をすれば良いと脳ミソの端っこの方では分かっているのだがこちとらその精神科へ足繁く通うメンタルヘルス・ヒューマン。金が目の前でポコポコ無くなる様を見ていたらパニックになり視界が暗転。気付いたら受付のボールペンを腕にブッ刺していた。

死ねば全てが解決すると思ったから。

というのもあるが、普通に情緒が不安定な時は肉体的に痛い目に遭うと安心するのだ。仕事に行くのが憂鬱で、鋏で腕を切りながら出勤した時みたいに。

まあでも大袈裟だが、生まれて来なければと久しぶりに思った。理不尽に病院にぼったくられたのも何回目か。しかし学があればこんな目にも遭わなかった。いやどうだ？義務教育をまともに受けてない人間だが｢病院で損をしない方法｣なんて中学校とかで学ぶか？要は生きる上手さ、損をしない為の知識と術。私は生命を維持する為の全てのスキルが人より欠落している。

前の記事にも記したとおり、私は夏に仕事をドロップアウト。カスカス貯金しか手元に無い、転職活動がやたら長引いているスーパー低所得肉体労働アルバイターである。
将来への不安で滅入ってた時のこの一撃でノックダウン。死にたいと叫んで泣き喚く現代の哀れなモンスターの出来上がりだった。病院の階段を駆け上がって屋上とかからポーン。なんてのも頭に過ぎっていた。まあ屋上なんてあるのか知らんけど。

ご機嫌に診察を終えた直後だったが完全に待合室に転がった困った肉塊と化したので、もう一度医者の元へ強制連行。誠にめんぼくねえ。

何やら私というメンタルヘルス・ヒューマンは金銭の事になるとパニックに成りやすい様だ。10代の頃に満たされなかったものに大人は固執するといったツイートを見たが、どうなのだろうか？まあカツアゲにはよく遭っていたから不安定ではあったかもしれない。

落ち着いて、帰る支度をした頃にはなんであんなにパニックに陥っていたのかもよく分からない。我ながら躁鬱の切り替えの速さに驚く事が多い。

障害年金とかちょっと気が引ける四字熟語について聞いてみたが一応肉体労働アルバイターになれているので申請は難しいとの事。イエッサー、年金事務所。

泣き喚いてる時に通りすがりの看護士、視界に姿が映らなかったのでどのような方だったか分からないが、私の腕に空いたボールペンで刺した穴をさすって、｢痛かったね。｣と言ってくれた方がいた。母に抱きしめられるような安心感でその優しい声に揺蕩っていたかった。

何時までこんなメンヘラ動物奇想天外な行動をしてしまうのだろうか。何時まで誰かの優しい声を求めてしまうのだろうか。
折角公園に行き見つけた四つ葉のクローバーを人間失格に挟んでしまったのも間違いだったのか。

それは兎も角今は失った銭を稼ぐのだ。suzuriのグッズ、買ってね。
やけに鬼畜な世の中だが、なんとか生きて逝きましょう。まあ死にたいけど普通に。明日は何にへばりついて生きようか。今雨の音が私の耳から心臓やら脳やらへ届いて其れはまあ憂鬱である。