「観察すること」は「創造・問題解決・客観力」につながるトレーニング
最近、GWにひとり旅行をしました。
様々な場所を歩き、いつもと違う景色に触れていると、あらためて
日頃から観察してアンテナを張っていかないとな、という気持ちになりました。
さて、普段から僕がやっているトレーニングに
「観察すること」があります。
例えば道ばたや電車、コンビニなどに貼られているチラシや広告のポスター、新聞の折り込みチラシを見たり、カフェなどに置いてあるフライヤーを持って帰ったりと、デザイナーを目指しはじめたころからの癖です。
で、そこから僕は何をするかというと
まず対象となるものを、じっくりと「観察」します。
例えば「このデザインはこういう意味があってこうしているんだな」とか
「これは〇〇な目的があって、こういう文字やレイアウトにしているんだな」と観察しながら分析していきます。
もともとは、自分のビジュアルの引き出しを増やすために始めたことですが
意外といいトレーニングになります。
個人的にポイントは3つありますが
多角的な視点から覗いてみる
昔、趣味で写真を撮っていた頃に、写真家の先生から教わったことです。
子供と同じ目線で見てみたり、上から見てみたり、斜めから見てみるだけで
全く違った景色になります。
例えば、コップ1つを観察してみても、横からみれば四角だけど
上下からみれば丸になります。
もしあなたが仮にコップをを一つの視点だけで捉え「四角」だと
誤解したままだったとしたら、見ている世界はとても狭いままです。
多角的な視点を持つと意識することで、全体像や本質を見抜くことにつながり、そこから新しい可能性を見つけたり、問題を解決する方法が見つかったりします。
変化をチェックする癖をつける
「コンビニのおすすめ商品は今こうなっている」とか
「いつも通るあの場所に新しいお店ができた」など、常に身近にある場所で起こるちょっとした変化を観察するようにしています。
と同時に考えるのは「なぜ前のお店は終わってしまったのか?」「なぜこの商品がおすすめになったのか?」など。観察をしながら、「なぜこうなったのか?」「どういう理由でおすすめなのか?」という問題を、常に自分自身に問いかけるようにしています。
「自分自身も客観的に観察する」ために瞑想をする
たまにやるのがこれです。マインドフルネスとも言われていますが
どちらかというと「プチ瞑想」に近いかと思います。
朝起きた時か寝る前くらいに、10分くらい何も考えずに目を閉じて
鼻で呼吸をし、呼吸に意識を向け、自分自身を見つめ直します。
「さっき出した2つと趣旨が違うのでは?」と思う人もいるかもしれませんが客観的に自分自身も観察していかないと、周りを観察をするにしても
目線が曇ってしまうと、個人的には思うんです。
ガチで座禅をするとかではなく、一人の時間がある時に
スキマ時間を使って、ゆるくやってみるくらいでいいかと思います。
観察という言葉を調べると「物事の状況を、客観的に注意深く見ること」という意味ですが、もしあなたが「観察力」を鍛えることができれば
人とは違うことや、より多くの気づきを得ることができます。
今は様々な情報があふれていて、広い範囲の情報が
いつでも、誰でも簡単に手に入るようになりました。
しかしその反面、情報があふれるほど
周りの変化から、気づきを得ることが難しくなってきています。
「周りの変化から気づきを得ること」自体が、希少価値となっている時代の中で、観察力は「周りを見る力」「気づく力」「分析する力」の源になります。
とくにクリエイティブな能力を磨く意味では、重要な力となりますので
もし興味のある方は、試してみてもらえればと思います。
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