見出し画像

[osu!taiko] 大会で使用しやすい譜面についてのおはなし (mapping #3)

注意書き

・私がマッププーラーを務めた大会のことを思い出しながら書き殴った記事です。大会ルールによって選出する譜面の傾向は当然かわります。
・内容が非常に抽象度の高いものとなっています。
以上の2点について留意した上で御覧ください。

1. 使われない、使いづらい譜面の特徴

まずはじめに、使われない譜面について考えていきます。
マッププーラーとして、使いづらいと感じる譜面の特徴やその理由を、箇条書きにしてみました。(大きく影響するものは太字表記

・譜面の質が悪い
必ずしも音取りの上手さだけとは限りません。
楽曲に対して譜面のコンセプトが合致していれば、音取りが多少甘くても採用されます。もちろん音取りは最低限できている必要がありますが、譜面大会に優勝できるような水準でなくても全く問題ありません。

・難所以外があまりにも簡単すぎる
難所以外が簡単である場合、難所だけで決着がついてしまうため、勝負としては味気なくなります。

・ODが5のままである
ODが5の譜面は、そうでない譜面と比べてプレイ感が損なわれています。明確な目的がない限りは、OD6以上を推奨します。

・for Ranked譜面かつPending状態である
大会中に譜面内容に変更が加わると、結構困ったりします。
譜面投稿主とマッププーラーが知人同士である場合は、更新を止めてもらう事もあります

・譜面に致命的なミスがある
譜面がいくら良くても、小節線ズレなどがあると使えなくなったりします…
知人同士である場合は、更新を入れて貰い解決する事もあります

・譜面の難易度が、大会で求めているレベルと大きく離れている
大会のルール次第ですが、簡単すぎたり逆に難しすぎたりする譜面は、基本的に避けています。

・譜面が長い(通常枠で3分30秒以上、TB枠で6分以上)
あまりにも譜面が長い場合、プレイヤー側の負担が大きくなるのは勿論のこと、配信的にも余計に時間を割くことになります。

・他に使用したい譜面と同じアーティストである
アーティスト被りは、基本的に避けています。

・譜面あるいは楽曲が有名すぎる
あまりにも有名な譜面や楽曲は、単純に飽きられます。

・好みが大きく分かれそうな楽曲を使用している
急に大音量のキックを鳴らしたり、常時変なノイズが鳴り続けているような楽曲は、基本的に避けています。

・変にBPMギミックを使用している
PCが重くなるため、基本的に使いたくないです。

2. 大会譜面に求められていること

私が大会譜面を選ぶ際に、前提としているのが以下の4点です。
・ODが5より高い
・譜面が長くない(1分30秒以上、3分30秒以内)
・当たり障りがない楽曲、かつ有名すぎない譜面
・譜面を通して極端な難易度差が無い譜面
この4点が満たされていない譜面は、そもそも検索から除外している事が非常に多いです。

これらの前提を踏まえた上で、私が大会譜面に最も求められているもの、それは即ち"コンセプト"です。
そのコンセプトについて、私が主催した大会の「osu!taiko 北斗CUP」で使用した譜面を例に出して説明していきます。

01. BILLBOARDS - ISCHEZAYU (LIELESS FRENCHCORE BOOTLEG)

○使用した大きな理由
・尖った要素が全くない
… 尖った要素が無い ≒ 個性が無い事こそが個性となっています。

02. Zekk - MidoriLine

○使用した大きな理由
・精度難要素を含んでいる
・単純に、譜面の質が良すぎる
… 良い譜面は、そりゃ使いたくなりますよね。

03. T.M.Generation - X-DEN

○使用した大きな理由
・色々なModを使用して戦略を立てられる(北斗CUP限定)
・譜面制作者と知人同士であるため、譜面のミスを修正して貰えそうだった
・SVが厳しい反面、物量難の要素が少ない
… 練習さえすればスコアが出せるため、指の強さに依存しづらいです。
また、この手の譜面は品薄なため、あると嬉しいです。

04. muyu - Driving In Collapsed City

○使用した大きな理由
・スナップ難を一貫している

・Anti-Mod譜面にありがちな、低速→高速の変化が無い
… ずっと低速であることも、逆に選択肢に入る理由となります。
勿論、低速→高速と変化する譜面も採用します。

3. どういう譜面が、選ばれやすいか

結局、どういう譜面が選ばれやすいのかと言われると、以下のとおりです。

・ODが低くない
・譜面が長くない
・楽曲が特殊すぎない
・局所難すぎない
・譜面そのものの完成度が高い
・明確なコンセプト(個性)がある
(・譜面投稿者と連絡が取りやすそうである)

大会によって細かい選考基準は異なりますが、共通認識としては、恐らく上記の通りになっているはずです。

4. さいごに

みんな、良い感じの譜面を作ってくれ
結構ガッツリ譜面を漁っているので、意外なところで使用したりするかも