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【レポ】VRchatを1人で始めた結果ーー滅茶苦茶楽しかった!!!

▼1.はじめに

皆さんは、VRchatというものをご存じでしょうか?

サムネ

アバターを選んで疑似空間で過ごす、交流ゲームです。
SAOとか、サマーウォーズとかに出てくるあの世界のようなイメージをしていただければなんとなく付いていけると思います。

サマーウォーズのアレ

このゲームは『VR』と名前についている通り、VR機器を使用して交流することが出来るゲームです。
しかし、どうやらVR機器がなくても、パソコンさえあれば楽しく遊べるらしいということで、せっかくなので世界に飛び込んでみることにしました。



▼2.事前の偏見をチェック

VRchatを実際に体験する前に、筆者が感じていた偏見は以下の通り。
(ここより下は主観が大いに含まれており、事実とは異なる文章の可能性があります)

①公共の福祉がない
(至る所にR18相当のアバターや人権を侵害するコンテンツがある)
②性的倫理観の倒錯
(『お砂糖』と呼ばれる精神的肉体関係を表す言葉があり、そういう関係が跋扈している)
③荒らしばっか
(海外の人もプレイするゲームのため、そういう荒らしユーザーが多い)
④内輪ノリしかない
(どうせみんなイチャイチャしてるだけなんでしょ!!!!!)

ーー脳内の私

上記の偏見を引っ提げて挑むレポです。
結論から言うと上の偏見は『まぁ間違ってないけどそこまででもない』というような感じです。
それでは行くぞ!!!!!!!!!

▼3.ワールド開始、誰もいない編


目が覚めるとそこはーー。

ロードが終わると、初期部屋に飛ばされます。
ここで操作方法やアバターを変更したらポータルに入ることで、別のワールドに参加できるようになります。


おばかポータル

ですがここでポータルに飛び込んではいけません。
このゲームは日本語対応ですが、"あなたは日本人だから日本鯖"のようにアクセスが自動で切り替わるような初心者に優しい設定ではありません。
ポータルの先は基本的に英語が公用語で話されていると思ってよいでしょう。
彼らはこちらが日本人だと分かると差別用語を滝のように浴びせてくる可能性があります。
目の前のポータルに飛び込むのではなく、日本人の制作したワールドを選択して飛ぶようにしましょう。

教訓:ある程度の自衛をしてVRchatに臨もう


とりあえずここに参加すればOK

▼4.チュートリアル開始

サーバーに移動すると、簡単な日本語のクイズがあります。
こういったクイズを設けることで日本語が分からない人(荒らし行為を行いたい悪意あるユーザー)が入り込まないようにしているんですね。

簡単なクイズ 連続正解しないと入れないよ

そして注意点です。
基本的にこれ以降紹介するワールドは、大体は有志が運営しています。
こういったVRchatに情熱のある人の協力があって、我々が安心して遊ぶことが出来るため、出会う人には敬意をもって接するようにしましょう。

教訓:求めよ さらば与えられん

基本的な設定はここで済ませておくと、今後楽になります。


設定を終わらせた記念にパシャリ(アバターもお試しで着ている)
1人で始めたので当然側にはだれもいない

▼5.淫語ばっか『ポピー横丁編』

とにかく誰かと話をしたい!
そう思った私はログイン人数の一番多いサーバーに行くことにしました。
それが『ポピー横丁』です。

※後記『ポピー横丁』は時間帯により極めて治安維持の難しいサーバーです

ここでの出来事を一部抜粋。
伏字は書けない内容ですので、各自脳内で補完してください。

男①「お前[侵害コンテンツ]好きだろ」
男①「声がそう、声がそんな声してる」
男②「それはそう」
男②「毎日[侵害コンテンツ]聞いて寝てる」
男③(淫語台本を読み上げている)
突然現れたバカデカいゴジラのアバター「ギャオオオオオン(爆音)」
その横を通り過ぎる服を一切着ていないアバター「[差別用語]」

全員国籍はバラバラ


モラル的によくないことを側で言い続ける韓国人ニキ
(見た目以外はまったくかわいくない)

この世界は終わりだ!!!!!!!!
もう全部終わりなんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

PCを投げ捨てようかとおもいましたが、一度冷静になって立ち返ります。
ここはスラムです。
スラムに行って酷い目にあったというのは自業自得ではないですか。
そう、こんなところに足を運んだ自分が悪いのです。

私は冷静になり、淫語台本を読み上げている彼と会話を試みました。
どうやら彼は淫語の読み上げを趣味でやっているだけのようで(なんでそんなやつがいるんだ)、こちらが初心者だと分かると初心者にオススメのワールドを紹介し、アバター(サンプル配布されているもの)をクローンさせてくれました。

どんな人の心の中にも良心ってあるんだね。

教訓:ある程度の自衛をしてVRchatに臨もう!!!!!!!!
マジで、ね!!!!!!!!

後記:上記のワールドも基本的な時間(夕~深夜や)人数の多い時間は勿論ある程度は自治されており、時間帯によって大幅に治安は異なります


▼6.鏡文字で仲良くなる『FUJIYAMA編』

さて、こうして私は淫語の彼から教えられたワールドの『FUJIYAMA』に移動しました。
ワールドは日本モチーフらしく、ワールド内に差し込む明るい日差しがこのワールドの民度を裏打ちしているように感じられました。


FUJIYAMA



ここなら皆ある程度の良識があるはず……………………。
けど……………………。
だけど……………………。



皆が落ち着きすぎてて逆に話の輪に入りづれぇ!!!!!!!!!!!

好き放題歩き回って自分のやりたいことを語り散らかしている横丁と違って、このワールドは話をしたい人がそれぞれ近づいて適当に雑談をするような雰囲気のワールドでした。
勿論、そういった遠慮しいな人のために、『初心者です』や『話しかけてね』みたいな自分に付けれるタグもワールド内に用意されてはいるのですが……………………。

そんなタグ恥ずかしくて付けれるわけねぇだろ!!!!!!!!!!!!!

正論「つけろよ」
私「グゥ」

天邪鬼な私は何もつけずにウロウロしていました。
ちなみに付ければ皆が優しくしてくれます。

私はどこか話し相手を探してワールドをグルグル回っていました。
そんな時ーー。


※こんばんはと書かれています


えっ!?鏡文字だ!?
相手から見て正しい平仮名になるように書かれた言葉で挨拶されました。
(書くときは反対向きに書かないといけない)

私が初心者だとどうやらバレているようで、優しくワールドの説明や私が何故VRChatを始めたのかなど、親切に聞いてくれました(寂しかったので簡単に懐いた)

人の温もりがあったけぇ、あったけぇや……………

相手はまぁまぁの年月をVRchatで過ごしている方でした。
(ちなみに初心者なのは本当に簡単にバレる)
((タグをつけない葛藤はマジで無駄だった))

▼7.初めてのフレンドが出来た

と、いうことでその方と話し込み、フレンドになることが出来ました。
(上の画像に右に映っているもう一人の方もフレンドになってくれた)
ちなみに、ウロウロするだけだった私にわざわざ話しかけてくれた理由を聞くと、
『なんだか初心者だし、ずっと徘徊してて自分から話しかけるのが得意じゃなさそうだから』とのこと。
何故だろう、話をしてくれて嬉しいはずなのに。
お母さん、僕、涙が止まらないよ。

▼8.交友関係を広げろ!『JAPANTALKROOM編』

楽しい時間は巡り、今度は先ほどのフレンドに紹介された『JAPANTALKROOM』というワールドに来ました。
ワールドはFUJIYAMAと同じく交流用のサーバーですが、こちらの方が部屋感といいますか、閉ざされていて温もりを感じるつくりになっています。
今回も私は一人ですが、今度は初めての友達から教わった鏡文字があります。
私は負けない!(フラグ)

▼9.自分から話しかけて友達が出来た

あかん。話しかけるの無理や(おしまい)
ある程度会話が始まっているところに入るのは私にはハードルが高かったので、壁際にいる人に話しかけることにしました。
私「こんにちは」
果敢にペンで空中に話しかけます。

「こんにちは」

うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
コミュニケーション成立っ!!!!!!!!!!!

後は会話を続けるだけです。
失礼なことを言わないようにすれば大丈夫なハズ。

チャットもありますが、ペンで書く方が感情が出てなんとなく好き

会話を続けていると、相手が壁に文字を書き始めました。

ん?

よかったら

はいはい?

よかったらフレ

あ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


鏡文字のおかげで友達が出来たよ!!

やったああああああああああああああああああ(大声)

ああああああああああああ



ああああああああああああああああ(嬉しい)

ただはにかむことしかできない

友達が出来ました。
これにてミッションクリアです。


▼10.初日を振り返って

とにかく楽しかった!!!!!
最初は色々と不安でしたが、
最初に仲良くなった人のお陰でだいぶ不安は解消されて、明るい気持ちで次のフレンドを作れたことが凄いいい体験でした。
今回は一人で始めましたが、自分の力だけで話しかけて友達を作るという体験をしたのが小学生以来なんじゃない?という感じもあり、そのワクワク感も相まって非常に楽しく過ごすことが出来ました。
VRC、楽しいね……………………。

突然現れたムキムキピカチュウ(なぜか抱きしめてくれる)
突然始まるLoLクイズ

私は今回とても楽しい思いをしましたが、コミュニケーションゲームである点や、親切なプレイヤーばかりでないという点から、これから始める初心者の方は『最初に誰に出会うか?』が非常に大事なゲームだと感じました。
それはおおよそ自分で決めることは出来ませんが、そういった人に近寄られやすい要素を持っておくことで、話しかけられる可能性が大きく上がると思います。

▼11.これからVRCを始める人への心構え

①VRCに興味を持つ。
VRCは非常に狭いコミュニティです。
もしあなたがここで遊びたいのであれば、その姿勢を自分から見せるといいでしょう。
あなたはお客様ではありませんし、相手も店員ではありません。
対等な関係の中で、相手への敬意を忘れずに教えを請えるとお互い幸せになれるでしょう。

②敬意を忘れずに
少し被りますが『敬語で話しかける』のもかなり大切です。
マナーの無い人と話すことは誰にとっても不快なものです。

③距離感を間違えない
相手の話し声をボイスチェンジだと疑ったり、中身の性別を気にする(プレイヤーの性別を聞くなど)などの行為は非常に忌避されます。
人のアイデンティティを初対面で聞くのは非常に危険な行為です。
分かりにくい方は[性別]の部分を[国名]にするとよいでしょう。
あなたって[国名]ですか?ほんとは[国名]ですよね?

▼12.事前の偏見はどうだったか?


最初に抱えていた偏見はいったいどうだったのか。
これは初日以降、数日程触った後の感想になります。

①公共の福祉がない
(至る所にR18相当のアバターや人権を侵害するコンテンツがある)
②性的倫理観の倒錯
(『お砂糖』と呼ばれる精神的肉体関係を表す言葉があり、そういう関係が跋扈している)
③荒らしばっか
(海外の人もプレイするゲームのため、そういう荒らしユーザーが多い)
④内輪ノリしかない
(どうせみんなイチャイチャしてるだけなんでしょ!!!!!)

最初に抱えていた印象

①公共の福祉がない
⇒意外とあった
厳しく罰する仕組みは無いが、遊んでいる人の良心によって意外としっかり自治されています。
勿論そういったものが薄い場所はありますが、そういったプレイヤーも迷惑をかけたいわけではなく、同好の士同士で集まってひっそりと行っていました。会おうと思えばそういった人にいくらでも会えますが、冷やかしたいだけでは勿論会ってもらえないと感じました。

②性的倫理観の倒錯
⇒倒錯までではないかな
VRゴーグルをつけると没入感が大きく変わり、側を通る人の体温を感じるような経験もありました。
そんな状況で(特に魅力的なアバターで)互いの頭を撫であうようなコミュニケーションが日常的に行われている場所に入ると、確かにそういった人が現れるのも分かるように思えます。
勿論そういった行為は基本的に望んでいる人同士でしか行えませんので、あなたが望まないならそういった経験が起こることはほぼないでしょう(そういう人に無理矢理迫られたらブロックしよう!)

③荒らしばっか
⇒ほぼいない、だが………。
基本的にコミュニティが狭いので、荒らし行為をするとすぐに名前が広まってしまいワールドから蹴られることが多いです。
そのため迷惑な荒らしプレイヤーはほとんどいませんが、今は諸々の事情で私のような新規プレイヤーが多く参入しています。
そういったプレイヤーの中には「自分のためにVRCを消費する」姿勢で来ている人が少なくなく、思い通りにならないと声を荒げたり、急に自分の話を突然現れてしだすなど、敬意に欠ける初心者は経験者からは少し冷ややかな視線が送られやすくなっています。

④内輪ノリしかない
⇒それはせや………せやねんけど……………………。

内輪ノリがキツいときは別のインスタンス(並行している同じワールド)にいけばいいかなって……………………。

ホットドッグの群れに近付いたら構ってもらえた図

以外と構ってもらえることも多い。

▼13.後記 最後に

私は初日を過ごしてから数日ですが、今も楽しくVRCを遊んでいます。

皆でお絵かきしたり…………


寄せ書き?


アバター改変失敗したり…………

色々な人との出会いがあるのが本当に楽しい!


ミアピン犬


今後も楽しんで遊びますよ~~~!!!
自衛もしっかり忘れずにねっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!





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