楽器系中二病患者の呪文「アクティブハムバッカー→パッシブシングルコイル」
陰キャには陽キャの音楽が眩しくて
めんさんのカミングアウトを目にして、私の拗らせ具合も伝えておかないと今後の活動に支障が出る気がして、記そうと思う・・・
最近のJPOPの流行りに流されているのか、音楽の趣味が変わってきたのか分からないが、Fenderのテレキャスターがとてもかっこいいと感じる。私が学生の時はおっさんくさいしダサい形だなと思っていたのに。
2000年代から現れた、速弾きギターソロがない、めがね系男子のオシャンバンドはこぞってFenderを使用しているからだろうか、流行りに乗っかりたいだけなのか分からないがかっこよく見える。最近はGibson系サウンドが少なくなっている気がする。アコギはよく見るが、エレキはB’zくらいかなと感じている。
拗らせ義務教育時代～V系と中二病～
めんさんと同じで陰キャな私は、洋楽(HR/HM)やビジュアル系にどっぷりと浸かっていた義務教育時代、BreakOutというV系の番組を見たり、ヘビーメタルシンジゲートという深夜ラジオを聴きながら受験勉強していた為、J-POPが全く分からなかった。音楽遍歴としてはX(X JAPAN）から拗らせ始め、黒夢にハマり、ビジュアル四天王（SHAZNA、La’cryma Christi、MALICE MIZER、FANATIC◇CRISIS）を一通り漁り、METALLICA、PANTERAを英会話塾の先生から教え込まれた。(まぁ偏った趣味になるよな・・・）
これらの音楽のほとんどは変形した、ハムバッカーと呼ばれるピックアップを搭載したギターが使われており、厚みのある歪みのが特徴。EMGピックアップを搭載したESPのギターや、IbanezのテクニカルHR系ギターに憧れており、この音が普通になっていた。
今のようなオタク文化がない時代、今考えると私は楽器系の中二病患者であった。ネットもテレビもない(宮崎県は民放二局)ためGIGSというギター雑誌を食い入るように見て中二病擽るフレーズを貪った。
福岡のBIGBOSS(ESP系の楽器屋さん)でタカミーモデルを見たときは感動した。
"EMGのアクティブピックアップ搭載、ノイズレスでエフェクターのノリがよい仕様…”とGIGSに書かれているのを少年は食い入るように見るわけで…ビジュアルや歌詞だけでなく楽器からも中二病を加速させていく。
拗らせ促進、捻転時代～メインストリームに禁断症状～
コア系が市民権を得て、メロコアブームの真っただ中、レッチリに出会いミクスチャ系に傾倒すると同時に歌謡曲に興味を持ち、自己主張を個性と勘違いした私はJAZZ研に入部、シャレオツ音楽好きなんだぜ！と勘違い野郎まっしぐら。おそらくこの時にジョン・フルシアンテのギターに出会いシングルコイルピックアップに興味が芽生え始める。
幸いにもぼっちではなかったので、恵まれている環境であった。
故に、ケツメイシ、Rip、ファンモン、KREVA等々流行りの音楽が全く分からず、知ろうともせず安心してアングラに籠るのであった。
奥村愛子さんの歌う歌謡曲にドはまりしていた。
私の歌や歌詞を蔑ろにしていた価値観を変えてくれた曲
もっぱらの最近は…
最近ではいそメさ、ドめさん、めんさん達と音楽に関して話す機会が増えたため、ガチガチに凝り固まった中二的感覚は解きほぐされ会話ができる程度までに社会復帰できたと感じているが、Fenderストラトキャスターを代表するパッシブのシングルコイルピックアップの音が出ているめがね系オシャンな曲の話が一切できない。
私が思うめがね系オシャン、シングルピックアップソング
ちょいちょい会話にあがる時私は無口になる・・・だって私の人生オシャンではないのだから・・・
さあどうだ！！
めんさんに負けず劣らずの偏食ぶりだとは思う。若いときの黒歴史、今では多少笑いのネタになったのだろうか…
年相応になりFender系ギターがかっこよく感じているからこそ中二病は完治したと思っていた。さて、練習をと手にしたこいつ・・・
かわいいギターなのだが・・・
拗らせると夏風邪のように長引くのが中二病・・・
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