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秋元康さんは「僕たちは目撃者なんです」と言った

いつか放送されていた女優発掘オーディション番組でのこと。

その審査員をしていた秋元康さんは「最終結果はどうなるのでしょう?」的なインタビューをされていた。その秋元康さんのお返事に唸る。

「僕たちは目撃者なんです」


「女優やアイドルに選ばれる人にはアクシデントがおこるもので、そういった予期せぬことが起こった、その一瞬に惹きつけられる。つまり、私たちは女優やアイドルを選ぶというより、目撃者にしか過ぎない」といったようなことをおっしゃっていた。

もちろん、最終選考までオーディションを勝ち抜いてきた人たちだから、それ相当の準備をしてきているはずだ。ただ、優勝したり、多くの人に支持されることは、意識できる準備だけじゃない何かが働くということだろう。

あれだけのアイドルを生み出した秋元さんだ、
たくさんのアイドルの方々を見てこられたからこその言葉だろう。
世に出そうと頑張ったけどうまくいかない人もいれば、そんなに力を込めたわけでもないのにどんどん売れっ子になっていった人もいたんじゃないのかな。

可愛いから売れるわけでもないし、
才能があるから、歌が上手いからといって売れるわけでもない。

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母はその言葉を聞いて「人生もじゃん」と思ったのよ。
やりたいことへの準備はもちろん万端にやる。今やれることは精一杯やる。

けど、頑張りに比例して結果が出るわけじゃない。
相当の努力をしても結果につながらないことがある。
つまり、自分さえも目撃者的な立場しか取れないことがあるということ。

つまり、「変えれないものを受け入れ、その上で自分が強く作用できる(変えることができる)部分を頑張ってやる」しかできないと思うんだよ。

やりたい‼︎‼︎とどれだけ叫んでもやれない、やらせてもらえない時もあれば、
そうでもなかったのにとんとん拍子にコトが進んだ!ということもある。

オーディションでいえば最終、選ばれるかどうかといったことは宿命みたいなもので、天に任せるしかない。しかし宿命がありつつも、その上で日々、何をし、どこまで頑張り、どこで諦めるのかなどを決めているのは、その人自身。大きく作用できる部分であって、自ら選び、変えていけれること。

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この掛け算だと思うんだよ。

変えれないもの✖️変えれるもの(変えれないもの以外の全て)


せっかく良い宿命を持っていたとしても何も努力しなければ、その人の人生は書き変わってしまう可能性だってあるし、その逆で、努力でピッカピカの人生になっていくケースだってある。事実、変えれるものに注力していたら宿命さえも動かしてしまう可能性は大だ。

今あなたが直面していることは、どっちなんだろう?
変えれるものなんだろうか?それとも、変えれないものなのだろうか?

変えれるものなら思いっきりやる!
変えれないものなら受け入れて活かす!

実は人生はこのふたつのことをやっていくだけなのかもしれないね。

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*『ひよこ豆(娘と息子に伝えたいこと、面と向かってはなかなか伝えられないこと)』は、『未処理の感情には気づけば、問題の8割は解決する』と交互に毎週金曜日に更新します。