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レジゴーを使って久々にはっとさせられた話

先日うちの奥さんが近所のイオンに買い物に行った時のこと。
突然見知らぬ人から

「あの・・レジゴーってどうやって使うんですか?ストアからどうやってダウンロードすれば使えるようになるんでしょうか?」

と。

まず奥さんはイオンの店員さんじゃないし、レジゴーはインストールできないしそもそもレジゴー知ってるならなんで店舗入口の説明を読まないのかとかツッコミどころ満載だったらしいけど多分そういうアイデンティティの方なんだろうきっと。

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それはそうとレジゴーの話です。

レジゴーはイオンが展開を進めているレジ待ちをなくす決済ソリューションです。
お客さんはスマホホルダーが付いたカートとレジゴーの入ったスマホを店舗入口で受け取り、カゴに入れる時に商品をスキャンしていきます。
会計時にはレジのQRコードを読ませることでスキャンに使ったスマホを連携し会計を済ませることができ、これによって会計時の手間を減らすことができるためレジ待ちの列を減らせる効果があります。

実はこういった会計時の手間をなるべく減らしてスピーディーにする動きは世界中で見られていて、Amazon GOであったりユニクロの決済システムであったりと色々です。

そしてこの例に挙げた2社の取り組みと比べると、レジゴーはバーコードを手動でスキャンするという古典的な方法が取られています。

ユニクロみたいにカゴに入れて最後にレジにカゴを置いたら勝手に決済できるのがいいのにと思うのですが、RFIDは水と金属に弱いためスーパーで取り扱っている商品に関しては相性が良くありません。
水は電波の減衰、金属は電波の反射のためです。

この辺りは事業企画を行うメンバーの間でも、自動決済においてハードルとなっており頭を悩ませていました。
Amazon GOはその解決案としてセンサー盛り盛りの店舗としていますが、コストを考えるとあまり現実的ではありませんね。

そんなこんなを以前から考えていて、今回レジゴーに出会ってはっとさせられました。

僕は中の人ではなくただのお客さんなので推測にすぎませんが、レジゴーは人の良心を頼りにしていると思われます。

セルフレジにあるような秤も無いですし、うっかり1つ商品をスキャンし忘れても検証のしようがないです。
さすがにカゴに大量に入ってて会計が100円とかだったら呼び止められるでしょうが。

ただ無人の野菜販売で回収率90%、オフィスグリコで回収率95%と言われているので、こと日本の社会では良心をもとにビジネスを行うことも選択肢として含めていいんだなと感じる次第です。
海外では無理な気がしますが。

テクノロジーで物事を解決できればそれはそれでいいのですが、
コスト等の問題で解決できないこともあります。

そういう時に日本なら、人の良心を頼りにしてもいいのかもと気付かされたという話でした。

万引きGメンの必要性は変わらないでしょうから、その辺りはハイブリッドになるんじゃないかなと。

ちなみに僕は、iTunesカードが購入しないとアクティベートできないように、購入しないで店を出ると爆発する容器とか作れないものか、と考えてました。

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