9/7「行きつけの喫茶店を危うく失いそうになった。」
危うくどころか、僕には行きつけの喫茶店が一軒しかありません。
そのたった一つの場所を失いかけた話の前フリがこちらです。
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読んだ?
きっと読んでないでしょ?
なので、忙しい現代人のあなたに合わせて、かいつまんで説明させていただきますと、
「行きつけの喫茶店でバイトし始めて、
自分の社会適応力のなさを思い知り、虎になりかけた。」
そんなところです。
(これ見ても分からないキッズの君は、レビュー数アップにご協力を!)
あれです。
年齢を重ねれば重ねるほど傷って治りにくいって本当なんですね。
雀の涙ほどの給料をとりにいくのに、1ヶ月半かかったよ✌️
この世に生まれ落ちてから今まで、僕には悪癖がありました。
それは「人間関係・リセットボタン」です。
令和現在にドラえもんがいないように、人生はそう都合よく行きません。
ジャイアンはいつまで経っても映画版のジャイアンにはなりませんし、スネ夫みたいな性格の輩なんて、一匹見かけたら百匹いると思えです。
あと、いくら秘密道具による失態だとしても、人の家の風呂に勝手に入り込んで女性の裸を見るのは犯罪です。
このように、人間関係とは兎角、うまくいかないものです。
ま、そうじゃない人もいるんでしょーね。
でも今はお付き合いくださいよ。
僕はそもそも誰かと知り合うことに時間が非常にかかります。
ハイスピードカメラ映像くらい遅いです。
「そんなふうに生きてはダメだ。其方は強い」
アシタカに励まされ、上京して、はや3年が経ちます。
そんな当時が25歳。
Re:ゼロから始める社会的人間生活を始めてみようと、慣れないことを色々やって、絡まって、少しだけいいこともあって、それでもやっぱり慣れないものをやっていくのは、むっちゃ疲れた。
「うわ、無理だわコイツ。」
僕の脳裏にはいつも非常用ベルのボタンがあります。
カリギュラ効果というものがありますが、そんな好奇心とは全く違う意味合いで、側から見ればいつものように談笑している瞬間、突然目の前にソレは現れます。
ポチッとな⭐️
ぼっち時間と誰かといる時間。
半生の中でその長さを比べれば、圧倒的にぼっちでいる時間の方が多いです。そのため「僕も帰ろ、お家に帰ろ」とでんぐり返しする感覚で、僕はおかえりぼっちボタンをポチッとしてきました。
すごい厨二病的なこと書きますけどね、
そもそも僕は、人間が嫌いです。
自分も人間なんで、ま、なんかね、矛盾してるしさ、しんどいす。
それは多分この先も変わらずあるんだろうなーっていう予感がします。
そんな風に僕は腐って、腐してきました。
でも、僕には成し遂げたいことがある。
「書いて、食べていく。」
人間が嫌いなのと同じ重量でこの意志は今も胸にあります。
なら、顔を売っていかなくてはならない。
一枚剥げば消費期限切れのパンみたいな面をしてる自分をなんとかラッピングして、店頭に並べなきゃならない。
そのためには、社会性を獲得しなければならない。
はい。
つまり、懊悩のプレイバックです。
でも、飢えた犬みたいに誰彼構わず尻尾を振るのは愚策です。
だから、せめてこんな僕でも輪に入れてくれた、つながり続けてくれる彼らは大事にしないと、と思った次第です。
きっと、こういうのをみんな学生の頃に学ぶんだろね。
ポカリスエットとか、カルピスのCMみたいな日々の中でさ、
あのさ、こんな大事なら必修科目にいれとけよな。
四則計算より大切だろうが。
わざわざ、学ぶものじゃないっていうやつは、もうグッナイです。
てわけで、やっと本題。
行ってきました。
「プチ・トラウマパークッッッ!!!🐯」
ま、本題入ったけどさ、別に書くことないんだよな。
何が言いたいかっていうとさ、
「自分が抱える深刻さは、側から見ればちっぽけだったりする」
て、ことです。
迷惑をかけてしまった、あるいは嫌われたくない気持ちで、お土産を引っ提げて、店が近づいた時心拍数が上がって、気合い入れ直したんですけど、行ってみればあっさりなもんです。
生まれて初めてジェットコースター乗った時と一緒。
違うか。
ま、いいか。
てな感じで、いつものようにどっぷり居座って、描きかけの長編の改稿作業をやってきて、今帰宅して書いているわけですけど、
いやね、ほんと。
ま、そうかもって思ってたけど、そういうもんだよねって感じです。
ということでここからは余談です。
その喫茶店には、画家の方が働いているんですが、久々に話していた時、昔話をしてくれました。
画家さんはもともとコーヒーの機械?、豆?かは分からないですが営業だったらしいです。
同期の中で、彼は下手とも上手とも見れない存在。
そんな毎日を送っていた時、サボリ先の公園にいたオッサンに「絵描いて食べていきたいんすよね」こんな感じにフランクに投げかけた問いかけに対し、オッサンは「やってみたらー」と同じトーンで返してくれたそうです。
結局、彼は会社を辞め、今の喫茶店で日銭を稼ぎながら絵を描いていくことを選択しました。
「誰でもいいから背中を押してもらいたい。」
そんな衝動を抱えている時点で、もうあなたの腹は決まってるんですよ。
って話です。
僕は背中を押してくれる存在はいませんが、それはもうきっと、そういうことなんだろうと思いながら、今日も、書くことに時間を費やしてます。
流れ着いた。
そんな感覚が僕の中にはあります。
いや、全然終着点ではないです。そういう話ではなくて、なんとなく腹の底の本音がやっと聞こえてきた。そんな話です。
あとね、僕の席の後ろの女子大生二人が「(多分5歳上くらい)歳の離れた恋人と最近、別れちゃった」というね、
非常に興味深い話をしていて、おいおい作業BGMになんねぇーじゃねえかって感じだったんですけど、そんな談笑の中で彼女が言ったんです。
「信じれないから、信じなきゃって思うんだよね」
って、
え?
お姉さん、
もしかして今日の標語みたいな感じでカレンダー出してる?
あのさ、女性ってどんなに若くても、男と違って感受性も繊細だし、経験も上だったりするから、こうやってさりげなく、寂聴イズム振りかざせるんだよね。
ま、今日の出来事を結ぶとさ、
女子大生らしき二人組も、
画家さんも、
僕も、
「何を偉そうに」と思ってる画面前のあなただって、
真っ暗な道を歩いてるからこそ、自分の選択を信じたいよね。
それね。
だから、明日も生きます。
「生きるのしんどいけど、生きなきゃ」ってライトハウスかどっかで星野さんも言ってたしね。
これからも、よろしくね。
おわり
「誰でもいい。マジで背中押してくれ」
そんな時に聴いてた曲。
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