第１５回。四間飛車のポイント

四間飛車穴熊

レッスン中の将棋から題材します。
自分の中の「穴熊感覚」の一部をお伝えします。

ｖｓ居飛車穴熊

▲５２と△４３飛が図です
四間飛車は銀損したものの、と金を作って６筋を破りました。
さて次の一手は？

普通の手は

正解は▲６１飛成です。
と言いたい所ですが実は、これ違います。
「飛」を「竜」に昇華し有利…ではありません。

飛車を動かした影響で↓のように
自玉が薄くなりました。

飛車の横利きも守りの一部だった

そして
「一手使った割に効果的な一手ではなかった」
事がわかります。
効果的で無い理由、それは居飛車も「穴熊」だから。

正解手は▲４２歩。

「自玉はなるべく堅く、相手玉は薄く」するこの一手が正解です。

以下△４９銀▲４８金左△３８銀成▲同金
　　△４５銀▲４１歩成△同金▲同と△同飛
　に▲３２金が例で図

四間飛車のほうが堅い

これなら四間飛車穴熊が有利です。

穴熊感覚

穴熊囲いは堅いので
しばし「飛車が成りこむ事が決め手にならない」事があります。

駒落ちや指導対局だと特に
「飛車先を突破して成り込んで！」
と言われる事がありますよね。

この事を知っているか知らないか。
これは全然違うと思います。

いかがでしたでしょうか？
こういう難解な箇所、局面はzoomを使った
ねこまどの一対一のオンラインレッスンの講師として
詳しく説明しているので、ぜひとも活用してほしい

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