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上手から見る二枚落ちの指し方「3」

中盤戦

前回最終図。

いつでも▲45銀と攻めれる好手

以下△42王▲68王で↓図

危険な▲68王

上手からしたらありがたい一手。

「上から攻めるのに王手のかかりやすい位置に来てくれた」と
思った。
と同時に一刻も早く戦いに持ち込みたいと思った。

何気ない一手

では上手の△42王は良いのか?

の問いがあると思うがこれにはちゃんとした理由がある。
①飛車、角が居ないから王しか無い。
②金、銀のポディションは全て好位置にいる
③中段玉は寄せにくし

上手の「王」が上に行きたがる理由はこの三つである。

駒組み

下手の駒組みは↓図の方が良かった。

参考図

確率的に下段にいたほうが良い

上手の攻めは高確率で上から押さえつける攻めである。
下段にいた方が安全だと思う。

プレッシャーをかける

本譜に戻ります。

次に78王、58金となれば良い形

△43金。
プレッシャーとは次に△34歩を狙った。
78王△34歩に△45銀だったら明確に不利だったと思う。
それは知っていたが
そこを見切って34歩を狙うのが上手のコツ。

早く戦いたい上手

本格的な戦いに


▲45銀。
下手からしたら一歩得して満足に見えるが
前の手▲68王との相性がチグハグだった。

ここは▲45銀ではなく
▲78王△34歩▲45銀だった。
これで強く戦いたい。

以下、激しい玉頭戦になっていった。

上手目線の結論
△34歩を見せて戦いになった事が良かった。



これで負けたら○○落ちの手合いでは無い

上の言葉は対局中に思っていた事です。

ひたすら最前手を考えてはいけないということ。

リスクある手で
「下手の力量と自分の指す最善手が見破られるかどうか」
そこを照らし合わせて指す事が一番重要だと思う。

上手には上手側の。下手は下手側の考え方があります。

以上です。ありがとうございました。

こういう難解な箇所、局面はzoomを使った
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