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キャロットクラブ過去3世代における募集当時の人気と現在成績の相関データを徹底分析

約2万人いると推定されるキャロット会員の皆さん、こんにちは。

2018年からキャロットクラブで一口馬主をやっている村上アシシと申します。今年でキャロット祭は5回目の参戦です。

2022年の募集馬カタログが届き、キャロット民にとって一年間で最も盛り上がる2週間が遂に始まりましたが、今年の募集馬を選ぶ前にまずは過去の振り返りから始めるのがビジネスの鉄則です。

過去の反省なくして未来の成功はつかめません。

ということで2018年募集馬(現5歳世代)から2020年募集馬(現3歳世代)まで、計3世代における「募集当時の人気」と「現時点の戦績」の相関関係をマトリクスにまとめました。

「この馬は走るに違いない!」と募集当時に予測して申し込んだ馬たち(落選した馬も含む)が現在どのクラスにいるのかをしっかり把握することで、当時の馬選びの基準が正しかったのかを検証し、今年の馬選びに役立てて頂ければ幸甚です。

では早速、現5歳世代から分析してみましょう!

現5歳世代の勝ち上がり率は61.5%と優秀

2018年募集馬(現5歳世代)の募集時人気と現在成績のマトリクス

解説に入る前に、マトリクスをまとめるにあたっての前提条件を整理します(結構長いので以下の箇条書きを読み飛ばしても特に問題はないです)。

・毎年数頭募集される地方所属馬は今回、分析対象外とします。
・翌年追加募集になった馬(この世代だとジュビリーヘッド)も対象外です。
・縦軸を現在(2022年8月25日時点)の成績、横軸を募集当時の人気で表を形成し、募集馬をプロットしました。
・馬名のうしろに付いている括弧内の数字は一口代金(単位:万円)です。
・横軸の人気パラメータは既存会員が母馬優先枠を使わずに、一般申込(もしくは最優先申込)をした際の人気を表しています。
・キャロットクラブは他クラブと違い、1次募集終了後に申込の実数を公表しないので、人気軸は一般申込で当選・抽選・落選、最優先申込で当選・抽選・落選のカテゴリーを組み合わせて定義しました。
・「一般申込で抽選」カテゴリーが最もボリュームあるので、その中で母馬優先枠がある場合(一般申込枠が200口)と、母馬優先枠がない場合(一般申込枠が400口)の2つに人気の階層を分けました(母数が少ない方が競争率が高くなるという前提)。
・2018年9月時点の募集馬は中央在籍80頭。その後、募集中に取り止めが1頭、募集完了後に取り止めが1頭出て、計2頭をリストから外し、78頭が母数になります。

では、本題に入ります。

現5歳世代の勝ち上がり率は48/78=61.5%でした(追加募集馬を母数から抜いているので、他メディアで紹介されている世代別勝ち上がり率と若干異なる点、ご了承ください)。

JRA全体の勝ち上がり率平均が30%台前半と言われる中で、非常に優秀な結果かと。

縦軸7つ×横軸5つ=計35カテゴリーに分けていますが、大きく分類すると、以下の6つのゾーンに分けられます。

①最優先使わないと取れなかったオープン馬(右上)=下地ピンク
②最優先使わないと取れなかった条件クラス馬(右中)=下地薄いピンク
③最優先使わないと取れなかった未勝利馬(右下)=下地オレンジ
④一般申込でも取れる可能性のあったオープン馬(左上)=下地水色
⑤一般申込でも取れる可能性のあった条件クラス馬(左中)=下地薄い水色
⑥一般申込でも取れる可能性のあった未勝利馬(左下)=下地黄色

  • ゾーン①(ピンク)に最優先申込を使いたい

  • ゾーン④(水色)に一般申込を使って抽選突破したい(もしくは最優先申込を使って確実に取りたい)

  • ゾーン③(オレンジ)、ゾーン⑥(黄色)は何とか申込を回避したい(特にゾーン③に最優先使うのはもったいない)

結果論になってしまいますが、4年前の申込履歴を皆さん、振り返ってみてください。

GⅠ勝ち馬レイパパレ、重賞勝ち馬ベレヌスは最優先申込を使っていれば確実に取れていました。一般申込でも抽選で取れていた可能性があります。

4年前の検討履歴を振り返って、何らかの理由で「消し」の決断をしていた場合は、そのファクターを見直す必要があるかもしれません。

現4歳世代のマトリクスは衝撃の結果に

このような形で、2019年募集馬(現4歳世代)についても分析をしていきます。現5歳世代と比較すると、分布の仕方にとんでもない偏りが出ました。

これらのマトリクスを作成するのに結構な工数がかかっているので、これ以降の分析(現4歳馬、3歳馬の分析)は有料とさせてください。

おまけに2018-2020年の募集馬リストに現在の戦績情報を付けた元データの一覧表(Googleスプレッドシート)の閲覧権限もセットでお付けします。戦績はついていませんが、2021、2022年の募集馬リストも載せています。

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