四次元食堂 南インド料理と世界のおかず

南インド料理と世界のおかずを定食スタイルで提供する食堂です。丁寧できちんとした食事をお…

四次元食堂 南インド料理と世界のおかず

南インド料理と世界のおかずを定食スタイルで提供する食堂です。丁寧できちんとした食事をお楽しみください。 四次元食堂のコンセプトは「世界」です。時間や国境を超越した四次元にありそうな食堂を目指しています。 只今、開業準備中です。

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最近の記事

ちゃんとご飯食べてますか?

僭越ながら先日インタビューを受けることとなりました。standFMという音声メディアの飲食店インタビューという企画でした。そこでこんなことを聞かれました。「一般的なミールスを出す店と違って和食器で定食のようなスタイルで出してますよね?」と。 今や当然のようにやっているこのスタイルは、どのようにして生まれたのか。 1つは反骨精神のようなものです。インド料理屋の大半がなんの疑いもなく当然のようにステンレスのプレートにカトリというスタイルをとることに対しての。 もう1つは食べ

    • 【四次元料理大百科】その1 サンバル

      【四次元料理大百科】四次元食堂で登場する料理について解説 サンバル私が南インド料理屋さんで働き始めた当初、 まずぶち当たったのが初めて聞くフレーズの数々でした。ワダ、ラッサム、サンバル、ポリヤル、スンダル、ファルーダ。ウプとウプマの違いがわからず先輩を苛つかせたのも今ではいい思いでです。 南インドの定食【ミールス】を定義するものにサンバルとラッサムの存在があります。 サンバルは豆と野菜のカレー。カレーと言ってもさらっとしているので日本人の感覚からするとスープに近いかもし

      • 四次元食堂の定食徹底解剖★おいしい食べ方を紹介します

        四次元食堂です。 四次元食堂で提供している定食、一般的な和の定食とは内容が異なるので、初見は戸惑うかもしれません。そこで今回は四次元食堂の定食の解説とおすすめの食べ方を紹介していこうと思います。 モデルは南インドのミールスお茶碗にご飯が盛っていて、おかずがあって、お味噌汁があって御新香が付いていて・・・、定食というとそんなイメージが強いかもしれません。当店の定食はそんなイメージとは違っていて、聞いたこともない料理が乗っている、なんだかよくわからない、と思う人もいるかもしれ

        • 南インド料理の解説。普通のインド料理とどこが違うの?

          「南インド料理と世界のおかず」を掲げる四次元食堂なんですが、「南インド料理ってどんなもの」とよく聞かれるので、今回は南インド料理について解説していこうと思います。 実は、この4~5年、都内を中心に南インド料理を謳うインド料理屋、カレー屋は急増していて、飲食業界でもホットな存在なんです。 南インド料理の最大の特徴は、さらっとしたカレーをご飯にかけて食すとこにあります。インド料理というとナンのイメージが強いかもしれませんが、南インドの主食は米。味の特徴としては、タマリンドやレ

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        • 四次元食堂のnote
          16本
        • 四次元食堂の開業日誌
          12本
        • 四次元食堂のプレイリスト
          1本

        記事

          【開業日誌】その19 最終回

          10月13日。今日は夕方に保健所が点検に来る。それで大丈夫だったら翌日から開業できる。今日はオフに設定していたが、仕込みが全然進んでないので仕込みをする。バッファをとっておいて良かった。ブラックボードにメニュー書いたり、保健所が来る前に片付けもしないとならない。 保健所の点検はとくに問題なく終了した。良かった。明日からお店開けられる。

          【開業日誌】その18

          午前中は合羽橋へ。小鉢を買い足す。 料理は木のお膳に和食器で提供しようと考えている。南インドをはじめとしたインド料理屋がどこもステンのプレート+ステンのカトリを使うという固定観念に対する、アンチテーゼだ。 午後からは仕込み。なんだかはかどらない。二時間で4~5種類仕込めていたのが、1種類作るのに1.5時間かかってしまう。機材に慣れていないし、新しいスパイスの性格にも馴染めていない。思い描く味とずれてしまっている。味の調整だけで30分かかってしまった。なにやら先が思いやられ

          【開業日誌】その17 近所に安いスーパーあると得した気分になるよね

          10月11日。合羽橋で買い物してから出勤しようと思っていたが、目当ての店が閉まっていた。日曜日だからなぁ。 午後は食材の買い出しに。ネパール人がやっている八百屋が近所にあって、そこが安い。はやと瓜なんかも置いている。 近所にあるスーパーにも行ってみた。なんか安いよ!ここ。学生の街だからかな? その後、仕込みを行う。前の店では「レモンシロップ」「ジンジャーシロップ」というのを使ってドリンクのバリエーションを出していたので、それを作ってみる。酒屋さんに頼めば買えるんだけど、

          【開業日誌】その17 近所に安いスーパーあると得した気分になるよね

          【開業日誌】その16

          10月10日。9時からアルバイト。 2年半お世話になったが今日で最後。長かった。たくさん吸収させてもらった。思い返すと感慨深い。 2年半の血と汗の結晶。マイnoteだ。 見てのとおりボロボロだ。でも、師匠のnoteは更にボロボロだったものだ。 夕方5時に終わって、100均に色々買いに行く。収納小物が全然足りていないのだ。 そのあと家に戻りブログ書いたり、メニューをデザインしたり。

          【開業日誌】その15 テンパリング

          10月9日。ぼちぼち料理し始める。 まずインドのアイスクリーム、クルフィーを作る。いろんなバリエーションがあるのだが定番のマンゴー味にしてみた。甘味にコンデンスミルクを使うのがポイントだ。 次に、ウールガイを作る。これはインドのスパイシーなお漬物だ。私が修行していたお店では大根のウールガイを卓上に置いて、お客さんに自由に使ってもらっていた。作り方は、切った大根にスパイスと塩をまぶし、テンパリングした鍋に入れてさっと加熱する。 居抜きで付いてた、ガスのホースにコンロが付い

          【開業日誌】その15 テンパリング

          【開業日誌】その7

          10月1日。回収業者さんが来てくれた。もともと置いてあった券売機と作業台を引き取って貰うのだ。 券売機がとても重い。一応、ワイも手伝う。あまり役にたっている気がしないが一生懸命運ぶのを手伝う。 作業終了後下取り代として○万円頂く。重たい不要品を引き取っていただきお金をくれるなんて神様か?と思う。 実際、長髪で髭はやしたお兄さんだったんで、あるいはキリストの末裔だったかもしれぬ。

          【開業日誌】その8

          10月2日。物件契約から8日目。 保健所に開業届けの申し込みに行く。 昨日行きたかったのだが仏滅だったのでやめた。そして今日は大安。縁起を担いでみた。手書きの店舗図面を受付の人に見せる。 「うーん。手洗い器がないですね」 やはりか。 実は内見したときに「あ、ここ手洗い器ないな」と思っていたのだ。でも居抜きだし、これで営業できていたんなら大丈夫だろと思った。ずっと飲食店が入っていたらしいし。 甘かった。 「飲食店の居抜き借りて、前の店はこれで営業してたんです、なん

          【開業日誌】その9

          10月3日。今日は9時からアルバイト。 今まで勤めていたところで週2-3日お世話になっているのだ。 夕方まで働き色々買い物して店に向かう。入り口のところにクリップライトを取り付ける。40wなんであんまり明るくないかも。

          【開業日誌】その14

          10月8日。14日目。 今日も合羽橋で買い物。ひたすら重い。 午後からは食材業者さんと面談が2件。 1件目は酒屋さん。以前店をやっていたときにお世話になったところ。商品の提案も完璧。担当営業さんも親身になって相談に乗ってくれるので、安心だ。(企業名書きたいくらいです) 2件目。時間になっても来ない。スマホを見たらSMSで「急用ができたので伺えない。またご利用の際はお声がけ下さい」とのメッセージ。 はぁぁぁ?! しかも9月にも商談アポ約束してて当日キャンセルされてる

          【開業日誌】その13

          10月7日。13日目。 今日はアルバイトの日。 5時に終わり、そのあと新宿に取置きしてもらっている棚を取りに行く。 雨が降っていた。 今日知ったんだけど高島屋の地下食料品売場から地下鉄に入れるんだね。いつもビックロまで歩いて、そこから地下に入ってました。 昨日、不具合があった暖簾の棒だが、とりあえずラップの芯を繋げてみた。軒先に掛けることは出来たが強度が心配。 次から次に悩みの種が出てくる。 「だけども問題は今日の雨 傘がない」 井上さんの唄を口ずさみながら帰

          【開業日誌】12の巻

          10月6日。物件契約から12日目。 午前中は合羽橋で買い物。目星を付けていたブツを首尾よく買っていく。 1度に運べる量が限られているので、何度か通わなければならない。 厨房のインフラも整ってきたので、ゴハンを炊いてみた。お米屋さんに試供品として貰った「ステビア米」だ。栽培途中にステビアを撒いて育てた米らしい。 11時に炊いたのに、食べられたのは22時になってしまった。 忙しかったのだ。 ごめんよ、ステビア。 午後。ひたすら荷物の受け取りとダンボールの解体。次から

          【開業日誌】10の巻

          日曜日。 注文していたキャンパスアートが届く。 なかなかインパクトがある。 妖精らしいが、目が夏目友人帳のにゃんこ先生みたいだ。 なかなかインパクトがある。 洗濯をもっさりと済ませ、浅草橋へ向かう。 お目当ては「東のハンズ」こと「シモジマ」だ。紙ナプキンやら紙おしぼりを買う。品揃えが多すぎて何を買っていいのか悩む。取り敢えずHEIKOというメーカーのものが安くてしっかりしているらしい。ポップから、シモジマ店員の圧が感じられた。ミニブラックボードとペンも物色。何故ブ