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実証実験開始まであと1日!「同じ瞬間に笑い合える社会へ」

一般社団法人4Heartsは、神奈川県と藤沢市の協力のもと、かながわボランタリー活動推進基金21を活用し、令和6年8月1日から9月30日まで、藤沢駅北口の商店街で音声認識機器の広域実証実験を行います。
昨日のプレスリリースはこちら

いよいよ実証開始まで残すところ1日となりました。
昨日も実証開始直前ということでバタバタと準備に追われていたのですが、機器を設置してくださるお店へ1軒ずつ訪問させていただくことで、今回の実証実験が本当に多くの方々のご理解とご協力の上で実施できるのだと実感しております。
お店で働く方々には設置前後の意識調査アンケートにご協力いただくなど、社会全体で誰もが暮らしやすいまちづくりに繋がる取り組みをしていきたいと思います。

ご協力いただくお店の皆様には、一般社団法人4Heartsの代表・那須かおりのメッセージをお伝えしています。
こちらをお読みいただいている方々にも、大切な想いをお届けしたいと思います。

代表メッセージ ~同じ瞬間に笑い合える社会へ~

こんにちは、⼀般社団法⼈4Hearts代表の那須かおりです。 
 この度は、神奈川県との協働事業である実証実験へのご協⼒ありがとうございます。 
私⾃⾝、重度の聴覚障害者として⽣まれ、さまざまなコミュニケーションの壁に直⾯ してきました。聞こえる⼈と同じように話せるため、⾒た⽬では分からないかもしれ ません。⽇常の買い物やサービスを受ける際に、話している内容が分からず、分かっ てもらうことも難しいという困難を経験することがあります。そんな時に、テクノロ ジーの⼒を借りてコミュニケーションが取れたら素敵ですよね。 

しかし、⾳声認識機器の設置”がゴールではありません。このツールが本当に役⽴つ ためには、皆さんの理解と協⼒が不可⽋です。実際、聞こえない⼈やコミュニケーシ ョンに困難を抱えている⼈々は、⾒た⽬では分からないことが多いです。(⽚⽿が聞 こえない、中途失聴、⽿が遠い、突発性難聴、環境によって分かったり分からなかっ たりするなど) 

そのため、⾃分の困りごとを⾔語化するのが難しく、周囲に伝えづらいという現実が あります。多くの⽅が、⼈に迷惑をかけたくないという思いから、諦めたり我慢した りしてしまうこともあります。 
皆さんにお願いしたいのは、⾳声認識アプリを単なる「設備」ではなく、お客様との 新しいコミュニケーションの「架け橋」として捉えていただくことです。⾒た⽬にわ からない障害や困難を抱えた⽅々も、多くが声を上げずにいるかもしれません。だか らこそ、誰に対しても優しく、積極的にアプリを使っていただきたいのです。 

使い⽅のポイント 
誰にでも優しく使ってみよう。聞こえにくい⽅だけでなく、外国⼈や⾼齢者、内向的 な⽅など、さまざまな⼈に役⽴ちます。 

⾒た⽬に惑わされない 
聴覚障害は外⾒からはわかりません。どんなお客様にも「聞こえやすい環境」を提供 するために、声をかけてアプリの利⽤を提案してみてください。 

前向きな姿勢で 
「誰も使わないかもしれない」と思わず、「もしかしたらこのお客様が助かるかもし れない」と前向きな気持ちで、アプリを活⽤してみてください。 

最後に 
皆さんがこのアプリを積極的に活⽤してくださることで、店舗全体のホスピタリティ が向上し、すべてのお客様にとって居⼼地の良い場所になります。私たち4Hearts も、そのサポートを全⼒で⾏いますので、実証期間中に相談等があればお声掛けくだ さい。共に、誰⼀⼈取り残されない社会を作りましょう。 

2024年8⽉ ⼀般社団法⼈4Hearts 代表理事 那須かおり

代表メッセージ

https://4hearts.net/
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