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機材紹介 YAMAHA SB1200S

新しいベースを買った。
YAMAHAのSB1200S
音が良い。4弦を弾いたときにドンと響く感じは、手持ちのFUJIGEN製プレシジョンベースにはない。それからハイポジションの高音がきれい。カーンと鳴り響く感じが好みだった。
試奏の後で「スルーネックは材の硬さや楽器自体の重さの所為でドンシャリ傾向にある」という噂を聞いたが、確かにそうかもしれない。
広いナット幅(42〜43mm)やネックの厚みからしてずっしり感はある。
あとは肘の触れる側のウイングがぷっくり膨らんだ形状をしているのが、重量に寄与してそうだが、音響的あるいは俗に言う人間工学的に果たしてどれほどの設計意図があるのか不明。ただ茄子みたいな形が気に入っている。特に弾きにくくはない。

茄子みたいな形が気に入っている


色も焼き茄子みたい


ベグは磨いてみたが表面のつぶつぶが残った


状態としては、
ネックには若干波打ちあり、フレットは凹凸あるがまだ残りが有る。
ペグは赤く錆びついて若干固くなっている。
ノイズが大きく、弦アースが取れていない。
などといったように購入後に必要な調整が多くあったが、店員さんが負けてくれたおかげで随分お買い得な買い物だったと思っている。

一応買う前に相場を調べてみたのだが、販売終了が古いために個体により状態の差異が大きいのか、売値はまちまちだった。楽器店では状態の良いものだと14万円程度で販売されている例もあるので、根強いファンがいるのだろうか。もちろん、昨今の古い日本製ギター・ベースの価格高騰の影響も無視できない。

さておき、40年前の製品にしてはネックの状態は良く、フレット残りもあり、簡単に変えの効かないブリッジやエスカッション等のオリジナルパーツは綺麗なままであったので、まだまだ長く使えそうである。

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