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代官山 蚤の市に行ってきた

デザフェスから3日、わたしの姿は「第19回 代官山 蚤の市」(2023年5月23日~24日、代官山T-SITE)にあった。雑貨ババアはこの季節、紫陽花よりも生き生きとしている。

会場は小雨そぼ降る蔦屋さんのとこの駐車場。アンティークの食器やアクセサリー、ヴィンテージの洋服やボタン、誰かから誰かに送られて今なぜかここにある絵葉書など、多種多様なフランスの古いものが集まっており、したがって雑貨亡者たちも集まっている。焼き菓子や生花など生まれたてのものも少しだけ持ち込まれ、興奮ぎみの来場者たちを遠巻きに見ていた。

わたしも軽く熱狂していたが、なにぶん区の体育施設で体幹トレーニングなるものをやった帰りだったので、あまり頑張れはしなかった。

トレーニングは先月から週1で始めて、楽しいは楽しいものの、成果ははかばかしくない。わたしが最も得意なトレーニングは「デッドバグ(死んだ虫)」というやつで、これをやっているときだけ、先生が「上手ですよ!」と言ってくれる。それ以外では「今ズルしましたよ!」「もっとできる!」とか言われる。知ってるよ。できないよ。心の中で言い返す。こんなことを書いても、わたしは意外と先生を好いている。わたしが上手に死んだ虫になれるようになったのも先生のおかげにほかならない。

蚤の市では50年代のおままごと用のお皿と、60年代の指輪を別々のお店で買った。指輪というには大きすぎるけど、お店の人が「スカーフリングにもなります」と教えてくれた。

今回買ったお皿と指輪。大きさ比較のために前回買った絵葉書も。このイベントに来るのは3回目だけど、おままごとの道具を買いがち。おままごとはフランス語で「ディネット」。指輪の使い道はこれから考えようと思う。わたし、スカーフしないので

お皿を買ったお店では、お皿をプチプチで包むために大きなプチプチから要るだけ切り出そうとして「ハサミがないんだよ、さっき使ったのに」とお店の人がお店の人に言ってお困りのご様子だったので、わたしが机の上の包装紙などの下からビオフェエルミン1錠分ぐらい刃先がのぞいているのを見つけて指摘するという一幕があった。※自分が活躍したことは遺漏なく記載するタイプの虫。

渋谷駅の西口まで160円(ICカード157円)

帰りはバスにした。バス停では、そろって肌がつやつやに白いカップルが相合傘の下で美しい中国語をしゃべっていた。バスが来るまでの数分の間、彼と彼女のとてもいい背景になったことも、本日のわたしの活躍に数えたい。

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