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教育実習について 〜ヒューマンアカデミー日本語教師養成講座〜

みなさま、ご無沙汰しております。
しばらくNoteの更新ができておらず申し訳ありません。
今更ながらですが、私は9月末にヒューマンアカデミー日本語教師養成講座の全課程を無事に修了しました。
これで晴れて法務省告示校で日本語教師として教壇に立つことができます。

本日は教育実習について書きたいと思います。


実習期間

教育実習は、日本語教師養成講座の最後に行うものですが
週1回を3ヶ月間行います。
ただし、毎週授業をするわけではなくて、自分が授業をするのは3ヶ月の中で2〜3回です。
(最低でも2回は絶対にやります。3回やるかどうかは、担当講師によって異なるようです)
クラスはだいたい5人前後になると思うので、自分が授業をする日以外は、他の受講生の授業を見てフィードバックするような活動になります。

実習場所

私が入校したタイミングではコロナの余韻がまだ残っており
Zoomを使ったオンラインでの教育実習と、ヒューマンアカデミーの校舎で対面で行う教育実習のどちらかを選ぶことができたので、私はオンラインの方を選びました。
恐らく、これから入校される方は、校舎での対面のみになると思います。

授業時間

授業時間は40分間です。
『みんなの日本語』からどの課を誰が担当するのか、最初の授業で決めます。
そして、実践科目の模擬授業との違いは「教案チェックがある」という点です。
自分の授業の日までに何度か担当講師に教案を見せてフィードバックを受けて改善をしていきます。

学習者役

授業をする相手(学習者役の人)は、ヒューマンアカデミーが集めた日本語が母語ではない人たちです。(どこでどうやって集めているかは不明です)
留学生だったり、生活者としての外国人だったり、帰化した人だったり、年齢も20代〜70代くらいと幅広いです。
様々なバックグラウンドをもった人たち5〜8人くらいに対して授業をします。
ですので、日本語のレベルもばらつきがあります。A1レベルの人もいればC1レベルの人もいます。そういう集団を相手に授業をします。

最後に

40分間の授業なので実践科目の模擬授業(25分前後)と比べて長くなりますが、私は時間が余ることはありませんでした。
むしろ時間が足りなくて授業の途中でやろうと思っていた活動を一部省略して進める等の調整をしてちょうど40分で終わるようにしていました。
他の受講生さんは、5分くらい時間が余ってしまった方、時間が足りなくて途中で終わってしまった方がいらっしゃいました。
時間が足りないに関しては削っていけばよいので問題ないのですが、時間が余ってしまうのは講師から強めに指導を受けていました。
(現場では、40分の授業を35分で終わらせるわけにはいかないため。授業が想定より早く終わった場合でも、もう一度復習をしたりで時間を稼いで時間通り終わらせるという意識がないといけない)
また、上述しましたように学習者役の方のレベルがバラバラです。
『みんなの日本語』はA2レベルまでが対象ですから、授業になんとかついていける人と、余裕でついていける人が混在している状況で教えるのは、少し難しく感じました。
講師からは「できる人ではなく、できない人を意識して授業して下さい」と言われますが、どうしてもできる人に頼りがちの授業になってしまう部分がありました。

以上がヒューマンアカデミー 日本語教師養成講座の教育実習になります。
ご参考になりましたら幸いです。

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