商売の資金をどこから持ってくるか➀
みなさん こんにちは 4DL Technologies株式会社 CCOの荒巻順です。もう10月も終盤ですね。すっかり涼しくなりました。
さて、前回までは「インボイスの問題点」と題して4回に渡って書かせていただきました。法人営業をする皆さんの常識として押さえていただきたいという意味で、肝心なところを、判りやすく、端折って書かせていただきました。
けっこうなアクセス数をいただいて、やっぱり関心が高いんだなぁと思いました。
さて、今回から「法人営業としての常識的知識」の切り口を変えます。
商売の資金をどこから持ってくるか?
という、お客様が現実としてメチャクチャ悩むところを経営という側面から書いてみます。
皆さんは、法人営業として何らかの課題解決をするためのソリューションシステムを提案します。その支払をお客様がどうやってするのかって話です。
欲しいけど予算がない!
って断り文句の背景って受け取っていただいても良いかもしれません(笑)
もしかしたら、その断り文句の切替しトークのヒントになるといいなぁと思いながら数回書いてみましょう。
さて、商売をするには「お金」が必要です。まぁ、お金っていう言い方は少し露骨ですから「資金」って言い方です書き進めます。
以前にも書きましたが、商売の大原則のひとつとして覚えておいていただきたいことがあります。
商売の資金はとにかく「先に出ていく」= 常にお金が足りないのが商売
とまず覚えてください。
理由は簡単です。
商売のスタートをイメージしてください。お店を始めるとしましょう。
そうすると始める前の準備をしなくていけません。そうすると「店舗を借りる不動産関連資金」や「店舗の改装をするための設備資金」が必要になります。
そして、お客様に来ていただくための「チラシやWeb制作などの宣伝告知資金」も必要。
さらに、飲食店であれば「材料などの仕入資金」も必要となります。
場合によっては「スタッフを雇うための募集資金」も必要になるかもしれない。
お客様が来る前に、簡単に書いただけでもこれだけ売上が上がる前に出て行きます。
そして、運良くお客様が来てくださって、予定通りの売上が上がったとしましょう。そして、予定よりも早く行列の店になってきたという成長路線に入ったとします。
すると、どうなるかというと「材料などの仕入資金」がどんどん膨らむことになる。
この仕入資金は商売が順調になればなるほど膨らみ、稼いだ利益(資金)を仕入に回していくことになります。
帳簿上は「お客様もたくさん来てくださって、利益がでている、ウハウハ」って形ですが、仕入資金とかが常に先に出てしまって「実は貯金通帳残高はギリギリ、ピーピー」なんてよくあることです(笑)
さて、そんな状況をどう回避するのかという側面が「資金繰り」であり、「資金調達」という話になります。
資金調達の方法は大きく分けて2つです。
➀ 自己資金
② 金融資金
まず自己資金って何なのかから行きましょうか。
これは、スタート時に準備する自己資金と、商売を進めるプロセスで生まれる自己資金の二つがあると覚えておきましょう。
次回はこの二つの自己資金を詳細に解説します。
でわでわ
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