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90年代の隠れていない名盤、その38(Burning Airlines)

40回目が見えて来た当コーナー。そんな今回はアメリカのワシントンD.C.出身のBurning Airlinesのアルバム『Mission: Control!』を取り上げます。それでは早速レビューに移ります。

元JawboxのJ.ロビンス、ビル・バーボット、元Government Issueのピーター・モフェットの3人で結成されたのBurning Airlinesが99年にリリースしたアルバム『Mission: Control!』。「エモ・ロック」の定義は曖昧だが、自分はこのアルバムこそ「エモ・ロック」と呼びたい程、全編エモーショナルに溢れた演奏が聴ける。ストイックで、最小限の編成で、Burning Airlinesは、少しのキャッチーさと、
やや、ほの暗い、エモーショナルな演奏を聴かせてくれる。そのサウンドは、文句なしにカッコいい。1曲目の『Carnival』は、このバンドが、只者では無いポテンシャルを持っている事が分かる、鮮烈な曲を聴かせてくれる。続く2曲目の『Wheaton Calling』は軽快で聴いていると思わずリズムを取りたくなる様な秀逸なナンバーだ。3曲目の『Pacific 231』になってもテンションは、全く落ちずに、パワフルな演奏が続く。スタジオアルバムは僅か1枚に終わったBurning Airlinesだが、このアルバムで、終わり行く90年代に大きな傷跡を残せた事だろう。エモーショナルな音楽を求める全ての人に捧げたい傑作である。必聴だ。

以上Burning Airlinesのアルバム『Mission: Control!』の紹介でした。次回取り上げるアーティストは未定です。よろしくお願いします。

#90年代
#名盤
#エモロック
#BurningAirlines

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