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USB 2.0対応USBメモリーについて

検証して感じたこと

USB 3.0対応のものも含めたUSBメモリーを検証してきましたが、今、USB 2.0対応USBメモリーどうなの?という視点で記事にしていきたいと思います。

USB 2.0対応メモリーは、進化したのか

2008年 (15年前)に発売されたUSB 2.0対応 USBメモリーが発掘(?)されたので、そのUSBメモリーと現時点でレビューしたUSBメモリーとの比較をして、技術的進化があったのかを振り返ってみたいと思います。

今回の検証モデル

BUFFALO RUF2-J8GS-BL / 8GB
まずは、発掘されたUSBメモリーから。
当時、高速USBメモリーとして発売されたバッファローの製品です。
購入価格は、2,539円でした。

BUFFALO RUF2-J8GS-BL (2008年発売)

その他は、既に紹介しているUSBメモリーです。
ADATA C906 / 64GB

SanDisk Cruzer Fit / 64GB

HI-DISC HDUF113C32G2 / 32GB (ダイソー専売品)

ベンチマークテスト比較 (Cristal Disk Mark)

ベンチマークテストの比較です。まずは、読出速度から見てみます。
速度については、音楽ファイル等読出を重視した性能のように見えます。
どの機種でもシーケンシャル読出速度が大幅に改善された一方で、アプリ系に必要とされるランダム速度については、重視されなくなったと見えます。

Cristal Disk Mark 読出速度比較

書込速度についても、よりシーケンシャル速度を重視する方向性に変わったことが伺えます。ランダム速度については、SanDiskを除けば、そう大きな変化は、見られません。

Cristal Disk Mark 書込速度比較

読出・書込テスト (H2testw)
こちらのでもベンチマークテスト同様の傾向です。
読出速度については、速度向上が見られるものの、書込速度については、大きな変化は、ありません。

H2testwのテスト結果比較

15年前の製品と比較すると、音楽ファイル等の読出に適するようにシーケンシャル読出速度の向上が見られる一方、書込速度については、15年前とほぼ同じであるということが数値が読み取れると思います。

USB 2.0対応USBメモリーの考察

USB 2.0対応USBメモリーの現状

現状をみると、コンシューマー向けの製品については、USB 3.2対応へ移行しており、USB 2.0製品については、既に生産完了や市中在庫のみと思います。

メーカーHPでも既にカタログ落ちしたものやカタログに残っていても購入可能な店舗が限られてきているように感じます。
ちなみにダイソー専売品のHI-DISC製品ですが、カタログモデルは、既に生産完了をアナウンスしています。(市中在庫のみ)

そういった意味でも終売に近い製品かもしれません。

USB 2.0対応USBメモリーは、買いなのか

この現状で考えた時、出した結論は、「無理して買わない」です。

USB 2.0対応でなければ、どうしてもダメという理由が無ければ、USB 3.0対応以上のものを購入することお勧めします。

また、セール品になっている場合も、ダイソー専売品より価格が下回っていなければ、トータルパフォーマンスも良いとは、思いません。
なぜならば、セールでより性能が良いUSB 3.2対応機種が買えるからです。

USB 2.0対応機種の一部は、既に在庫処分の段階が過ぎ、セール対象からも外れているような価格設定にも見えます。


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