見出し画像

[USBメモリー比較] スライド式USBメモリーのベストバイは? 2024 上半期

今回は、USBプラグ保護を目的とした「スライド式USBメモリーベストバイ」として、記事にします。


スライド式USBメモリーの特長は?

USBプラグをスライダーを使用して押し出すタイプです。一部では、ノック式と呼ばれるボールペンのようにUSBプラグを押し出すタイプもあります。
ここでは、これらを全てスライド式と定義します。

プラグ保護を目的としているので、キャップ式と比較して、キャップを無くす心配がないというメリットがあります。ただ、キャップ式より製造コストがかかると思われ、その分、キャップ式と比較して、より性能が良かったりします。

デメリットは、押すという動作の中で、動きが渋い、USBを挿すと引っ込んでしまう等、個体差による使用感が異なるということと、その機構上、どうしてもサイズが大きくなりがちな事が挙げられます。

今回、比較するUSBメモリーは?

スライド式は、各メーカー必ずといってよいほど、ラインアップされています。日本、アメリカ、台湾のメーカーをそれぞれ2モデルを選択し、計6モデルで比較していきます。

KIOXIA TransMemory U365 64GB

正真正銘のMADE IN JAPAN。日本製という貴重なKIOXIA USBメモリー。
他モデルと異なり、サイドにスライド機構があるタイプ。

ELECOM MF-PKU3032GBK 32GB

ノック式を代表して、エレコムUSBメモリー。外した時にプラグが自動収納されます。これは、ノック式の共通特長と言えます。

SanDisk Ultra 32GB

サンディスクUltraシリーズの原点(?)と言えるモデル。オーソドックスなトップ面でスライドさせます。

KINGSTON Data Traveler Exodia Onyx 64GB

キングストンのUSBメモリーは、珍しいタイプのスライド式です。半透明カバー部分をスライドさせます。

Transcend JetFlash 790 32GB

私の記事では、おなじみのトランセンドです。ある意味、ベンチマークモデルといってもよいかもしれません。

Silicon Power Braze B05 32GB

こちらは、裏面からスライドさせるシリコンパワーのUSBメモリーです。特徴としては、アクセスランプが装備されているのが、他と異なる点です。


性能を見てみる

性能をまとめたグラフを見てみると、こちらもメタルボディの時と同様に明確なグループ分けができそうな感じです。スライド式モデルとなると、カタログスペックを謳わないモデルもありますので、性能面での比較がしづらいのも事実です。

検証結果を基にしたざっくりとしたグループは、程よい高速 (200MB/s)、まあまあ高速 (130MB/s以上)、その中間の3グループに分けられます。(シーケンシャル読出速度)

6モデル性能比較 (クリックして拡大)

各社の特長が出やすいのは、シーケンシャル読出速度以外に書込速度とランダム読出速度で、違いがハッキリします。
シーケンシャル読出速度では、グループ分けできる感じだったのが、書込速度やランダム速度では、バラつきが見られます。

このクラスは、HDDより速いシーケンシャル読出速度(130~150MB/s)があるので、それ以上の読出速度を求めるよりは、ランダム読出速度や書込速度に性能があるモデルが実際使用する環境を想定すると良いと考えます。

2024上半期ベストバイモデルは?

価格帯を見ると、32GBモデルで1,000円前後、64GBモデルで2,000円位です。
2,000円を超えるともうひとつ上のモデルも購入候補に挙がってくるので、32GBモデルで、1,000円前後がベストかと思われます。

その中で、性能バランスが良いモデルがベストバイモデルと思います。

2024上半期USBメモリーベストバイ スライド式モデル

やはり、ベンチマーク的な存在のトランセンドJetFlash 790です。読出速度は、そこそこの性能、書込速度もあり、性能バランスが良いことです。

コスパ重視の方は、こちら

KINGSTON Data Traveler Exodia Onyxです。読出速度は、上位モデルに引けを取らない性能 (このクラスでは、トップクラス)で、容量も64GBあり、この価格ですから、コスパだけなく性能を加味しても、非常に良いモデルです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?