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カレーは自由だ

 さちこです!今回のテーマは自作のものをアップするかと思いきや、「自作カレーの調理工程を晒そう」なんですね。自らテーマを狭めてる上にテーマを無視してくるスタイル……。というわけで私が激ハマっているスパイスカレーについて。

スパイスカレーがすき

 数年前からスパイスカレーに激ハマりしまして。写真を見返すとおそらく4年くらい前から目覚めているよう。
 スパイスカレーの良さというのは、「カレー」というジャンルであるのに、自由であること。これに尽きる。料理する人次第で使用する材料も全然ちがう、味も全然違う、盛りつけも全然違う。本当に自由で、可能性を秘めまくっている
 次はあのお店のカレーが食べたい、あのお店も行ってみたい……。と一時期は本当に休みの度にカレーを食べに出かけていた。大阪出張行った時も飲み会後に一人でスパイスカレー食べに行ったり。(大阪はスパイスカレーのメッカなのですよ〜)

作ってみた

 スパイスカレーを愛しすぎて、愛しているが故に自分で作る気は全くなかった。だってわたしなんかが作ったって絶対おいしくできないし、絶対にお店で食べたほうがいいに決まってる。しかもスパイス使ってとか?絶対めんどくさいじゃん???
 というスタンスだったんですが、まあ、コロナで暇。暇すぎる。お店に食べにも行けなくなった。じゃあやってみる???と思い立ち、作ってみた。
 あれ、意外とおいしいじゃない。ていうかめちゃくちゃおいしくできるじゃん!!!ということでそれからスパイスカレー作りにハマっています。

わたしのスパイスたち

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 前述したように、とにかく自由なのがスパイスカレー。作る人のやりたいようにスパイスを使って好みの味にしていく。それが楽しすぎてとりあえず今のわたしのスパイスたちはこんな感じ。自分で買ったものから、譲ってもらったもの、いろいろ。この子たちのせいで、棚がまじで臭くなりました。

さあ行ってみよう

 前置きが長くなりましたが、とりあえず作ってみましょう。
 今回は兄のリクエストの「和風チキンカレー」です。

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 最初にテンパリングと言って、油にスパイスの香りをうつす作業をします。今回はクミンシードと鷹の爪。王道です。
 弱火にかけて、じゅわ〜ってクミンシードが動き出したらにんにく、しょうがを微塵切りにしたものを投入。この時点でかなりいいにおい。

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 次に玉ねぎ1個、スライスしたものをぶちこみます。ここがカレー作りのハイライトです。

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 炒めに炒めて、きれいな茶色になるまでひたすら炒める。夏はこれが地獄だったけど、ずいぶん炒めやすい季節になりました。今回は大体15分強?かな。作り置きで大量に炒めた時は40分かかったこともある。もはやカレー屋。

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 次にトマトのみじん切りを投入。トマト缶でもいいんですが、トマトの酸味とかが出るのは生のトマト。わたしは生のほうが好みです。ペースト状になるまでトマトをつぶしながら炒める。やっぱり暑い

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 ここでスパイスの登場です!コリアンダー、ターメリック、チリ(入れすぎた)。ターメリックはお皿にもすぐ色がうつるし、布巾なんかで拭いたら絶対落ちないので要注意。

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 もうこの時点でカレーの香り。この辺りで我が家の犬がお腹空かせて足の周りをうろうろしだして、しまいには足元でひっくり返っていました。ごめんね、君は食べられないのよ……。(フローリングが傷みすぎている)

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 いい感じに混ざったらいよいよ鶏肉投入!炒めます。

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 白っぽくなったら仕込んでおいた鰹出汁を投入します。5分くらい煮る。今回は和風チキンカレーなのでね。
 で、最後にを入れます。

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 スパイスカレー作りで一番感動したのが塩の威力。塩を入れるだけで、一気にカレーになる。ぼやっとしてた味が一気にちゃんとした味になる。今まで塩に対してこんな気持ちを抱いたことなかったけど、まじ、塩リスペクトっす。
 なんか物足りなかったらガラムマサラをちょびっと入れます。

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完成!!!!!

映えのために

 映えるカレーを作るための重要な要素として
①皿
②付け合わせ

この2点があります。(さちこ調べ)
皿はクリアしているので、今回は映えのためだけに副菜を3品作りました。あと先日作って余っていた豆のカレーがあったのであい盛りにしました。

1.しめじのスパイス炒め
 しめじをクミンシードと炒めて、醤油とお砂糖、塩で味付け。

2.にんじんラペ
 にんじんを細切りして、オリーブオイル、白ワインビネガーで和えて、塩胡椒。

3.ライタ
 赤玉ねぎ(水にさらして辛み抜きます)、きゅうりを角切りにして、ヨーグルトとコリアンダーパウダーで和えて、塩で味付け。

 簡単〜。簡単は簡単なんだけど、カレーにちょこっとのせる量だけ作るのは無理なので、大体副菜を作ると残りは翌週のお弁当行き。

達成感すごい

 というわけで今回は阿部由希奈さんのレシピを基に作りました。本当はカレーを作った日、阿部由希奈さんのお店、kitchen and CURRYに友人とカレーを食べに行く予定だったのがリスケに。くう〜!という想いを込めて作りました。
 無心で野菜を刻み、無心で材料を炒め、きれいなプレートを作り上げていくのは相当ストレス発散になります。そしてカレー作りで大々的な失敗はないと思う。最後にいくらでも味を調整できる。だから落胆することもまあ、ない。とりあえず来世はカレー屋かバリスタになるって決めてる。
 まだまだ作ってみたいカレーもたくさんあるし、使ってみたいスパイスもたくさんある。カレー沼が深すぎて、浮上できる兆しはありません。

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