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四男の目にはこう映った

四男が3歳ぐらいの時だったか。久しぶりに電車に乗った時のこと。

ガラガラの電車でカラフルなイラストが描かれたシートに引き寄せられるように近づいていった四男はくるりと私の方を振り返り、

「でぃーしゃん、見て!!オナカいっぱいの人とよろしくお願いしますの人がいてる!!」ととてもキラキラと澄んだ目で教えてくれた。

あまりのセンスにジェラシーを感じたが、私は彼に悟られぬよう「ここはな、赤ちゃんがオナカにおる人とか、足がしんどい人とか、その他にもこの人は座っといた方がいいやろなー、って思うような人に座ってもらう席なんやで」と大人の回答をした。

悔しいが、四男には敵う気がしない。

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