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「なんか違う」を仕事でうまく活用できる人、できない人

柴田(@4bata)です。

「なんか違う」とは、正解はわからないが、いま提示されている目の前の内容が「間違っている」ことはわかる状態

日常生活ではよくあります。買い物で「欲しいのはこれじゃない」と感じる、とか。仕事でこれを活用できている人、出来ていない人がいると感じました。

探索なのか、最適化なのか

「なんか違う」が使えるのは、「正解」がどこにあるのかまだ見えず探索中の場合です。意思決定の背景となる論理がしっかりしており、その論理の中で決定するような最適化の場合には、必要ありません。

最適化の仕事にだけ慣れている人は「なんか違う」を有効活用できない

例えば何かしらの承認を得たり、決裁をとる場合。

いつも「最適化」の仕事をしている人は、相手に「なんか違う」と言われると、「ではどういった内容が良いのでしょうか?」と答えを求めようとします。相手の中に答えがあることを前提になっています。

探索モードの仕事にも慣れている人は、「なんか違う」の言語化を試みます。「何を違うと感じたのですか?」「違う、を言い換えるとなんですか?」相手に答えがないことを前提として、「NGゾーン」だけ把握しようとします。

これは似ているようで、全く異なる反応です。

例:人材要件がわからない場合、面接を20人して、「なんか違う」を集めることで見えてくる

最近、久しぶりに自分で採用活動をはじめました。ある部署の求める人材を設定するとします。その部署で働く人も、どんな人を採用したいのかわからない場合も多いです。それでも面接をしてみると、「この人は違う」ということはわかったりするのです。そしてそれを繰り返すと、だんだんと「人材要件」が決まってくることもあります。

代案を出せ、に関する違和感

代わりの案がなく、「なんか違う」というフィードバックだけでも十分役立ちます。相手に正解まで求めなくても良い場合がある、と考えます。

今回は以上です。

毎日、stand.fmというサービスで、自分の振り返りを音声で収録しています。テキストよりも気軽なので、とりあえず毎日何かを振り返ることにしています。今回は、テキストにもしてみたかったので、同じ内容を書いてみました。音声だともっと適当に話してます。




誰かが書いてたけど、サポートしてもらったらそのお金をだれか別の人のサポートに回すと書いていて、それいいなとおもったのでやります!