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「重要だけど緊急ではないテーマ」を社内に浸透させる『細胞分裂型ワークショップ』

思いついたのでいろんな人に説明する用に書く。現在進行形で実験中です。

「重要だけど緊急ではないテーマ」の例

・経営理念
・3年後に目指したい姿
・セキュリティ
・コンプライアンス

会社視点だと大事だけど、日々の業務をやっているときにおろそかになりがちなテーマです。

細胞分裂型ワークの特徴1:分裂

1回目のワーク参加者が、後日開催の2回目ワークで進行役になります。2回目のワークは、進行役が自分で参加者を選んで誘います。

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細胞分裂型ワークの特徴2:変異

ワークの型はある程度決まってます。ただ、進行役の個性でワークが変容することが面白いので、ワーク内に自由に変えられる「遊び」の部分をつくっておきます。

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細胞分裂型ワークの特徴3:絶滅

参加者が強制的に次回のワークをやる必要はありません。やってもいいなと考えた人だけが実施します。分裂しないで絶滅する可能性もある。

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細胞分裂ワークの特徴をまとめた図

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細胞分裂ワークの例:3年後の会社を考えるワーク

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細胞分裂ワーク事例

会社の公式見解としての3年後の下に、進行役の人が勝手に考えた「会社の3年後」をつけたします。進行役によっておきるワークの「変異」はこれぐらいでもいいです。実際にこれが参加者が3年後を考える「サンプル」になるので、ここに何を書くかで実は結構影響を与えます。

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参加者に書いてもらいます。やってみてわかりましたが、3年後のことを普通に書かせると、お金の話が多くなる説。でもお金は大事だ。

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書いてもらった後に雑談みたいに内容をシェアします。全部で30分ぐらいで、オンラインで完結できる、ぐらいがよさそうです。

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次同じのを誰かとやって欲しい、というお願いをします。

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口頭で、意図を伝える必要がありますね。なぜやってほしいのか?でも、まあやりたくなかったらやらなくていい、ぐらいでOKです。多分ここにいろんな工夫が必要だと思われる。(後述します)

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必要あればこの図で説明する。

事例2:セキュリティ系のワーク「本当にあった怖い話」

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フォントを怖い感じにした方が良いでしょう。

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実際にワークが分裂するかどうかは、やってみたいとか面白そうと思われるかも重要です。「怪文書のような資料」することで面白がってもらうとかも、社風によってはあるかな。ここは会社ごとで違いそう。

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普通にセキュリティの話をしても聞いてくれない。でも、実際に社内で起きた事例だと興味を持つかもという観点です。ヒヤリ・ハットを「怖い話」といってる感じですね。

細胞分裂ワーク事例-2

あとは同じなので省略します。

このワークのいいところ1:「そのテーマに関して本当に考えている社員の割合」の指標になる

「分裂」に社員の主体性の要素が関わってきます。「このワークを自分が進行役になって実施してもいいかな」と考えた社員の割合が、「そのテーマに関して本当に考えている社員の割合」の指標になるかもしれません。

測定されていることがわかると「強制感」が出てきちゃうので微妙なんですが。そこは課題になりそうですね。

このワークのいいところ2:同じテーマで何度でも挑戦できる

分裂しなかったら失敗です。しかし、セキュリティのテーマで「本当にあった怖い話」以外のワークを考えれば、再チャレンジできます。

「3年後のワーク」は、重要性が動機になって分裂するでしょう。こういうのはある程度考えておいた方が良いよね、とか。「本当にあった怖い話」は、単にエピソードいろいろ聞きたいかも、という動機で分裂する可能性を秘めてます。

ここは社員に面白がってもらいつつ、重要だけど緊急なことを浸透させていく、という試行錯誤をやる側が楽しむのがいいかと思います。まだ私もわかりません。

普通にお知らせすればいいじゃん、という視点

確かに。それでみんなが聞いてくれるならそれが一番よいと思いますが、もうちょっと本当にそのテーマについて考えてもらう方法はないかなー?という観点で思いつきました。

このワークのいいところなど、私も試行錯誤中なので、まだわかりません。でも何かありそうなので、noteに書きました。新しい発見がありましたらお知らせします。

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